Glee / グリー

FOXのTVドラマで昨年全米のティーンを中心にヒットした作品が早くも日本上陸!ということでお正月にFOXチャンネルで先行放送たまたまやっているところを見ました。気にはなっていたけど、低年齢層向けだと思っていたのでチェックしていませんでした。でも、見れば納得。おもしろい。『ハイスクール・ミュージカル』を卒業した女の子たちがハマるのにぴったり!私としては、学園物の典型にはまりまくったキャラクター設定がすごく面白かった。
キャストを簡単に紹介。主人公のレイチェル(Lea Michele)はゲイの父親たちに小さい頃からバレエや歌の英才教育を受けさせられ、舞台に立つことが夢のドラマクイーン(妄想が強い)。『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』のReese Witherspoonを髣髴とさせる、ちょっとでしゃばりな優等生タイプ。格好も女の子らしい、プレップなものが多く、チェックのスカートにハイソックスとか、ちょっと今時ではない格好を平気でしちゃう。
で、彼女が恋に落ちるモテ男、フィン(Cory Monteith)はアメフト部のエースで学校を牛耳る典型的ジョックでかなりの筋肉バカ。Freddie Prinze Jr.、Josh Hartnett、Channing Tatumと続く、アメリカ学園物に必須のキャラクター。またこのドラマはコメディだからいくらモテ男だからって容赦してないところが潔くて面白かった。フィンは本当に脳みそが足りなくて皆を呆れさせる。また、女の子とやることに興味深々なところも正直。
そんなフィンの彼女がチアリーダーで学園の女王クイン(Dianna Agron)。いつもチアのユニフォーム姿で取り巻きを連れて歩いている。レイチェル達グリー部とは初め敵対していたのでスパイとして送り込まれた。金髪の髪をきゅっとポニーテールにして、保守的な町の子らしく婚前性交渉禁止活動を積極的に行っていたが、妊娠が発覚。その後立場は急転。グリー部の子達とも打ち解けていく。
ハイブランドマニアのカート(Chris Colfer)はジョックスにゴミ箱に投げ捨てられるルーザー。母親を亡くしているため厳格な父と2人暮らし。息子がダンスの練習をしているのを訝しげにみる父を安心させようとアメフト部に入る。その後カミングアウトし、フィンを挟んだ3角関係に参戦する。私はこのキャラクターが1番好き。『United States of Tara』のマーシャルに告ぐ現代のティーン・ゲイ・キャラクター。こちらはより誇張されているけど、ビヨンセの「Single Ladies」をあんだけ完璧に踊られたらファンになっちゃう!
迫力ボディに迫力ボイスの持ち主メルセデス(Amber Riley)。多分この子はそんなに校内の階級は低くはないと思う。格好も今時だし、明るいから普通の生徒ってところ。でも、本人としてはもっと目立ちたいという意識があって、自分の才能を信じているし、スターになりたいと思っている。だから理想と現実の間でむずむずしてたんじゃないかな?グリー部という自分を表現できる場所と仲間を得てからは彼女は無敵だ。
アジア系でどもりが特徴のティナ(Jenna Ushkowitz)は、青メッシュが入っているように、マンガやゲーム、コンピュータが得意そう。初めは大人しかった彼女が次第に自分を出していって生き生きし出す。
車椅子に眼鏡でひ弱な見た目のアーティ(Kevin McHale)はクラシック・ギター・プレーヤーで、ハンディキャップを感じさせない明るくてひょうきんなキャラクター。
アメフト部でフィンの親友パック(Mark Salling)は、モヒカンヘアーからもわかるように不良きどり。女癖も悪い。
と、これだけ揃えば完璧っていうキャラクター布陣。
それに加え先生のキャラクターも個性的で、顧問のシュースター先生は過去の栄光を忘れられない30代男。美人の奥さんとちょっと倦怠期?ってところにスクール・カウンセラーのエマと良い感じになる。エマは重度の潔癖症。でもこの人のかっちりしたミス・アメリカって感じのファッションはかわいい。そんなところに奥さんの妊娠が発覚し、日系ハワイアンの体育教師はエマに求婚。また、グリー部をつぶそうとやっきになるチア部の顧問スー・シルベスター(Jane Lynch)が最高。いつもジャージ姿で背丈もあるので迫力満点。いつも勝気な表情で無情に計画を進行していく。そんな彼女にもやさしい一面があったり?奥さんの妊娠が実は想像妊娠だったけど、嘘をつき通してしまったり、シュー先生とエマはお互いを意識しずにはいられなかったり・・・と大人たちもいろいろある。
娘はフィンに、母親はシュー先生にという、良い具合にイケメンがあてがわれているところもうまいと思った。
グリーで歌う曲は、『グリース』や『ウエスト・サイド・ストーリー』の様なミュージカルものから、カニエ・ウエスト、リアーナ、ケイティ・ペリーなどのポップ・ヒットソングが沢山。インディからはエイミー・ワインハウスやリリー・アレンが歌われる。でも、メインソングがジャーニーの「Don't Stop Believin'」な様に、ロックのセンスはボン・ジョビ、ヴァン・ヘイレンといったようにダサいのが残念。でもそのメジャー感が一般TV視聴者には受け入れやすかったのかも。

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