Jay Reatard, No Bunny, Hunx and his Punx, Box Elders, Useless Eaters @ Ottobar 10/3/2009

遅くなってしまったけど、ちゃんと残しておこうと思う。
今となっては本当に奇跡のような一夜だった。
Jayのレーベルのツアーで、この東海岸ツアーはJay Reatard, No Bunny, Hunx and his Punx, Box Elders, Useless Eatersでまわていた。本当にファミリーといった感じで、他のバンドのサポートしたり、ライブを観客と一緒に見ていたり、終了後は物販も皆でやっていたし、外でまったりしてりるのも仲良さげだった。
何が奇跡かというと、やっぱりこのラインナップ。はずれがない。ガレージ・ロック・ファンにはたまらない。
Useless Eatersはメンフィスの新しいバンド。ベースはJayがサポートしていた。このバンドの魅力は何といってもボーカルのセスだ。浅黒い肌がつやつやしていてまだあどけない顔しているけど、その美しさはこの世のものではないのではないかと目を疑うくらい。筋肉もバランスよくついていて本当に恵まれた体をしている。そんなギリシャ神話の世界から抜け出たような子が性急なパンクをやる。本当に性急すぎて、荒削りな部分が多いのだけれど、勢い余ってステージから落下してしまうほど熱いステージパフォーマンスからは彼のやりたいことが伝わってくる。これからが期待な逸材。
Box Eldersは、全然期待していなかった。だからその分目の前で起きていることが信じられなくて純粋に驚いて楽しんだ。知っている曲は1曲だけだったけど、この異色なバンドを見ることが出来てよかった。何がそんなに目を引くのかというのは、ステージの組み方ですぐわかる。真ん中にドラムセットがあって、そのすぐ横にキーボードが設置してある。そう、このバンドのドラマーはキーボーディストなのだ。立ったまま右手でドラムスティックを握り左手でキーボードを、口にはマラカスと本当にせわしなく動いている。まるで蛸の様だった。またギターのおじさん(キーボードの人も結構おじさんだった)は何とダブルネック・ギター。これもまた初めて目にするものだった。この人たちは3人で可能な限りの音をつくりだそうとしているのだ。そしてベースは栄養失調のような少年。かなり浮いている。ブルーの迷彩ジャケットにオレンジのパンツという格好のせいもあるかもしれないし、長く伸びた髪の毛のせいかもしれないが、かなり普通じゃない見た目。そんな異様な3人がノリノリの音楽を届けてくれる。摩訶不思議な体験だった。
Hunx and his Punx。これも今回の目玉。この風変わりなエンターテナーに魅せられて、いよいよ目の前にする。バックバンドは定まってないようで、今回はいつものNo Bunnyとドラムの女の子の他は、迫力ボディの女の子と、「Gimme Gimme ...」の美少年がいた。あの美少年を生で見られるとは思ってなかったからラッキーだった。私のいたところからはちょっと離れていて見にくかったけど。セスはマント(というか布)をまとってやってきた。かわいこぶりっこの帽子もすぐとれちゃうし、ドットのレギンスは大事な部分が破れちゃうし、あんまり美しいものではなかった。でも、やっぱり楽曲が素晴らしい。いっぱい聴いていたから一緒に歌えて楽しかった。途中、男の子をステージ上にあげてお仕置きしたりとパフォーマンスもなかなか手馴れた様子。
No Bunnyは、何と言うか。まあ、汚い。写真で見てもわかるように、あの1度も洗われていないであろうウサギの生剥ぎみたいな仮面は本当にホラー。そしてなぜかバンドメンバー全員露出度が高い。決して若くもないし、美しくもないのに。そして本当に激しいステージ。No Bunnyは2階(というかバルコニー?)によじ登ったり、落ちてきたり、人の上を移動したり。この時ばかりは非難していたので正解だと思った。お客さんもここらへんから皆前へ出てきて盛り上がってたし。
Jay Rreatardはセッティングの時から感じていたんだけど、Jayという人は本当に神経質というか完璧主義な感じで、ステージに対する姿勢がものすごく伝わってきた。余計なことは一切喋ることなく立て続けに曲をこなしていく。そして見もののWヘッドバンギング。もさもさの頭がふわふわ揺れる様は圧巻だった。だんだんJayがヒートアップするにつれて観客も盛り上がっていく。高校生のような子達から年季の入ったロッカーまで客層は広かったけど、熱い感じは一体となっていた。終了後、どうしても目の前にしてみたかったので待っていた。いよいよ出てきたJayはビデオカメラを持った人と一緒だった。近づいて声をかけたらすごく驚いた顔をした。私もすごく驚いていた。今までにも何人かのバンドの人に会ったことがあるけど、ここまでオーラを感じたことはなかった。私が勝手に怖がっていたのかもしれないけど、人を近づけないという目に見えないバリアを感じた。それにすごく大きかったし。一緒に行った友達はその様子を遠くから見ていたらしいのだが、かなりおかしな光景だったと教えてくれた。私が去ったあと、Jayは2度見してたらしい。向こうにとってもおかしな出来事だったのかな。
photo set

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