Misfits / ミスフィッツ-俺たちエスパー! Series 3 新メンバー加入、新しいパワー

by - 2/16/2012


『Misfits』がブログ検索で結構反応があって嬉しい。日本でも需要があるんじゃない?
アメリカ版もつくられるとかで、『Skins』の二の舞にならないといいけど。これは学校が舞台じゃないし、土地も置き換えやすいかな?あとやっぱり演じる俳優さんの魅力も大事。キャスティングしだいで期待値が変わりそう。

ということで、本家のシリーズ3。
主要メンバーのNathan(Robert Sheehan)がいなくなってしまった。
前回は、パワーを売った後、やっぱり欲しいということで、再度もらいに行ったところで終わった。その後、Nathanの新たなパワーを使った「Vegas Baby」 というショートムービーがつくられ、彼は去った。


そして、新しいシリーズが始まって、最初に現れたのが新メンバーのRudy。もうどんなパワーなのかメンバー自身が知っているので、今回は隠さず紹介します。
Rudyのパワーは分身。ちょっと内気で優しい性格と、おちゃらけていて能天気な性格の2人に分かれる。シリーズ3が面白かったのは、この彼のおかげもある。Nathanの穴を埋めるようなムードーメーカーとなるキャラクターを上手く補充できた。さらに、シリーズ2で自信をつけたSimonに換わるような大人しいキャラクターまで追加して。とても便利な役。しかも、彼は演技が上手だから、この2役を難なく演じているし、他のメンバーとの相性もよかった。
そして、このRudyとの出会いで物語が始まり、メンバーはまたCommunity Serviceの状態に戻されてしまう。オレンジのつなぎ再登場!これで『Misfits』です。

さて、オリジナル・メンバーはというと。
まず、Simon。彼の新しいパワーはちょっと未来が見える。彼の今回のミッションはAlishaを守ること。「Future Simon」に自分がならないと、と頑張っています。いつもからかわれていたNathanがいないので、しっかりと発言することも増えたけど、やっぱりKellyやCurtisからは下に見られているのは変わらない感じ。Alishaとはあの隠れ家で一緒に暮らしている。

Alishaのパワーは、誰かの視界が見える。もう触っても相手が発情しないので自由なんだけど、Simonがいるからもう落ち着いている。

Curtisのパワーは性別を入れ替えられること。女になった時は別の女優さんが演じている。Curtisは、ドラッグ問題で陸上選手としての道が閉ざされてしまった過去がある。彼は、女の体でその夢に再挑戦しようとする。漫画では良くあるけど、これはうまいパワーの使い方だと思った。

Kellyは、彼女曰く「fuckin rocket scientist」天才科学者のパワーを得た。でも、兵器をつくれる程の知識があるのに、あんな喋り方だから信じてもらえないという。


今回は結構Kellyが活躍していて、パワーを与えたり取ったりできるパワーのSethとのからみが増える。彼にもミッションがあって、探しているパワーがあった。それは、死人を生き返らせることができるもの。というのも、彼は自分のミスで恋人を亡くしたことを後悔していた。でも、このメンバーたちとつるむ機会が増え、Kellyと親しくなっていく。Kellyの方も気になるみたいで、2人は徐々に近づいて結ばれる。そんな時に、探していたパワーを持った人が見つかった。Sethは昔の恋人のことをどうしても忘れられず、そのパワーを使うことに(このパワーをもらったのは、自分のパワーで困ったことになっていたCurtis)。しかし、蘇ったかと思った死体は完全ではなく、ゾンビのように、生き血を栄養にしないと生きていけなかった。しかも凶暴になっている。これはやっかいなパワーだ。
ということで、まだどんどん人を殺していくメンバー…。

さらに、最後は今まで彼らが殺した人たちがコミュニティ・センターに現れて復讐しようと襲ってくる!
何でもありだ。

何でもありといえば途中、タイムスリップできるパワーを持った人が出てきて、ヒトラーを暗殺しようとするんだけど、それがうまくいかず、しかも現代の携帯電話をヒトラーが手にして未来はナチスに支配されてしまったという設定の話になった。Simonはナチスの軍隊で働いていて、Alishaは捕虜のような奴隷のような。CurtisとRudyは反組織で活動している。いきなり時代劇みたいになって面白かった。

最後は「えー」って感じで劇的に終わり、シリーズ4へ続く。という感じ。

今までシリーズを見て来た人は面白いけど、このシリーズから入って見る人には面白いのかな?人気が出て予算も増えたのか、映画みたいに派手になってたけど、 最初の頃のようなIndie感というか、和気あいあいとチームでつくってる感じが薄れた気もした。それはちょっと残念。オリジナルのメンバーじゃなくなってるから違うものになって当然だけど。シリーズ4ではさらにメンバーが減るのでもっと寂しいな。

ついでに、それ以外で面白かったエピソードを紹介。


Peterは漫画を描くのが趣味な内気な青年。かつあげされてるところをSimonに助けられて憧れる。「漫画で見ていたヒーローが現実にいた!」Simonも、友だちがいなかった過去があるので、そういう風に慕われるとほっとけない。そして、2人は友だち同士のようにつるむようになり、Alishaとの隠れ家にも連れて来てしまう。Alishaはそれをいいように思っていない。Peterも、Simonが理想のヒーロー像と違ったことをするのが許せない。そして、彼にもパワーがあった。彼が漫画に書いたことが本当になるのだ。そのパワーを使って、Simonを思い通りに操るが…。


シリーズ1で登場したRachelが再登場。彼女は彼女が言ったことをしないといけなくなるパワーを持っていて、その力で若者たちを品行方正な道へ進ませた。その彼女が復活し、何をするかというと、「あんなの間違いだった。もっと自由に生きたい」ってセックス、ドラッグなどいろいろ初体験してやりたいようにやる。
この女優さん、Jessica Brown Findlayが最近観た『Albatross』で主演をやってたんだけど、全然イメージが違う役でびっくりした。きれいな顔で、こういう女の子好き。

音楽的には、The Black Keysは最近本当にいろんなところで耳にする。
あと、Cultsがいっぱい使われていた。他には、主題歌のThe Raptureはじめ、Justice、Basement Jaxx、Caribou、Four Tet、Spoon、The National、Bon Iver、Laura Marlingなどエレクトロ、ロックいろいろ。

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