Goats ~壊れた家族の中で自立する子ども


親が離婚して、別々のところで暮らしている。
子どもは片方と一緒に暮らしていたが、 あるきっかけでもう片方のところへ行く。
自分が知っている親とは別の生活を始めている親。
親から聞く相手のぐち。
そんな平穏じゃない状況の中で自立していく子どもの話。

よくある話だけど、今回は場所と家族が一風変わっている。
場所は、アリゾナ州ツーソン。
サボテンのはえる乾燥した土地。
主人公エリス(Graham Phillips)は、ヒッピーのような母親(Vera Farmiga)と暮らす。
母親は自分のことしか見えていないような子どものような大人。
ひもの様な生活で、ギラついた男と付き合っている。


同居人はGoat Man(David Duchovny)。山歩きのお供ヤギを飼っている。
本業(?)は、マリファナの栽培。
人のいない場所なので、平気で外で吸っている。
エリスもときどきお供している。
父親がいないので、ヤギ男が父親代わりになっているのか、ヤギを連れてのハイキングも一緒にしている。

本当の父親はなかなか連絡をくれない。
若い妊娠している奥さんがいる。
エリスは高校進学を機に、父親の母校である東海岸の私立男子校に行くことになる。
寮のルームメイトは、おしゃべりでぽっちゃり体形で進学意識の高い子。
彼はよくいる良い子ちゃんで、大人の前では別の顔を使い分られる。
エリスの家庭は離婚して一度壊れているけど、まだ彼のとこに比べたらマシかもしれない。
構ってくれない親だから、彼はあんなにも早口でいっぱい喋るのかな?

親は勝手だなって思うようなシーンがいくつか出てきた。
カードだけ置いて出かけるってのは冷たい親のあるあるかな?


そんな彼と対照的にエリスはおっとりしている。
でも、たくましさもある性格。
育った土地と、放任の親からくるものかな?
そういう放任な感じの親だと子どもは割りと早く大人になる。
自分でなんでもしないといけないから。

エリスは特別優等生じゃないけど、そこまで不真面目なわけでもない。
結構受身なところがあって、 言われればちゃんとやる。
反抗期は子どもの自立の過程で必要なものだと読んだけど、エリスは反抗期のない子って感じ。
反抗期がないのは、面倒くさいっていうのかな?
親が自分のことで精一杯な感じなのに、さらに子どものことで面倒増やしたら悪いよね?っていうような。
空気読めすぎな子ども。

そんなエリスが、生活の環境を変えて、今までなかったような体験をして自立していく。
苦労にぶつかった時に、いつもはどこかにいってた親が手助けしてくれたり支えてくれたりするとすごくうれしい。
そうすると子どもはきっと感謝して孝行しようって思うんじゃないかな?
あと、尊敬する。

ロマンスっぽいのもちょっとある。
相手は、男子校内の白百合(紅一点っていうよりは白なの)。
バイトの女性(Dakota Johnson)。

ダコタ・ジョンソンって知的美人って感じでこの役にあっていた。
白シャツにジーンズで大人の女性の色気みたいなものを微妙に匂わせる。
直球のエロじゃないの。すごい。


そして、やっぱり制服っていいね。
アメリカで私立校物って珍しいから、それだけでなんかうれしい。
他の学生が本当に普通っぽい子ばっかりだったので、凛々しい顔立ちとしっかりとした体格のグレアム・フィリップスはよけいきれいに見えた。

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