Life of Pi / ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 ~信じること

 
インド人見たさ8割くらいが目的。
子ども時代のパイかわいかった。
目が真っ黒で大きくて、パーツがどれも美しい。
そして、大きくなったパイも美しかった。
厳しい環境に放り込まれて、自力で生き抜く青年の野生の美しさ。
浅黒い肌、しなやかな筋肉、力強い眼差し。
極限状態に追い込まれて発狂寸前の解き放たれた感情表現。
普通じゃない環境だから見ることができる人間の美しい姿。
3Dのファンタジックな映像もきれいだった。
本当に夢物語みたい。

最後が、信じるか信じないかはあなた次第。みたいな終わり方で、ああ、これは信じることとはという物語なのかと思った。
パイは純粋で好奇心旺盛な子どもで、出会った宗教は全部試していた。
ヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教。
最初の宗教は親、先祖から与えられたもの。でも、たくさんの神を知っている。
キリスト教に出会ったことを感謝している。でも、わからないことが多い。
イスラム教のお祈りの響きが好き。
一度にたくさんの宗教を信仰しているパイをお兄ちゃんやお父さんは笑いものにする。
お母さんはまだ若いんだから好きにさせてやりなさいと言ってくれる。
そこでのお父さんの言葉が後々まで残る大切な言葉だった。
信じることは簡単だ。だから理性を持って考えなさい。


本当に、信じるだけは簡単。
何かに迷った時、それが道しるべになってくれるから進むことができる。
でも、それが正しいかはわからない。
わからないから余計強く信じてそれがいいって思い込む。
迷いが強い人ほどはまりやすいようにできてる。
同時に、信じるものがある人がかっこよく見えることもある。
信念がある。理想がはっきりしている。ぶれない人は強く見える。
だからこそ、ただ目の前のものを信じるだけではダメなんだ。
自分の頭で考えないと。
知識や教養を持たないと。

パイはサバイバルにあたって、まず救助ボートについていた説明書を読んだ。
その指示に従って準備をして行動した。
生き残ったのは精神力だけの問題じゃない。
知識を持って、対応したことも助けになった。
そして、信じること。

パイの好奇心旺盛な若者らしさ溢れるシーンが印象に残っている。
2つとも嵐に遭遇したシーン。
彼は強風に投げ飛ばされても、大雨に打たれても喜んでいる。
稲妻を見て歓喜する。
嵐がくるとテンション上がるのはだんぜん男の子のが多いと思う。
だから、こういうサバイバル・ドラマの主人公になるのは男性だけだと思った。
夢見がちで、息抜きの笑いがあって、感情だだ漏れてる。

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