桐島、部活やめるってよ ~神木隆之介くんがかっこよすぎる!


否定的なことを書いてしまうのは悪いと思うけど、期待してたから、もっとやって欲しかったって思っちゃった。
日本映画を年に1,2作くらいしか観ないから、他の日本映画と比べてどれだけ進歩的とかすごいことしたってのがわからなくて、アメリカ映画の同ジャンルのものと比べてしまうのも良くないと思うけど。

まず、自分がTeen映画、学園物が好きな理由のひとつに、その時代をすごく感じられるってことがある。
『ブレックファスト・クラブ』の様に、どの時代の子が見ても共感できる古典作品ってのがあるけど、流れてくる音楽だったり、着ている服や持ってるもの、また子どもたちの様子には時代を感じることができる。
『桐島、部活やめるってよ』の場合、いつの時代の話なのかよくわからなかった。
日本の中高生は基本、制服を着ているから、ファッションで時代を出すのは難しいかもしれない。
でも、その時代時代で着こなし方が違ってくるし、髪形や、小物なども変わってくると思う。
教師と生徒の映画じゃなくて、子どもたちだけの映画だっただけに、なんかもっとって思ってしまった。

あとは、映画オタクの主人公、前田涼也役の神木隆之介くんがかっこよすぎる!
あの黒縁眼鏡はオシャレ眼鏡でしょう?それとも神木くんがかけてるからオシャレに見えるの?
あの眼鏡がなんてことない細い金属のフレームの眼鏡ってだけで印象が変わると思う。
それとも、今の学生は地味目の子でもオシャレ眼鏡をかけてるの?(安く買えるようになったから?)
うーん、でもああいうオタクキャラなら、素眼鏡のが萌えるでしょう?
その点では、主人公の友人、武文(前野朋哉)はよかった。
まわりのことは気にしないで趣味の世界に没頭してるから、外から見たら笑っちゃうようなぎこちなさがある。
アメリカ映画では、そういうオタク(Geek)男子生徒キャラがもうすっかり確立されている。
マイケル・セラ(『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『JUNO/ジュノ』)、ジェシー・アイゼンバーグ(『アドベンチャーランドへようこそ』『ソーシャル・ネットワーク』)、ポール・ダノ(『リトル・ミス・サンシャイン』『ガール・ネクスト・ドア』)などはそういう役で有名な若手俳優(若手って言うにはもう大人?)。
オタクでダサくてキモかったりもするけど、全体的にはかわいいでまとめられていて、女の子のファンも多い。
こういうキャラクターは、ぼそぼそ喋る、早口、猫背、人の目を見られない、挙動不審とか、 見た目の不恰好さに加えて、性格でもぎこちない様子がわかる。
(ジェシーを表している中でAwkwardって言葉が使われてて、これ本当ぴったりだと思った)
新しい『スパイダー・マン』のアンドリュー・ガーフィールド(友人曰く「笑顔が気持ち悪い」そう)も、やっぱりどこかぎこちない。
エマと喋ってる時の浮かれっぷりとか、一緒にいるときのとろけすぎな表情とか。
で、話が戻るけど、神木くんはかっこよすぎる!美少年のがいいかな?
ちょっとぎこちなさ出してるってところはあったけど、もっとやっても良かった。
子役出身だし、 それくらいしてくれそうって期待があったから(イライジャ・ウッドとかと比べたらだめ?)。
神木くんがさらさらヘアーの天使なテミンじゃなくって、クラスにいても興味持たれないくらいの地味さで、でもそういうの好きな地味女子からは密かに見られてるくらいのリアルな見た目だったら!
(『ブレックファスト・クラブ』のアンソニー・マイケル・ホールとか本当にすばらしい存在感だ)
あと、好きな映画がロメロって!渋すぎる。
(でも、小さい頃からゾンビ映画が大好きな映画オタク(男)知ってるからそういう人は実際にいるんだろうけど。でも、今の日本の高校生がこれを見て、そうそうああいうオタクっているよね~ってなるのかなあ。ってそもそも高校生のための設定じゃない?あのラストになるためにはゾンビ映画じゃなきゃだめだし)
ここが1番文化を出しやすい場所だっただけに。
あと、映画部の他の生徒たちもよかった。
主人公の友人だったり、映画部の子たちを集めて別のオタク映画つくっちゃうような、日本のジャド・アパトーはいないのかな?
(そういえば、『Freaks and Geeks』のGeeksたちも放送部?だった。そこでフランコと仲良くなるの)
(でも、キモくてダサくてオタクなだけじゃだめ。かわいいもないと)

女の子たちはみんなよかった。
橋本愛ちゃんかわいいし。
松岡茉優ちゃんの演技が1番目を引いた。

日本アカデミー賞とかで超話題なので、これを機に学園物って?ヒエラルキー?スクールカーストって?興味を持った人が洋画にも手を伸ばすようになるといいなと思った。

ShortList誌が選ぶ学園映画ベスト30 (part.1)

The 30 best high school movies

イギリスの雑誌が選んでいるので、いつも見るのとちょっと違う作品も選ばれていて興味深い。

一気は大変なので、少しずつ英語のお勉強。


Dazed & Confused (1993) バッド・チューニング

そう、これは最も完璧で信頼のおける場所と時代に設定されている、1976年のテキサス州オースティン。でも、この典型的な高校映画は、学校の門をくぐり抜けたすべての人に話しかける。だから、ほとんどみんなに。暴動、セックス、ドラッグ、スポーツ、独裁的な権限、奇妙な入会儀式、そして、えっと、木工品。すべてがこの象徴的なリチャード・リンクレーター監督の映画の特徴。


Grease (1978) グリース

学校は教育や、想像力を養ったり、 子どもに人生で成功するのに必要な技術を提供する場ではない。そう、それは音楽や、速く走る車、オシャレに見えること、異性とやること。そして、このハリウッドの真実によって、『グリース』はいまだたいへんな合言葉だ。あと、オリビア・ニュートン・ジョンの革のスーツ…


Carrie (1976) キャリー

これまでに『キャリー』以上にうまく、学校にいる間軽蔑された部外者のすさまじい苦しみをとらえた映画ってある? ひどい虐殺が最もアメリカ的な慣習、学校のプロムで行われるのは、“のろいはのろい主に返る”という最もわかりやすい例。シシー・スペイセクはこのスティーブン・キングの記憶に残る話の身も凍るような映画作品でずば抜けている。


Back to the Future (1985) バック・トゥ・ザ・フューチャー

このすばらしい1985年の映画で、古典的な学園映画がSF冒険映画の風変わりな主義とぶつかり合う。マイケル・J・フォックスが、学校で両親を本当に一緒にすることを確実にするため時間を戻るという、生涯の役を手に入れた。そこで彼は学校の仕組みが30年間で劇的に変化していないことを発見する。確かに現在も存在するものがある。


Ferris Bueller’s Day Off (1986) フェリスはある朝突然に

ジョン・ヒューズはこのリストにたくさんの映画を入れていただろう(『ときめきサイエンス(Weird Science)』、『すてきな片想い(Sixteen Candles)』、『恋しくて(Some Kind of Wonderful)』はみんな落ちた)。それらは彼が芸術の熟練者だったことを示す。この魅力的な外出で、マシュー・ブロデリックは、高校を楽にしたいとあがいている若者、フェリス・ビューラーとしての著しい方向転換によって、左寄りになる。

My Best 10 High School Music Videos

今年1番のショックなニュース、マイケミ終了。
突然すぎて、全然心の準備ができてなかったから、余計に。
だって、EPとか出してて、ジェラルドもTwitterでつぶやきだしてたし、今年はアルバム出すのかな?なんて思ってたのに。
本当、私にとったらThe White Stripesよりもショックが大きい。
だって、あっちはまだジャックがいるからさあ。

ということで、マイケミ絶賛するための企画。

学園物のミュージック・ビデオをまとめてみた。

My Chemical Romance - "I'm Not Okay (I Promise)"


OPの台詞から、字幕で出てくるメッセージ、そして歌詞と、もういつ見てもこの完成度は素晴らしいと思う。
ゴスっ子バンドが、学校のダサい子たちを代表してメッセージをなげかける。
暑苦しすぎなくて、純粋な(ちょっと芋っぽい)ところがジェラルドはじめMCRの魅力。
実験とかロッカーとか図書館とか学園物お馴染みの光景がたくさん。

学園物のMVは校内放送を使って曲を流すってのはほぼ鉄板ね。あと廊下を闊歩も。
部活動というか、キャラではジョックス、チアリーダーの花形に対して、マーチングバンドなどのおたく(Geeks)がよく登場する。

Hellogoodbye - Baby It's Fact



これは、生徒会長選挙がテーマ。
といえば、『Napoleon Dynamite』(バス男とは言いたくない)!!
オタクで好きな子にも話しかけられない主人公が選挙に出ることになちゃって、そこで自分の気持ちを伝える。
最後はマーチングバンドの力を借りて告白!(『恋のからさわぎ』)
この時期のHellogoodbyeが1番メンバーがよかった。
もろGeekなボーカルに、頭脳タイプの親友(キーボード)、体自慢の脳みそからっぽマスコット的キャラクター(ドラム)、いつもハイになってるような脇役だけどたまに良いこと言うやつ(ベース)。これがすでに学園映画みたい!

Free Energy - Bang Pop


学期最後の日。(『Dazed and Confused』)
シャワールームで女の子の裸。(『キャリー』)
廊下を演奏しながら闊歩。で教師と対決。(『ロックンロール・ハイスクール』)
用務員のおじさんまで出てくる!
学園映画愛に満ちたMV。

We The Kings - Check Yes Juliet


私立校に通うお金持ちのお嬢様と、ガレージで演奏してるバンドマンの恋愛物。
階級が違う男女の恋ってのも学園物でよくある。
このボーカルがかっこいいかは置いておいて、でもヒロインの女の子はかわいい!
窓から抜け出して彼に会いに行く。2人のその後はわからない。

M83 - Graveyard Girl


墓地ですごすのが好きな不思議ちゃんが主人公。
はじまりのカットはもろ『プリティ・イン・ピンク』。
ドラムを熱心にたたくよ(『恋しくて』)。
黒いフーディでサンドイッチもぐもぐからのメイクオーバー(『ブレックファスト・クラブ』)。
アメフト部(?)のイケメンが実はナイーブなジョックで、最後は彼女と良い感じにってのは『すてきな片想い』かしら?
という、ジョン・ヒューズ・オマージュなMV。

Busted - What I Go To School For
セクシーな先生が学校に行く目的だって歌を忠実に再現したMV。
先生が美人なのか?ってつっこみたくなるゆるさもあるけど、イギリスらしく制服着て歌う彼らはやっぱりアイドルだ。
今見てもかわいい。

Miles Fisher - NEW ROMANCE
ドラマ『Saved By The Bell』の学校とキャラクターをメインに、『ファイナル・ディスティネーション』ばりに潔く死んでいく登場人物たち。
かわいた表情がすばらしくはまっている。

Bare Wires - Don't Ever Change
これも『ロックンロール・ハイスクール』にならった廊下を闊歩のシーンがあるけど、低予算なのでちょっとしょぼい。でも、こういうロックンローラーが学園物をテーマにMVやるとかわいさ倍増。

The Academy Is...: About A Girl
本当はダサい自分と人気者になった妄想が交差するストーリー。
ウィリアムはかっこいいでしょ!誰よりも美人だよ!って思うけど、バンドマンはもてないのがお約束。

Deftones - Back To School (Mini Maggit)
最後に、ちょっと時代が違うけど、いろいろ学園物MV見てて気に入ったので。
廊下のシーンがあるけど、スケボーに乗って撮ってるところがいい!これ低予算でもできそうだから、ぜひIndieのバンドに真似して欲しい。
最後はNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」を思わせる、体育館とチアリーダーの中での演奏。

参考:
Top 10 High School Music Videos
http://www.spinner.com/2010/08/25/high-school-videos/

Bully / 追いつめられて~アメリカ いじめの実態~ ~いじめにつてのドキュメンタリー

 

何人かの子どもたちとその家族に焦点をあて、アメリカの学校でおきているいじめ問題についてを描いたドキュメンタリー映画。
こんなところまでもってシーンもあるし、救いがないところもあるから見ていて辛いけど、すごくためになった。

未熟児で生まれ、細身の体形で、目が離れているのを“魚顔”といじめられてるAlex。4人兄弟の長男。歳が近い妹からは露骨にからかい文句を受けるけど、兄弟喧嘩して解決するくらいの関係。まだ小さい下の子の面倒をよくみているが、お母さんは小さい子としか一緒に遊べないことを心配している。今回の撮影を通じて、両親は初めて彼がスクールバスの中でいじめ(暴力)を受けていることを見る。学校に改善を求めに行ったが、どうせ何もしてくれないだろうと諦めている。
校長先生が廊下で困っている子がいたら訳を聞いて対応したり、休み時間に揉め事になった子たちに話し合いをさせ解決させている。だけど、手が回ってないんじゃないかな。この子の問題にもっとじっくりかかりたいけど、時間がないって感じ。
休み時間はみんな教室の外に出るのを命じられているのか、校庭で思い思いに遊ぶ子どもたちの中を1人ふらふらしているAlex。同年代の男の子たちからはからかいの対象になっていて、暴力を受けることもしばしば。バスで乗り合わせた年上の男の子には立ち向かうこともできない。優しいのは同年代の女の子くらい。
彼の妹が来年から中学にあがるから、いじめられっ子の妹だってだけでいじめられるって心配してるのが生々しかった。
唯一心が温まるのは、お母さんが子どものことを思っていて、話を聞いて、行動に出てくれること。小さいAlexが笑ったり何かするだけで、お母さんたちは嬉しかったのよって直接本人に見せてあげる。思春期に入ってちょっと恥ずかしがる年頃かもしれないけど、親から愛されているってことをわかってもらえたら、それを心のより所にしてもらえたら。この期間を乗り越えられさえすれば。


幼い命を自ら閉じた子たちもいる。2人の男の子の家庭が出てきた。
1人は高校生くらいの歳頃。3人兄弟の長男。家の押入れで首をつっていたのを家族が見つけた。まだ小さかった弟もそれを見てしまった。その部屋は今は書斎に模様替えしているがあまり入らない。
もう1人の子は11歳。まだ亡くなって間もない頃に取材したのか、お母さんは憔悴しきっていて、まともに話すこともできない状態。辛かったのは、彼の親友の子の言葉。棺の前で涙が止まらない男の子。

別の女の子はいじめられていることに立ち向かった結果、刑務所(?)に入れられてしまった子。スクールバスで銃を発射した。誰も傷つけてはいない。これもいじめに対しての極端な結果の例かもしれない。子どもが銃を持ってこれるって環境は日本では想像できないけど、それがカッターとかはさみとかで、実際に誰かを傷つけてしまったら、もっと大変なことになるかもしれない。

カミングアウトした女の子も出てきた。男の子の格好をしている。親が受け入れてくれて、味方になってくれる友だちもいるのが救い。都会だったら、もっと受 け入れられやすいんだろうと思うけど、郊外の方にいくと宗教のこともあるし、カミングアウトは重大事項。高校時代にそれをできるって本当に勇気のあるこ とだなと思った。話している本人を見てて賢そうな子ってわかる感じ。
ここ数年、アメリカでゲイの子がいじめられて自殺するっていうニュースが大きく扱われるようになって耳に入ってくる。本当に1人じゃ立ち向かえないと思うから、家族や、友だちがいるってのは本当に大きいと思う。それでも自分なんてって認められずに死を選んでしまう子もいるかもしれないのが悲しい。


郊外の何でもないような学校や家庭が中心で、本当にこれが普通なんだろうなって感じ。

『Waiting for Superman』(2010)っていうドキュメンタリーは見てないけど、これも予告編見ただけで涙が止まらない。アメリカの公立校の学力レベルの低下について扱っていて、貧しい家庭の子どもは学力があって、勉強したいという意思もあるのに行ける学校を選べない。いい公立校に入れるかどうかは運だなんて。



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