Watercolors ~息子のカミングアウトに対する親の反応の見本


親の関係で休みの間、カーターがダニー()の家に泊まることになり始まった恋の物語。
カーターは父子家庭。ダニーは母子家庭。
一匹狼の水泳部員カーターはたばこを吸うし、薬も飲んでて、水泳以外に生きがいがない。
美術部員ダニーは親友が足の悪い女の子で、華奢な体形や女性らしい話方でゲイっていじめられる。
ボロボロになってもまっすぐ向かってくるダニーにカーターも心を許す。

カーター役の俳優さんはこれくらいしか出演がない人だけど、ダニー役の方は他にもいくつかあって、その中には同性愛に関係する作品が多くて、本人もオープンにしている。
そのためか、ダニーという役がすごく魅力的だった。
大きな瞳がくりくりしていてかわいい顔というのもあるけど、表情のつくり方がかわいい。
一般的な地位で言ったらダニーのが弱いはずだけど、カーターとの関係においては積極的なダニー。
その一生懸命さが素直でそれがいいんだと思う。

1番よかったシーンはお母さんに打ち明けるところ。
それも正直で、「カーターとしたよ。すっごくよかった」みたいなことをお母さんに言っちゃう。
お母さんもそこで引かずにちゃんと受けとめてくれるからうれしい。
「どんなことがあってもあなたが1番」って無条件に愛して守ってくれる人がいると心強い。

でも、カーターはそうじゃなかった。
望まれないで生まれたと間接的にお父さんから聞かされるし、唯一の取柄の水泳もとりあげられてしまう。
何も信じられるものがなくなって、ダニーでもそれは埋められない。
からっぽになってしまった。
それはすごく単純な考えで、そんなことくらいでって外から見たら思うかもしれないけど、本人にとっては本当にもう何もなかったのかもしれない。
でも、それで未来がある子どもがつぶれてしまうのを見るのは悲しい。


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