Ping Pong Summer ~卓球版『ベスト・キッド』というよりは『アドベンチャーランドへようこそ』のような


予告編にあった、卓球版『ベスト・キッド』というよりは、『アドベンチャーランドへようこそ』とか『The Way Way Back』のような話だった。

『アドベンチャーランドへようこそ』っぽいなと思ったのは、1985年が舞台で、忠実な時代の空気の再現の部分にある。
主人公の男の子がお気に入りで履いているジップのたくさんついたパンツとか、Boon Boxをかついでカセットテープを聴いているところとか。
Teenといっても主人公はなりたての13歳なので、遊ぶ場所も大人っぽくなく、児童のための遊戯施設みたいなところ。
子どもたちのディスコ(Underage Disco)も楽しそうだった。
あと、バイキングの料理とか、カニとか、フローズンドリンクとかも魅力的だった。

そして、舞台は夏休み。
家族で海沿いへ旅行。
そんな設定が『The Way Way Back』っぽい。
でも、主人公はそれよりも幼いと思うから、自意識とか面倒くさい感じはまだない。
町のマドンナ的女の子に憧れるけど、まだなんかかわいい感じ。
家族関係もそんなにややこしくない。
ゴスのお姉ちゃんがいい味だしてる(この設定も80sっぽい)。

80年代の青春映画、Teen向け映画の軽い感じ。
天気がよくて、みんな(それなりに)おしゃれで、ノリのいい音楽がかかってて、一応ごたごたはあるけど、最後はイェイ!って感じの映画。
お母さんはLea Thompsonだし。

ゴスお姉ちゃんの他にいい味出していた登場人物は、敵となるいじめっ子のサイドキックの方。
この子赤毛でデブで漫画みたいな見た目で、いじめっ子の脇でいつも一言余分に口出して、さらに過剰なくらいの表情をする。
だからすごいむかつく。
あと、マドンナの遊びにきたいとこ(?)も、おませな妹キャラ(『恋しくて』の妹とか?)で、あんまり重要ではないけど、かわいくて印象に残った。

そして、主人公の親友になるTeddy(Myles Massey)がすごいかわいかった。
微妙な違いだから見間違い(聞き間違い)かもしれないけど、映画の中で声変わりして体格も大きくなってた?
それくらい、すごくリアルな、子ども!って感じだった。
表情が豊かで、いつも明るくて、人見知りしない役柄は、途中からCorey Haimに見えてきた(黒人なのに)。
優しくしたらちょこちょこ懐いて、冷たくしたらむくれてしまうルーカスみたいな。
そんなかわいい子どもらしさがあった。

そして、この映画を観るべきなのは、主人公の男の子Radを演じたMarcello Conte
茶色いくりくりした目(時々キラキラ光るやつ)が印象的な、Emile HirschやAnton Yelchinの子役のころを思い出すような子。
賢くて、気が優しくて、ちょっと残念な役回りになってしまうような子どもの役。
子どもらしいいたずらっぽい部分もあれば、おとなしく縮こまってしまうときもある。

『ベスト・キッド』のミヤギにあたる、卓球の先生となる役はSusan Sarandonがやっている。

みんな成長している!

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