Fruitvale Station / フルートベール駅で ~考えることが多すぎて


元日、駅のホームで22歳の黒人のオスカー・グラントが白人の警察官に射殺されるという実際の事件を元にした映画。
その日を追っていくようなドキュメンタリー風に描かれている。
誰が悪いとか考えても誰か個人が悪いんじゃなくて、銃がある社会が悪いんじゃないかとしか言えない。
あの状況で、言い応えをしたオスカーに銃を撃った警察官の方に問題があるとは思うけど、その人についての背景は映画では描かれていなくて、どうしたってオスカー側に思いがいくのはしょうがない。
だからってオスカーが撃たれていいってことにはもちろんならない。
考えることが多すぎて、観た後は気分が落ち着かなかった。

事件以外の部分を見ると、明るくて、調子がよくて、悩んで、苛立って、22歳の彼のいろんな部分が見える。
貧しい生活で、子どもがいる。
仕事は首になった。
お母さん(Octavia Spencer)は息子の苦しい状況を知っても、あえて厳しく突き放して見守る方を選んだ。
22歳で甘えるなと言えないけど、彼女(Melonie Diaz)は何とかしようと働いていて、本人は見知らぬ女の子の優しい人になってて、何かそれってって思っちゃった。
犬のところも、後から悲しむなら何かしたらって思ったけど、そうなるとは思ってなかったってことならしょうがないものなのか(それが彼が撃たれた場面と重なるとなるとそんなこと思ってなかったもんな)。
Michael B. Jordanは、かっこよすぎず、お笑いになりすぎず、ちょうどいい感じでよかった。
Hip Hopしか聴いてなさそうなステレオタイプの黒人じゃなくて、スマートな今どき感が特徴。

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