Very Good Girls / 少女が大人に変わる夏 ~10代最後の夏の初体験


Dakota FanningElizabeth Olsenの相性が抜群だった。
見た目や性格は合わなそうな2人なのに、根の部分が似ているというか、同じ世界に生きているような雰囲気。
それは、子役から活躍する姉妹の姉ダコタちゃんと、有名子役双子の妹エリザベスだからなのかなと思った。
配役も、思慮深く一歩下がっているけど家では反抗期なリリーをダコタが、自由奔放で思ったことをすぐ口に出すジェリをエリザベスがやっていて、姉と妹のような親友を演じている。

ダコタちゃんは、前にも言ったけど、本当どんなに汚れた場面を演じても全然汚く見えないのがすごい。
身体が汚されても、魂は純潔を保っているような。
陶器のような真っ白な肌に、輝く金髪、青いガラスの瞳っていう外見も作用しているし、年頃の女の子の魅力である肉々しさがないのも、彼女から人間らしさを奪っている要因。
けど、それだけじゃなくて、表現は静かなのに強い思いを感じる確かな演技力があるから、どんな役をやっても成り立っているんだろうなって思う。
同年代の女優では別格。替えがきかないという意味で。

エリザベスは、インディ映画に向いている個性を持った人。
ハスキーな声は、一見、賢そうな見た目に“Sassy”な雰囲気を足していて、それがちょっとLo-fiでEdgyな作品に向いていると思った。
今回は、姉のメアリー=ケイトからファッションセンスを引き継いだような役柄だった。
ヒッピー風両親(母はDemi Moore)を持つ子で、ヒップスター行きつけっぽいカフェでバイトしてて、自作曲をバーでライブしてっていう。
でも処女!

ひとりが派手で、もうひとりが地味だったら、地味な主人公が派手な親友に影響されて変わっていくっていう話がよくある展開だけど、これはそうじゃない。
2人とも恋愛経験は同じくらいで(たぶん)、どっちが進んでるとか競い合う感じがない。
お互いの趣味に干渉することもない。
恋愛話はジェリが一方的に話すだけで、リリーは話さない。
話さないから、ジェリはリリーが奥手な子って思ってる。

秋から大学へ行くリリーは、実家を離れてひとりで生活を始める。
だから、これは子どもとしての最後の夏。
でも、家は父親の浮気による離婚の危機でもめていて、自分の居場所を感じることができない。
そんなときに出会った男の子(Boyd Holbrook)。
流されるように、いろいろな初めてを体験していくリリー。
恋愛と、親友と、家族。
人は人ととの関わりの中で成長していくんだという物語。

あと、両親は精神科医なので、リリーが「処女を失った」って打ち明けた場面の父親の反応とかけた言葉はさすがと思った。
普通だったらあんなに冷静に答えられないと思う。
しかもそれまでずっと拒否られてて会話がなくて、いきなり言われたのがそれだったら。

そして、Peter Sarsgaardはここでも若い女の子が好きなのね。

とてもNYが満喫できるところもいい。
音楽はJenny Lewisで、どこまでもGirly。

アーティストDavidのスタジオ兼部屋の内装がすごい

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