Heaven Knows What / 神様なんてくそくらえ ~NYホームレスのジャンキーの愛

Arielle Holmes and Caleb Landry Jones

東京映画祭でCaleb Landry Jonesが登壇するということで見に行った。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズは紺のジャケットに葡萄色のシャツ、蝶ネクタイ、パンツインした黄色いドナルドダックの靴下が絶妙で、登場から目を引いた。
そして喋り出しても、Fuck連呼でお客さんの注目を集めていた。
遅い時間だったから疲れていたのか、途中、マイクを頭にぶつけたり、蝶ネクタイをほどいたり、ほどけた靴紐を結んだり、集中力がだいぶ切れていたみたい。
それでも眠気で?潤んだ瞳がかわいくて、おまけに小顔でちょっとメイクをしていた?アイシャドーとラインが引かれた顔は美しかった。
汚い言葉を使うのもだけど、もったいぶって、本心は言わないような喋りもどこか大げさに感じて、服装や見た目が風変わりなのも相まって、アーティスト・オーラがすごかった。
今までに何度か記者会見などで俳優の人を見たことあるけど、こんなにも気難しいアーティスト然としている人を見たのは初めて。
これは若さからくるものなのか、彼が芸術家気質なのか、どういうつもりなのだろう?
それでも、これまでの作品(『X-Men』を除く)はマイナーな印象が強いので芸術家志向なのかなと思うけど、そしたらあのきれいな顔はきっと邪魔なんじゃないかなと思った。
俳優って演技力はもちろんだけど、顔の職業だなと最近思うことが多く、どんなにやりたい役があっても、似合わないと選ばれるのは難しいんじゃないかと思う。
例え顔を無視して演技力で配役したとしても、顔が向いてるまあまあな演技する人には勝てないんじゃないかな。
そういう意味で個性的な顔は武器にもなるけど、使い方をわかるまでは大変だろう。
それに、それが自分のやりたいことと合うとも限らないし。
と、余計なお世話をひたすら考えていたQ&Aだった。

映画は、主演の女の子、Arielle Holmesが自身の体験を書いた本『Mad Love in New York City』を元にした内容。
NYのホームレスのジャンキーって設定で、純愛の物語っていうとすごくかっこいい、孤高のヒーロー、ヒロインみたいになりそうだけど、そうじゃなく、汚く、貧しく、救いがなく描かれていて、ああはなりたくないと思えたところがよかった。
ただ、環境は普通じゃないけど、ロマンスの部分は普遍なものなので、共感できるようになっていた。
薬に中毒になっている状態で、ひとりの男しか見えないのも中毒で、その状態でその日暮らしってすごいなってのが素朴な感想。
現実だったのがすごい。

若いホームレスは自らそうなってきた人もいるとのこと。
その自由さが若さもあるし、とても魅力的に見える。
実際、映画でも、自由な部分はきれいに描かれていたと思う。
でも、薬に頼って、それ中心の生活で、独自のコミュニティで生きていて、まわりの社会からは完全に閉め出されているっていうのも描かれていた。
たくさんの人が通る街で、誰にも見られずに座ってものを食べている様子。
もうまわりには不審だと思う様子すらない。
最初からないものみたいな感じ。
それでも、図書館や、ファーストフード店、小売店などではその他大勢の中の一員になるし、会話もする。
そうやって社会とかかわりが少しでもあると、ならなんで真っ直ぐ育ってこられなかったのかなって残念に思う。
それには、欝だったり、どうしても世の中にうまく合わせられない人がいるってアリエルがQ&Aで言っていた。
本人の体験から語られる言葉は重い。

Q&Aで監督が、地下鉄でアリエル・ホームズを見て、一目で映画に出て欲しいって思って声をかけたって話をしてて、さらに、「映画にはスターが必要だ。アリエルはスターだ」って言っていて、確かにこの映画で彼女はスターだった。
よく見るとそこまで美人じゃないけど、独特のすれた魅力のある女の子。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、髪を真っ黒に染めて伸ばしていて、眉毛も黒くして、マスカラもしていた?でもひげは透き通る毛質のままだった。
ろれつの回らない独特の喋り方と、やっぱどんなに汚くしても目立ってしまうかわいさで、この子に惹かれてしまうってのがわかる配役。

好きだったモデルYuri Pleskunが出てることをオープニングクレジットで知ったんだけど、見た目がだいぶ違ってすぐにわからなかった。
坊主頭が印象的なモデルだったので、金髪になってて、頬もすこしふっくらしていた気がする。
でも切れ長の目は変わってなかった。

イメージ画像。今も現役でモデルだった

Heatstroke / ヒート・ストローク ~メイジー・ウィリアムズを観る

ヒート・ストローク メイジー・ウィリアムズ

Maisie Williamsを観たくて観た。
映画自体は、何でこの映画をつくろうと思ったか謎。
アフリカの砂漠に2人だけになった反抗期の娘とその父親の新しい恋人が、密売業者から命を狙われ、途中にハイエナの美しい自然映像が入るという映画。
反抗期の娘が父親と2人になるならまだしも、他人と一緒になるから、ドラマ要素よりもサバイバル要素が強くて、結果こんな感じのDVDジャケットになっちゃったんだろうな。
誰が観るんだろう?

見所というか、目的のメイジー・ウィリアムズはよかった。
本当は、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観たいんだけど、とても長くて踏み出せずにいるので、その代わりの映画鑑賞だった。
ボーイッシュな見た目通り、がさつで、生意気な10代を演じる。
母親の元で問題を起こし、父親のいるアフリカへ旅行というか、気分転換、精神修行のようなもののために行かされる。
行かされているので、乗り気じゃない。
しかも、父親の恋人が一緒。
若いし、かわいい人。
ここがアフリカってことを気にしないかのように、iPadを片時も離さない。
充電が切れたら死んだようなもの。
食べるよりもそっちが大事。
そんな風にずっと反抗していたから、父親もあきらめて帰してくれることになった。
そしたら一転、今度は命を狙われて、何も持たず、ただ生き延びることしか考えられなくなる。
顔に砂をつけて、格好なんて気にする余裕ない状態を演じるのがうまいのは、さすがと思った。
子どもらしいあどけなさもないし、女性らしい性的な魅力もない。
メイジー・ウィリアムズはとても中性的で、それがただ生きる人間を表現できる魅力になってると思った。
反抗期部分もすごくよかったので、そっちを中心にした作品も観てみたい。


ヒート・ストローク [DVD]
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Casa Grande / 悩めるジアンのバラード ~おぼっちゃんの肉


ブラジルのリオが舞台。
主人公ジアンは、3階建てプール付きの豪邸に住む高校3年生。
進路について考えるとき。
だけど、親の助言にも、本人はぼんやりして、なんとなく返事をしてるだけ。
彼が今1番夢中になっているのは異性のこと。
住み込みのお手伝いさんの部屋へ夜中に忍び込んで、何かできないかと挑戦するんだけど、お手伝いさんには子ども扱いされていつも失敗に終わる。
友だちとクラブへ遊びに行ってナンパを試みるも、ひとりだけ失敗。
そんなとき、父親の事業がうまくいっていなくて実は家にお金がないという問題を抱えていて、彼を学校まで送り迎えしていた運転手が首になってしまう。
運転手は、ジアンにナンパの手ほどきをしてくれて、彼も慕っていた。
バス通学になって、彼は別の地域の女子高生と出会う。
美人で頭が良い彼女に一目惚れしたジアンは、それ以外のことを忘れるくらい彼女に夢中になる。
彼女とうまくいき、自分の欲望が満たされるほど、それ以外のうまくいかないことに余計に腹が立つようになる。
少しのことでも不安になるし、イライラがおさまらない。
それまで見えないようにされていたから気づかなかった家庭のほころびも、親に余裕がなくなってきているから目につくようになる。
そして、彼女との仲もうまくいかなくなる。
思春期特有のナルシスティックな考え方と、おぼっちゃん育ちの甘えでできている彼に、それはもう耐えられない。
だから、進路に関わる重要な試験の途中で逃げ出してしまう。
彼が向かったのは、元運転手と元お手伝いさんたちのいるところだった。

監督の半自伝的映画だというので、お金持ち社会を皮肉っぽく描いているんだけど、言葉がわからない(字幕だけでは細かいニュアンスが伝わらないところもある)不利もあるのか、冷めて見られず、気分が悪かった。
とにかく主人公のおぼっちゃんが育つ、お金持ち家族の甘えた考えと行動にいらいらさせられる映画だった。
自信だけあって他は何もない父親、心配性で口うるさくて厚かましい母親、ぼんやりぼっちゃん、末っ子扱いがかわいそうだけどちゃっかりしている妹と、家族構成は完璧なのにね。

何が私の琴線に触れなかったかって、きっと主人公の男の子の肉だと思う。
中年の親父みたいなゆるい身体の白人の男の子があんまりかわいくないから。
同級生には、体の引き締まった美しいブラジル!って感じの男の子がたくさんいたので、そこは楽しかった。
でも、その体型こそが現実なんだろうね。
毎日、お手伝いさんがつくったご飯を食べて、スポーツするわけでもなく、てきとうにふらふらしていたらあんな体型に育つよね。
主人公が一目惚れする女の子は主人公に比べて貧しい家庭の子で、希望する大学は公立で、マイノリティの入試優遇枠を使うつもりだと考えている。
そういう話が知人が集まった団欒の場で語られる。
女の子が「私は黒人と日本人の血が入っている」と言うと、大人のひとりは「日本人!」って笑う。
なるほど、そういう感じなのかと思った。
学校でクラスに何人黒人がいる?とかそういう話も出てくる。
あと、ブラジルのお金持ちの描かれ方として、子どもの誘拐を語ったいたずら電話がかかってくること。
日本の「オレオレ詐欺」みたいに、怪しい電話がかかってきたらこう対処するみたいなやり方がもうあるくらいに、当たり前の風景で描かれててびっくりした。

Kill Your Darlings / キル・ユア・ダーリン ~男の子たちだけの青春


Dane DeHaanはすごい子。
もっと早く登場していればって本当に思う。
もっとたくさんの青春映画に出るデハーンを見たかった。
今回は、ファム・ファタールな男の子(ルシアン・カー)を演じていて、似合ってた。
線の細い体型でスーツやコートをおしゃれに着ていて、目にかかる金髪の前髪、そして瞳がものすごく青い。ガラス球みたい。
賢くて、カリスマがあり、常に楽しいこと、新しいことを求めている。
だから、気に食わなかったらすぐに捨てちゃう。
また、自分の武器=美しさを知っていて、それをどう使えばいいかも知ってるのがずるい。
図書館で鍵を盗む作戦中のアレン・ギンズバーグ(Daniel Radcliffe)が、女の子にフェラしてもらってる(たぶん初めて?)ところを正面から(女の子からは見えていない)じっと見ているところとか。
キスをした後、自分の課題をアレンに頼むところは心苦しかった。
そこには行為と代価があるだけ。
友情や愛情はなかったのか。

自殺未遂した後、病院でお世話になったデヴィッド・カマラー(Michael C. Hall)とは、それ以前どんな関係だったのか映画では描かれてないからわからないけど、コロンビア大に来てからは主従関係がはっきりしていた。
彼が心を閉ざしてしまった話も気になる。

エンドロールで、The Libertinesの「Don't Look Back Into the Sun」が流れたとき、これは映画館で見たかったって思った。
もう戻らない、輝かしい青春時代という映画の物語と、The Libertinesの物語が合わさって、すごい相乗効果。
The Libertinesも男の子たちだけっていう感じが強いから、見てるこっちからはより遠い存在に感じるし、憧れる。

For Doherty, poetry came before music, be it the art and symbolism of William Blake, the incomparably witty Oscar Wilde, the transcendent William Butler Yeats, the masterful, defiant Siegfried Sassoon and the Beat poets of Allen Ginsberg’s “Libertine Circle” like William Burroughs, Joan Vollmer (who later became psychotic from Benzedrine abuse), Lucien Carr and Jack Kerouac who so influenced Bob Dylan.

The Roots Of... The Libertines | NME

Bloc Partyの「Pioneers (M83 Remix)」も印象に残ってる。
オケレケの艶っぽい声が場面にあってた。

あと、ウィリアム・バロウズがBen Fosterだって気づかなかった。すごい。

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画像検索で見つけた韓国のポスターがおしゃれでいい!
映画館で入場者にもらえるというポストカードもいい!





キル・ユア・ダーリン [DVD]
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売り上げランキング: 8,375

Complex誌が選ぶ最高にうざいヒップスターな映画の登場人物10人

いつぐらいかな?“Hipster”という言葉を見る機会が増えて、そういう人たちが映画やTVドラマの登場人物としても出てきて。
それがどんな人たちのことを言っているかは想像できたけど、ちゃんとした定義としては説明しずらかった。
そして、アメリカ、NY、ブルックリンへ行って、肌で感じたこともあった。

この記事は、皮肉としてのヒップスターが主に取り上げられている。
「アート系に夢中になってて、親からの仕送りに頼ってて、オーガニックへのこだわりが高いようなこと言ってるわりに行動がともなってないんじゃない?ってつっこみたくなるような人」

2012年の記事だからちょっと古いけど、今はもっと普通なヒップスターな登場人物も見られるようになっていると思う。
『ドリンキング・バディーズ』の地ビール工場で働く人とか、『恋愛だけじゃダメかしら?』のフードトラックやってる人とか。
新しいライフスタイルとしての趣味、嗜好を持った人たち。
まあ、それでも少しはつっかかるなって思うところがあるけど。
むかつくところまでいかない、真似したくなるような見本としてのヒップスターまとめも欲しいところ。

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The 10 Most Annoying Hipster Characters In Movies | Complex

Lena Dunham as Aura, Tiny Furniture

10. Lena Dunham as Aura, Tiny Furniture (2010)

もしヒップスターの女王がいるとしたら、レナ・ダナムだろう。それはありがたいことに、彼女のHBOドラマ『Girls』で明らかになっている。しかしダナムの2009年のデビュー作『Tiny Furniture』を見ると、事実上『ゴシップ・ガール』のキャストと同じヤッピーカテゴリーにハンナと仲間たちを入れる。
警告:以下のあらすじは目の疲れを起こすかもしれない。たぶん目をまわすことが多いから。

映画で、ダナムが演じたアウラは、最近オハイオの大学(たぶんダナム自身が通ったオーバリン大学)を卒業し、仕事を見つけることができるまで、母と10代の妹と暮らすために、ニューヨークの自宅に戻ってきた。後は、基本的に卒業後の生活と、どれだけ彼女が“非常に苦労している”かについて不満を言っているアウラの90分だ。これら全ては、かなりのトラウマとなる体験がなかったようだし、彼女の母は金持ちな芸術家で、彼女はトライベッカのすごいロフト(たいていの人が文字通り殺したくなる)に住んでいるという事実にかかわらず起こる。

「長すぎて、読まない」版?それは、#白人の女の子の悩み 映画


Joseph Gordon-Levitt as Tom Hansen, 500 Days of Summer

9. Joseph Gordon-Levitt as Tom Hansen, 500 Days of Summer (2009) (500)日のサマー

トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、あなたがブルックリンでたとえば10秒くらい?過ごして見ることができる、典型的なヒップスターではないけれど、だからと言って彼がそうじゃないってことにはならない。彼はちょっと捕らえがたいってだけ。

ほら、トムはヒップスター音楽を聴いて育って、大人になっても、大げさで、ロマンチックな愛への考えを持ったまま。モリッシーが「あなたの側で死ぬことはなんて天国のような死に方だ」と歌詞に書いたときにしたように、激しく愛する人を見つけるまで幸せになることはないという信念に賛同している。とても深い!

サマー(ズーイー・デシャネル)に会い、彼が(もちろん)昔ながらのヘッドフォンで聴いているまさにそのスミスの曲に彼女が気づいたとき、それは、彼の目には一目惚れだった。トムは、サマーがロサンゼルスというフロー・ライダーが音楽だって思っているような無限の脱色した金髪ばかりの街で、彼の小賢しい音楽や映画、本、芸術の趣味を共有するかわいい女の子であるという理由だけで、彼女が運命の人だと信じる。まともで、健全な関係は彼にとっては規格以下のようで、彼は壮大な愛の物語が続くことを期待し、そしてそうでないと裏切られたと感じる。

観客は、その後、約1時間、トムが覚えている良い・悪いサマーとの関係にさらされる。映画の最後に、興味を共有することは土台を築くのに十分でないとやっと気付くまで。そして彼が進歩したと思ったとたん、トムは彼の建築への愛を共有するオータム(ミンカ・ケリー)という名前の女の子に会い、彼の優しくて繊細な瞳の奥にハートが現れたのを見ることができる。ありがたいことに、彼がレコードコレクションを比較しようと訊ねる機会を得る前に、映画は終わる。


Rory Cochrane as Lucas, Empire Records

8. Rory Cochrane as Lucas, Empire Records (1995) エンパイア・レコード

ルーカスがヒップスターということに疑いの余地はない。彼は、彼のような人たちの多くと同じように、レコード店で働き、彼の音楽の趣味を共有しなければ、もちろん、ありとあらゆるとても典型的で、苛立たしい独自のやり方で、人々をどこまでも批判する。

しかし、ひどいやつというのはもちろんだが、それは彼を格段うっとうしい者にすることではない。何が彼をうざいひどいやつにしてるかというと、彼が働くレコード店を売却して、チェーン店のミュージック・タウンにする大きな取引をダメに終わらせた事実で、それはすべて彼が“あの人”(ここでは彼や同僚にどんな自営業よりもより多くの財政的な利益を提供することができる大企業のこと)のために働きたくないから。すべては彼の主義のため。

最もいい部分は、しかしながら、彼が取引をダメにする方法だ。彼が店が売却の危機にあって、店長のジョー(アンソニー・ラパーリア)がミュージック・タウンに売られるよりは、オーナーから店を買うことに興味を持っていると知ったとき、ルーカスはジョーが貯めているお金(約100万円)を持って、それを倍にするためにギャンブルをすることが素晴らしい案だろうと決心する。予想通り、彼はそれをすべて失う。

大企業の従業員になりたくないからという理由だけで、従業員みんなに利益をもたらす可能性がある大きな取引をつぶそうとするつもりなら、あるかわいそうな男が君がやっていることと同じことのために貯めていたお金ではするな。ということをひどいやつだと呼んでいるのだ。ウォール街を占拠せよの活動者たちだってこいつのことを嫌うだろう。


Michael Cera as Nick O'Leary, Nick and Norah's Infinite Playlist

7. Michael Cera as Nick O'Leary, Nick and Norah's Infinite Playlist (2008) キミに逢えたら!

この映画のほとんどみんなヒップスターだけど、おそらく数人の浮浪者とトリス(アレクシス・ジーナ)という名前のホットなチアリーダータイプの1人を除いて、『キミに逢えたら!』の登場人物はニック(マイケル・セラ)ほどうっとうしくない。

映画は、電話に向かって元カノのトリスの伝言メッセージによりを戻すのを頼むように号泣する彼(ニュージャージー州ホーボーケンに住む10代で、“全員ゲイのバンド”の“ストレートのベース担当”)で始まる。そして、彼女に新たなミックステープをつくったことが明らかになる。それがヒップスターの愛情表現なので。トリスは予想通りにニックのことなんて何とも思わないが、実質、映画の3分の2の間は彼女を恋こがれることを止めない。とてもホットなノラ(カット・デニングス)が明らかに彼を想っている事実にもかかわらず。

確かに、ノラの魅力の一部は、彼ら2人とも同じ無名バンドが好きで、“音楽のソウルメイト”であるという事実に基づいているが、それはマイケル・セラが明らかに高嶺の花の女の子に悲しい子犬の瞳をするのを見ているよりはましだ。


Paul Dano as Calvin Weir-Fields, Ruby Sparks

6. Paul Dano as Calvin Weir-Fields, Ruby Sparks (2012) ルビー・スパークス

このリストにある映画の多くとは違って、『ルビー・スパークス』は、それが何かをよく知っている人たちによって作られた。音楽、映画、本での共通の趣味だけで他人を判断して関係を築くのをおすすめしているようでも、ヒップスター文化へのさらなる肥やしになるというより、むしろ映画はそういった要素を持った登場人物とあらすじを平気で批判する。一見、ヒップスター宣伝運動に巻き込まれるかもしれないけど、読み間違いしないで。私たちは、主人公カルヴィン(ポール・ダノ)を応援すべきでない。とにかく、映画の終わりまでは。

カルヴィンは、セラピストの命令でルビー・スパークス(脚本家でもあるゾーイ・カザン)という人物をつくるまでは、深刻な行き詰まりで苦しむ小説家。彼女は彼の完璧な女性。彼女が現実ではないにも関わらず、彼女について書くほどに、彼は恋に落ちる。でも、本当に彼を責めることができる?彼女は、彼が欲しいと思っているすべてのものだし、彼の理想で、おまけに彼女は小さい女の子よりも明るい行動をする。それで、何かの魔法のおかげで、ある朝目覚めると、彼女が実在の人物だとわかり、彼は彼女とつきあっている。また、カルヴィンは書くことによって彼女を動かす力を持つ。彼は文字通り、自分が生み出した女性と関係にある。

このリストの登場人物の多くのように、共通の関心事によって関係がつくられ、維持できると考えているような場合、これは完璧だ。その場合から遠いにも関わらず、カルヴィンがわかったことだが。カルヴィンが最終的に彼女を自由にするための努力で、彼の創造物ではないと書き込むまで、彼女を好きに動かすことができたとしても、関係は悪くなる。


Ethan Hawke as Troy Dyer, Reality Bites

5. Ethan Hawke as Troy Dyer, Reality Bites (1994) リアリティ・バイツ

みんながヒップスターとは何かを知るずっと前に『リアリティ・バイツ』に登場したにも関わらず、トロイ・ダイアー(イーサン・ホーク)がまったくのヒップスターだということは間違いない。手がかりを見てみよう。彼はカフェのバンド(Violent Femmesの曲「Hey, That's My Bike!」をカバーする)のギター。彼は陰気で深刻にクォーターパウンダー・チーズについて話す。口に出す程のまともな仕事がなく、最低賃金の仕事を転々としているようだ。それでもなんとかホームレスではない。それはすべて芸術のためなのさ。

彼は、テレビ局で働くビジネスマンというだけで、親友のリレイナ(ウィノナ・ライダー)の新しい恋人に対して特に最低な野郎でもある。単に君みたいにチーズバーガーについて深くないからといって人を判断するAクラスの最低な態度はさておき、トロイは、彼女が付き合っている男に対して酷いやつになってることをリレイナがどう思うだろうというのは気にしないようだ。もちろん、彼の態度はリレイナに感じている深い、ロマンティックな感情だけで覆われているが、不安感はそれの言い訳にならない。


Zooey Deschanel as Allison, Yes Man

4. Zooey Deschanel as Allison, Yes Man (2008) イエスマン “YES”は人生のパスワード

公正を期すために、表題の「うざいヒップスター」はズーイー・デシャネルの役のほとんどに与えることができる。彼女は典型的に、オルタナティブ音楽、芸術映画、かわいらしい古着、思慮(iPodを差し込んだとき、誤って“同期”がクリックされて、コンピュータがiTunesの全プレイリストを削除した時が過ぎた彼女の人生で、苦難を経験したことがないにもかかわらず)が大好きな風変わりなインディの女の子を演じる。そして、おや!彼女にもっと力が。ちくしょう!彼女は今、まるごとそれについてのTV番組に主演している(『ニュー・ガール』)。でもそれが、我々が容赦なく判断しないことを意味するかって?もちろんそんなことはない。

それで、アリソンに対応する。2008年のジム・キャリー主演映画『イエスマン』には多くの異常があったが、デシャネルのアリソンは可能な限り最悪の方法で際立っていたように思う。ひとつには、一瞬でも流行のようなものを追っていると思われることを防ぐため、「メインストリームじゃない」とすぐに指摘した、代理ミュンヒハウゼンという変なインディ/テクノ/エレクトロバンドのメイン・ボーカルを務める。彼女はまた、人生において総てYOLO(今を生きる)の手法を持っているので、彼女は今やりたいことだけをやる。さらに、まともな雇い主は気まぐれでネブラスカへ突発的な旅行へ出かける人を検討しないだろうとしても、まだなんとかして自分を支えて、すべて支払いができる。

もちろん、ズーイー・デシャネルの一般的な様式、超ポジティブ、ほとんど夢うつつな態度でこのすべてを行うのは、カール(ジム・キャリー)のような観客を魅了すると推測する。残念ながら、それだけで私たちは彼女を憎むことができる。


Wes Bentley as Ricky Fitts, American Beauty

3. Wes Bentley as Ricky Fitts, American Beauty (1999) アメリカン・ビューティー

おそらく、このリストの中で最も気味の悪い登場人物はリッキー(ウェス・ベントリー)だが、彼の異常な性癖に気をそらされないで。俺たちの仲間は完全にヒップスターだ。『アメリカン・ビューティ』に彼の手にビデオカメラが添えられてない瞬間はほとんどない。リッキーは芸術のために彼のまわりのすべてを撮影し、風に舞うビニール袋でさえたっぷりと15分も。それにthe cherry on top? 彼は撮影した映像を「僕が撮った中で最も美しいもの」と呼ぶ。その通り、この男はまともな人がするように袋を再利用する代わりに、ビニール袋を15分も撮影した。

それが彼のヒップスターの血統を納得させるのに十分でない場合、アンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)がかわいいチアリーダーだからって、ほとんど知らないにも関わらず、浅はかだと思っていて、彼女を嫌っている。もう一度、間違った理由のためのうぬぼれ。彼女がベル・アンド・セバスチャンを聴いてるとわかったら、すぐに意見を変えると断言できる。


Ellen Page as Juno MacGuff, Juno

2. Ellen Page as Juno MacGuff, Juno (2007) JUNO/ジュノ

これは不人気な意見かもしれない。2007年に公開された『ジュノ』が得た批評家の絶賛の多くを見ている場合は特に。確かに、会話はしゃれてて、すばらしい配役、あらすじは観客の知性を軽視しなかった。ぎこちなく、空っぽな物語で、あまりに多くの爆発の大作映画にあふれた映画館で、『ジュノ』は新鮮な変化だった。しかし、登場人物研究のために、それらを超えて、映画の主人公ジュノ・マックグラフ(エレン・ペイジ)に注目してみよう。

彼女はミネソタの郊外に住む16歳の女の子。平均的なヒップスターみたいに、オルタナティブ音楽を聴き、単に皮肉において物事を好む。たとえば、ハンバーガー型の電話を持っている。親しい友人のポーリー・ブリーカー(マイケル・セラ)とセックスした後、彼女は妊娠していたことを発見する。彼女の年齢から、ジュノは一見、絵に描いたようなヴァネッサとマーク・ローリング夫婦(ジェニファー・ガーナーとジェイソン・ベイトマン)に赤ちゃんを手放すことにするが、彼女は夫に感情を持ってしまう。見た限り、彼が20代の輝かしい日々を恋しがっていて、音楽と映画の趣味を共有する以上の理由もなく。

妻は腹を立てているにもかかわらず、マ後にークが幸せでないので別れると告げたとき、否定はなかった。古いベルベット・アンダーグラウンドのアルバムでくっついている間、ジュノは彼に何かを感じていた。ジュノの若さを理由に少し愚かだったということでいっぱいにするのは簡単だが、彼女の選択は観客を苛立たせることがかなり多い。同じ音楽の趣味を共有することによってロマンティックな感情を発展させることは、映画の中でヒップスター・タイプのほとんどに共通分母と思われる。

また、あのハンバーガー型の電話は単に気に障る。


John Cusack

1. John Cusack as Rob Gordon, High Fidelity (2000) ハイ・フィデリティ

我々を誤解しないで。『ハイ・フィデリティ』はすばらしい本だし、いい映画でもあると思っている。しかし、それはロブ・ゴードン(ジョン・キューザック)やロブ・フレミング(ニック・ホーンビィの1995年の小説)がうぬぼれた、うざい、くそったれでないという意味ではない。

その資質がそれ自身を物語る。ロブの本業はレコード店で働くことで、彼は「何が先に来た?音楽か、惨めさか?」や、「本、レコード、映画、これらのことが重要。俺を浅はかと呼べ。それはクソ真実だ!」のようなことを言うのを好む。また、彼はミックステープをつくる!あなたがすれば、彼はおそらく最初のヒップスターと呼べるかもしれない。

しかしこれを得る。ロブの間違いなくヴィーガン・ケーキの上のアイシングは、彼が勝手に恥ずかしげもなく、音楽や映画、本の趣味で人々を批判するにもかかわらず、なぜ彼の女性関係はいつもうまくいかないのか、自分自身の人生を把握できなくなっているようだ。これは、次々に、彼をもっと病んだ手に負えないガキにしている。繰り返し。

Carrie / キャリー ~クロエ・グレース・モレッツが演じるべき役とは


観る前から好きじゃないと思っていたけど、好きじゃなかった。
始まりから、怖がらせようとしているのが伝わってきて、その時点から好きになれなかった。
自宅のベッドで赤ちゃんを産んで、はさみを持ってるからへその緒を切るのかな?って思ったら、切らないし、その後赤ちゃんを抱き上げるとへその緒ないし。
苦痛にわめいていたのに、ベッドの脇の棚にはたくさんのろうそくに火がついていて、いつつけたの?
って現実的じゃない場面にさらに映画への興味が引いていく。
最後の崩れる家の場面も、木の家に見えるのに、丸い石が多量に降ってくるし、人間には当たらずにきれいに回りに落ちるし(超能力使ってるのかもしれないけど)。
血が振ってくるところだって、3回くらい繰り返して強調するのが、すごくCG!っていう血だし。
母子の話なのか(Julianne Mooreが自傷するの痛そうすぎてだめだった。
この母親の話の方が想いが深そうだったから、この人の若いときの話のが見たいと思った)、女の子と女の子の話なのか(Gabriella Wildeが最後まで目立ってた。悪い子じゃないし。Portia Doubledayはすごく悪い子で、最後も酷くてよかった)、どっちに重点を置いてるのか?って微妙だったし。

観てよかったって思ったのは、Ansel Elgort
この子は少女漫画に出てくる胸キュン男子がはまるね。
ぱっと見、普通っぽいところがその効果を大きくしている気がする。
その他大勢にまぎれてしまいそうな見た目なのに、カメラが寄ると母性本能をくすぐる笑顔を繰り出してくる。
それがヒロインだけに(画面越しの視聴者にも間接的に)向けられている特別感。
ぼさっとして、頭まわらなそうなのに、いざと言うときにはスーツがかっこよくきまって、リムジンで迎えに来て、って王子様みたいな行動が似合う。
『シーズ・オール・ザット』のフレディ・プリンゼJrの役やってほしい。

そして、Chloë Grace Moretz
この映画を見たいと思わなかったのはキャリー役をクロエちゃんがやることになったから。
『モールス』のときも、クロエちゃんが怖くない。
今回も、クロエちゃんは怖くない。
まず、声がすごくかわいい。
特に「ママ」の言い方が子どもっぽさが強くて印象に残った。
あと、口のかたちがかわいい。アヒル口。
お母さん似の赤毛も似合ってた。
お母さんから厳しくされて、小部屋に閉じ込められたり、女の子たちにいじめられたり、プロムというダンスパーティに行くドレスを手作りしたりしてるクロエちゃんが、とってもシンデレラだった。

(『キャリー』と『シンデレラ』のマッシュアップ動画つくられてた)
Carrie Trailer Re Cut

クロエちゃんにやって欲しい役はそういうんじゃないんだよーと、これまで何度思ったことか。
出所を忘れてしまったけど、「外見にあっている」というとてもわかりやすい言い方をしている人がいて、クロエちゃんの場合、わざとなのか、「外見にあっている」役じゃないものばかりを選んでいるようにみえる。
激痩せしたり、激太りしたりっなどの外見から役作りするのは子どもにはできることじゃない。
それに、かわいい子どもになりたくたってなれるもんじゃないのに。
『グレッグのダメ日記』みたいな普通の子ども役をもっとやってほしかった。
『ヒューゴの不思議な発明』もかわいい良い子でよかった。
“ヒットガール”が人気になってしまいすぎたのがいけなかったのかな。

具体的にどんな役をやって欲しいかというと、アナソフィア・ロブの『ソウル・サーファー』や、アビゲイル・ブレスリンの『私の中のあなた』みたいな。
困難にも明るく立ち向かうヒロイン。

こういうクロエちゃんが主人公の映画見たい

『If I Stay』も曇り空な色合いだったからなあ。でも見ないと。

あと、Teen映画でもうよくあることだけど、音楽がすっごくIndieだった。
Vampire Weekendの「Diane Young」が効果的に使われてた。
The Naked And FamousはTeen映画向き。


キャリー 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2014-03-12)
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Hounddog ~12歳のダコタ・ファニングのエロティシズム


幼い女の子をエロティックに撮って見せる映画はつくるのが大変だと思う。
例えば『エコール』の場合は、女の子が集団でいたり、学校という環境や制服などで補っていたりする部分があると思う。
この映画の場合、南部の田舎という設定や、梳かしていない髪、だらっとはだけた洋服や裸足という見た目の要素もあるけど、Dakota Fanningがエルビスの歌を腰を振って踊るという演技によるものが大きいと思う(ダコタちゃんは歌も歌える!)。
大きな木の上で枝につかまりながら(下からおじさんが見ている)、ベッドの上でシーツにからまりながら(ドアのところで青年が見ている)、といった描写で12歳の女の子がエルビスを歌い踊る。

これを素人の女の子がやってもかわいいものかもしれない。
でも、きっとそれは一場面にしかならないと思う。
ダコタちゃんがすごいのは、身体は子どもでも、与えられた役を演じている安定感と安心感があって、絶対的オーラでこの物語の主人公になっているところ。
同じ年頃の男の子と一緒に遊んで、ビールを飲んで、ませている様なところもあって、でもおばあちゃんの手伝いしたり、お父さんを恋しがったり、いろいろな表情を見せてくれる。

そして、ダコタちゃんはどんなことをされても汚れない特殊能力を持っているから、観客が悲惨な場面を乗り越えられる。
もちろん、その場面は痛々しいし、かわいそうとか同情とかするけど、何て言うんだろう?
簡単に言えばオーラなんだけど。
気持ち悪い、見たくないっていうような、カルト作品になることがないと言うか。
子役だけでなく、役者でもそういうものを持っている人は限られた人だけだから、それも才能。
Isabelle Fuhrmanがお金持ちの女の子の役で出ててびっくりした。
ちゃんとかわいい女の子だったけど、この子は主役のオーラよりはどっちかって言うとカルトのオーラを持っていると思う。
10歳にもならない年齢で、いじわるな子どもを演じている時点ですごい。

女の子女の子したイザベル・ファーマンが新鮮

Recast: The Craft 映画『ザ・クラフト』を勝手にキャスティング


今月はハロウィンだし、ということで『ザ・クラフト』を勝手にキャスティングをしてみた。

これは、以前にやったやつ。

Recast: The Outsiders 映画『アウトサイダー』を勝手にキャスティング


久しぶりに見返してみると、話はあんまり現代的でないのかなと思った。
特に、レイシストないじめっこの描写。
学校に白人しかいないってのもおかしいと思うし。
しかもロサンゼルスなのに。
それでも、90年代なファッションはよかった。
男の子が大き目をだぼっと着ていたり、ゴスな着こなしはかわいい。
制服のある学校だけど、着崩しの種類が豊富で楽しかった。

The Craft (1996)

Sarah Bailey (Robin Tunney)
サンフランシスコからの転校生。
物を止めたりできる、不思議な力をもっている。


Kiernan Shipka (14歳)
November 10, 1999 in Chicago, Illinois, USA

物語の主人公サラは、純真なようで、やるときはやる肝が据わった部分もある。
『マッドメン』で年齢に似つかわしくない凄みを見せていたキアナンが合ってると思った。

Nancy Downs (Fairuza Balk)
魔女と言われる3人組のリーダー的存在。
あばずれと呼ばれる。
家が貧しく、トレーラーに住む。


Isabelle Fuhrman (17歳)
February 25, 1997 in Washington, District of Columbia, USA

イザベル・ファーマンの怖さはこの年代では1番だと思ってるので、魔術に取りつかれたナンシーをやって欲しい。
ファアルザ・バルクは独特のハスキー声で良い味だしてたので、イザベルがやるともっとしとしと怖い感じになりそうだけど、キャピキャピ感出してるとこも見たい。

Bonnie (Neve Campbell)
全身にやけど跡があり、夏でも長袖を着ている。


Georgie Henley (19歳)
July 9, 1995 in Ilkley, Yorkshire, England, UK

ゴスっこがはまってたから。ちょっとぽっちゃりなので、ボニーが合うかな。
痛みに耐えて、花開く変化を演じ分ける実力もあるし。

Rochelle (Rachel True)
高校で唯一のアフリカ系アメリカ人で、いじめられる。


Amandla Stenberg (15歳)
October 23, 1998 in Los Angeles, California, USA

最初は、ウィロー・スミスを考えてたんだけど(おしゃれだから)、アマンドラの音楽の趣味もよくて(Vampire Weekendとか)インスタ(http://instagram.com/amandlastenberg)の写真ではだいぶ大人っぽくなっていたからいいんじゃないかと思った。
キアナンとはBFFみたい。

-- ここからはお遊び --
脇役だけど主要な2人は、メインストリームな人から参加して欲しいと思って。

Chris Hooker (Skeet Ulrich)
アメフト部のキャプテンで遊び人。
サラに手を出す。


Ross Lynch (18歳)
December 29, 1995 in Littleton, Colorado, USA

Laura Lizzie (Christine Taylor)
ブロンドに脱色している。
ロシェルをいじめる。


Bella Thorne (17歳)
October 8, 1997 in Pembroke Pines, Florida, USA


あと、サントラはLordeが参加ということで。

November 7, 1996 in Takapuna, Auckland, New Zealand

キアナン&アマンドラともお友だちだし。


追記:
CASTING CALL: THE CRAFT
Interview magazineのドリームキャスト企画でもやられていた。イザベル・ファーマンはやっぱりはまり役なんだね!エラ・パーネルは頭になかったけど、確かに見た目も雰囲気も似てるし合う気がする。

Perfect Sisters ~子役出身女優の成長がもったいない


姉妹がアルコール依存でまともに家族を養えない母親を殺してしまうという、実話を元にした話。
ブロンドで男の子の中心にいるような姉を『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)でぽっちゃり眼鏡の女の子を演じたAbigail Breslinが、髪を黒く染め、目の周り真っ黒、手にはリストカットの柄のアームウォーマーをしているゴスっ子妹を『ナルニア国物語』シリーズ(2005~2010年)の末っ子を演じたGeorgie Henleyが演じている。
(実年齢ではジョージーのが1歳年上なんだね)
とにかく、この2人の演技が圧倒的すぎて、他の大人たち(お母さん(Mira Sorvino)とおばさんを除く)や高校生たちの演技がなんと物足りなかったことか。
それも監督のせいだと思う。
事実を丁寧に伝えることが目的みたいだから少女たちが浮いてしまっている。
同じように事件を起こしてしまう女の子を描いている、ソフィア・コッポラの『ブリングリング』やハーモニー・コリンの『スプリング・ブレイカーズ』がそうじゃないのは、子どもだったり女の子ってのに寄ってるからだと思う。
私はそういうのが好きだし、観たいからこの映画が物足りなかった。
そうできる要素は主演の2人がいればあるのに。

アビゲイルちゃんは、過去にコンプレックスを抱えた女の子を演じていたという刷り込みがあるから、今、明るいのは表面上で、実は苦労しているのではという奥深さが感じられる。
それが、家族の苦労を抱える長女と合っている。
(『エンダーのゲーム』でも選ばれた少年の弟を温かく包み込む姉を演じていてよかった)
それに丸顔だけど、つんととがった鼻やしゅっとした目は大人っぽさも感じさせるから、背伸びしたい年頃の現実味が沸く。
地味なデイビッド(Jonathan Malen)を優しくもてあそぶところがすごくよかった。

ジョージーは、昔との差がありすぎてびっくりするくらい、ゴスっ子が似合う。
全身黒の格好で、真っ白い肌が余計に際立つ。
おでこが丸くて、あごがちょっと出ている立体的な顔立ちで、不気味に笑う姿がすごく上手くて、怖さを感じる子ども。
一見、頼りなさそうでも、実は頭がよくて、外国語をぺらぺら喋る(それが姉妹の特別言語)のも、小さい頃から活動してきた彼女だから説得力がある。

金髪と黒髪の姉妹が、親友のように一緒にじゃれあって、日々妄想をしていて、それと現実の差が嫌で母親を殺す。
『乙女の祈り』を思い出した。
あの映画も女の子に寄っていて成功している。

母親を殺す方法を考える場面などは妄想らしく演出していたけど、全然かわいくないんだよね(BGMがSt. Vincentの「Cruel」だったのはよかった)。
インテリアもファッションも。これは貧しい生活なのでしかたがないかもしれないけど、貧しい環境が舞台でもかわいいものがあるからそれが理由にはならないと思うんだよね。
単に、監督にその趣味がないだけだと思っちゃう。
このくらいの年齢の女の子独特の世界観がすごく好きだから、もったいないなあと思う。

Very Good Girls / 少女が大人に変わる夏 ~10代最後の夏の初体験


Dakota FanningElizabeth Olsenの相性が抜群だった。
見た目や性格は合わなそうな2人なのに、根の部分が似ているというか、同じ世界に生きているような雰囲気。
それは、子役から活躍する姉妹の姉ダコタちゃんと、有名子役双子の妹エリザベスだからなのかなと思った。
配役も、思慮深く一歩下がっているけど家では反抗期なリリーをダコタが、自由奔放で思ったことをすぐ口に出すジェリをエリザベスがやっていて、姉と妹のような親友を演じている。

ダコタちゃんは、前にも言ったけど、本当どんなに汚れた場面を演じても全然汚く見えないのがすごい。
身体が汚されても、魂は純潔を保っているような。
陶器のような真っ白な肌に、輝く金髪、青いガラスの瞳っていう外見も作用しているし、年頃の女の子の魅力である肉々しさがないのも、彼女から人間らしさを奪っている要因。
けど、それだけじゃなくて、表現は静かなのに強い思いを感じる確かな演技力があるから、どんな役をやっても成り立っているんだろうなって思う。
同年代の女優では別格。替えがきかないという意味で。

エリザベスは、インディ映画に向いている個性を持った人。
ハスキーな声は、一見、賢そうな見た目に“Sassy”な雰囲気を足していて、それがちょっとLo-fiでEdgyな作品に向いていると思った。
今回は、姉のメアリー=ケイトからファッションセンスを引き継いだような役柄だった。
ヒッピー風両親(母はDemi Moore)を持つ子で、ヒップスター行きつけっぽいカフェでバイトしてて、自作曲をバーでライブしてっていう。
でも処女!

ひとりが派手で、もうひとりが地味だったら、地味な主人公が派手な親友に影響されて変わっていくっていう話がよくある展開だけど、これはそうじゃない。
2人とも恋愛経験は同じくらいで(たぶん)、どっちが進んでるとか競い合う感じがない。
お互いの趣味に干渉することもない。
恋愛話はジェリが一方的に話すだけで、リリーは話さない。
話さないから、ジェリはリリーが奥手な子って思ってる。

秋から大学へ行くリリーは、実家を離れてひとりで生活を始める。
だから、これは子どもとしての最後の夏。
でも、家は父親の浮気による離婚の危機でもめていて、自分の居場所を感じることができない。
そんなときに出会った男の子(Boyd Holbrook)。
流されるように、いろいろな初めてを体験していくリリー。
恋愛と、親友と、家族。
人は人ととの関わりの中で成長していくんだという物語。

あと、両親は精神科医なので、リリーが「処女を失った」って打ち明けた場面の父親の反応とかけた言葉はさすがと思った。
普通だったらあんなに冷静に答えられないと思う。
しかもそれまでずっと拒否られてて会話がなくて、いきなり言われたのがそれだったら。

そして、Peter Sarsgaardはここでも若い女の子が好きなのね。

とてもNYが満喫できるところもいい。
音楽はJenny Lewisで、どこまでもGirly。

アーティストDavidのスタジオ兼部屋の内装がすごい

少女が大人に変わる夏 [DVD]
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The Fault in Our Stars / きっと、星のせいじゃない ~小説の映画化キャストが最高


これは先に原作『さよならを待つふたりのために』を読んでいたので、話の内容はもう知っていたから、何に1番感動したかっていうと、配役になるのかな。
特に、Ansel Elgortは、そのまま本から飛び出してきたようにぴったりだった。
オーガスタスは、かっこつけが上手い男の子。
タバコを口にくわえているのは、皮肉を込めて。だから火はつけない。
相手をじっと見ることを恥ずかしがらずにするし、思ったことを口にできる。
挫折を経験しているからなのか?
16歳の女の子が、「あいつかっこいいけど絶対自分でそれをわかってそうなところがむかつくけどやっぱりかっこいい」って悶えるような男の子。
少女漫画の登場人物のよう。
それが現実になったのがアンセル・エルゴート。
すごく背が高くて、知的な雰囲気で、笑うといたずらっぽさが出る。
今ひっぱりだこの人気なのもわかる。

Shailene Woodleyも主人公のヘイゼルにぴったり。
『ダイバージェント』のトリスよりも全然こっちのがいい。
シェイリーンの声のかわいさがさらに引き立つ。
ちょっとひねくれた、反抗期のようなところも彼女の上手いところだし。
そして、やっぱりここでもシェイリーンは守られてる女の子。
個人の強さを見せる場面もあるけれど、守ってもらってるときのシェイリーンのがかわいいし、魅力が出てると思う。

アイザックの見た目的には、Nat Wolffに満足してなかったけど、役柄としてはよかった。
ナット・ウルフはこの年代の俳優の中の細身なナード系部門では今のところ1位。
色白で黒髪で、細面なところが神経質っぽくて、繊細な役柄に合う。
身長もあるし、子どもっぽすぎない見た目なので、子役として伸び悩むことがなさそう。
でも、本を読んでるときは、一般的イケメンのオーガスタスに対して、病的な美しさを持ったアイザックってのを想像していたから、そういうアイザックも見たかったな。
金髪で色白で、細くて、目が不自由な男の子。

あと、本読んでいるとき思い描いていた登場人物は、ヴァン・ホーテンをフィリップ・シーモア・ホフマンにしてた。
それも叶わなかったけどしょうがない。

体育会系のオーガスタスと文化系のヘイゼルは本の趣味も違うけど、死に対する考え方も違う。
自分が生きていたことをみんなに覚えていて欲しいと思うオーガスタスと、愛する人が覚えていてくれたらいいと思うヘイゼル。
ヘイゼルは、両親に自分が死んだ後、暗く閉ざしてしまわないで欲しいって思っていて、秘かに母親がやりたいことを見つけていたことを喜ぶ。
ヘイゼルはたくさん本を読む子だから、やっぱり本を読むってのはいいことだなって思った。

それでも、こういった話の上手さは原作によるものだから、映画を見なくても、本を読むことで味わえる。
じゃあ、何で映画化されたものを見るのか?
最近、ハリウッドではYA原作の映画化が多いけど、これってきっと日本の漫画を原作に映画化することが多いって現象と似たことだね。

そして、映画化成功の秘訣1番目は配役だってことがわかった。
漫画と違って絵で出てくるわけじゃないけど、読者が思い描いている登場人物になるべく近い見た目とキャラクターの俳優じゃないとファンは満足しないし、それ以上ほめることはないんじゃないかな。
今後も、いろんな原作ありきの映画化があるけど(ジョン・グリーンのも)、この映画みたいに話が現実に近いものほど、ごまかしが効かないから、若い俳優の需要が増える?(それならうれしい!)
それとも、同じ俳優が何度も配役されちゃうの?(この映画と『ダイバージェント』も似ているし)


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