Beautiful Creatures / ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者 ~本を読め


イーサン(Alden Ehrenreich)はこの退屈な田舎町から早く逃げ出したいと思っている高校生。転校生のレナ(Alice Englert)は、この町の厳格なクリスチャンの生徒たちとは違う不思議な魅力があって、イーサンはすぐに惹かれる。はっきり、きっぱりした性格のイーサンは、レナにアプローチをする。恥ずかしがりもしないで、積極的に向かってくるイーサンにレナもしだいに心を開いていく。だけど、実はレナは魔法使いの一族で、光と闇のどちらかになることが決まる16歳の誕生日がもうすぐ迫っていた。さあどうする!?ってときに、この映画は秘密の図書室に助けを求める。そして、秘伝の書を読み漁ってレナは解決策を得る。YA小説原作のファンタジー映画としては、なんて地味な解決方法の得方!ずっと座っているだけ。しかも読める力を持ってるのはレナだけだから、イーサンは別の部屋で待ってるだけだし、途中から、気が散るからといってイーサンを来させないようにしたから、イーサン何もしてない。しかもプロムにも行けなかった。ティーン映画のお約束のはずなのに。でも、YAファンタジーだ!っていうようなきれいな場面はいくつもあって、部屋の壁に文字が浮き出るところや、雪を知らないイーサンのためにレナが魔法で降らせるところとか。

‘Beautiful Creatures’ Is Better Than ‘Twilight’: Be Like Lena, Not Bella Swan

この記事にあるように、他のYA小説原作のファンタジー映画と違って、レナ本を読んで知識をつけて、自分で決めて、行動するヒロイン。私は『トワイライト』シリーズは途中で見るのをやめてしまったので、ベラは何もできない子という印象しかない。それに比べると、カットニスやトリスは自律している。そういった戦うヒロインといっても、体力勝負だけじゃないというのがレナ。


元々、脱出願望のあったイーサンに現実から逃げ出したくなったら本を読みなさいと母親が逃げ場として図書館を教えていた。イーサンの母親亡き後、面倒を見てくれていたエイマ(Viola Davis)は図書館の司書。レナが読んでいたチャールズ・ブコウスキーを真似して読んだり、イーサンはレナ以上に本を読むキャラクター。

「いじめられたら、本を読め。いじめられているときは自分の居場所がそこになくなって死ぬほど辛くなる。でも本の中にはそことは違う世界がある。今居場所がないそこだけが世界じゃないことを教えてくれる。教室にいづらくなったら図書室に逃げればいい。図書室へ逃げて、本を読め」
図書室のこと、 ~いじめられている君へ、って書けなかった話。 - スズコ、考える。
こういうメッセージをこの作品からも受け取ることができる。

オールデン・エアエンライクは、エミール・ハーシュとかアントン・イェルチンを思わせるような男の子っぽさとかわいい魅力のある俳優で、とにかく好きすぎるという演技がうまかった。演技なのか、本当なのかわからないくらい。ついついにやけちゃうのが自然すぎて、見てるこっちもつられてにやけてしまうくらい。アリス・イングラートは、アレクシス・ブレデルっぽい見た目と雰囲気で、本読むのが似合う。陰のあるところもあるから、ゴスっ子感満載のドレスも似合う。トーマス・マンは、エミー・ロッサムにころりと引っかかって、上手く使われてしまう役が似合ってた。ハットでおしゃれを楽しむキャラクターってのも似合っててずるい。

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