The Final Girls / ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ ~もしもホラー映画に入ってしまったら

The Final Girls

過去にB級スラッシャー映画『Camp Bloodbath』に出たきり売れない女優の母(Malin Akerman)と娘マックス(Taissa Farmiga)が支払いに困りながらも笑顔を絶やさない家族でいようと、ラジオから流れてきたKim Carnes「Bette Davis Eyes」に「ほら、私たちの曲よ」ってノリだしたら事故にあって、母親が亡くなってしまったということろから始まる。
3年後、母親の出演作の上映イベントを企画していたダンカン(Thomas Middleditch)から頼まれてそのイベントに参加することになったマックス。最初は気が乗らなかったけど、スクリーンの中の母親の姿に次第に気持ちがほぐれていく。しかし、この作品の中で母親は“ギターを抱えた初心な田舎の女の子”の役で殺されてしまうことになる。やっぱり観ていられなくなったマックスは席を立つが、そのとき劇場で火災が発生し、逃げ場を失ったマックスたちは、スクリーンを切り裂いてその向こうへ逃げた……そしたら、そこは映画の物語の中だった!という話。

ホラー映画の中に入っていくからホラー要素はあるけど、現実と仮想が交差して物語の中で生きるというファンタジー・SF的要素もあるし、死別した母と娘の物語でもある。そして、タイトルに“Girls”とあるように、主役は女の子たちだと思った。だからか、恋愛要素よりも友情要素の方が丁寧に描かれていたと感じた。架空の80sホラー映画がB級ノリで、舞台がキャンプなのもあって、『Wet Hot American Summer』感があってホラーというよりコメディ色が強いと感じた。その中のおバカキャラを『ピッチ・パーフェクト』のAdam DeVineが演じていて、美声も披露している。エリザベス・バンクス並におバカエロ役を演じていたAngela Trimburもいい味出していた。映画の世界に閉じ込められて、最後まで映画が終わらないと出られないのではないかと気づいた後、映画の内容を知っているダンカンがおたく語りを披露しているのは『スクリーム』のような感じ。処女じゃないとファイナル・ガールにはなれない!

主演のタイッサ・ファーミガは『アメリカン・ホラー・ストーリー』でもあまり笑わず、無表情なことが多い印象だったから、母親の死にとらわれた女の子の役に合っていた。インディっぽい雰囲気もあるから、親友役といえばのAlia Shawkatとも似合っていた。Nina Dobrevはビッチな役がすごくハマっていた。いい子よりも合うんじゃないのかな。いい人になったジョックを演じたAlexander Ludwigは可もなく不可もない感じ。

Kim Carnesの「Bette Davis Eyes」もだけど、Bananaramaの「Cruel Summer」もよかった。


本国のポスターはかっこいいのに、日本向けのDVDジャケットは残念。

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