Barely Lethal / ベアリー・リーサル ~青春映画から得た知識を実践する青春映画

Barely Lethal

『恋のミニスカ・ウエポン』×『ミーン・ガールズ』のような青春映画。ヘイリー・スタインフェルドは、『トゥルー・グリッド』で有名になったときからどんどんイメージがかけ離れて、歌手デビューとか、2000年代のアイドル女優みたいな進路を歩んでいるけど、これもそういう路線の中のひとつといえる。ただ『はじまりのうた』のときも思ったけど、ヘイリーがギャルファッションがあまり似合わないのが残念。でも、演技の面で心配になるようなところは全くなくて、細かい表情ひとつひとつ丁寧で、日本版のDVDパッケージがクールな感じになってるのが残念なくらい、ピンクな映画。

こっちのジャケットの方が的確な気がする

幼いころからプロの殺し屋になるための教育施設で育ったメーガン(Hailee Steinfeld)は、普通のティーンエイジャーのような人生が送りたい!と任務の途中で脱走して、留学生としてフォストファミリーを申請し、アメリカへやって来た。アメリカの高校生の実態を知るためにメーガンが片っ端からティーン映画やドラマ(『クルーレス』『ミーン・ガールズ』『ビバリーヒルズ高校白書』など)を観るのがおもしろかった。しかも、映画から学んだことを実践で活かしていく。だからハウスパーティ、ダンスパーティなどティーン映画の定番がたくさん。その延長か、アイデンティティの獲得に悩む、思春期ならではの悩みも、“おきまり”のようにコメディとして描いているし、「高校」を生き残ることが人生で1番厳しい試練っていうメッセージを映画の中で台詞として言われると安っぽく感じるけど、アメリカでは本当にそうなのかな。他にも、ある子が『ブレックファスト・クラブ』の台詞を諳んじて、別の子がそれを言い当てるって描写も、今の子ってそれが当たり前なのか?ってびっくりした。



若手キャストも充実していて、殺し屋学校のライバル、へザーをSophie Turner。クールな見た目が似合っていた。メーガンを引き受けた家族の長女リズはDove Cameron。同年代のバカ騒ぎを傍観して、堅実にいようと壁を築いている女の子がだんだんメーガンに心を開いていくようすがかわいかった。ぱっと見、いじわるそうな見た目だけど、ヘイリーの何倍も普通のティーンエイジャーに見えた。バカ騒ぎの張本人で、ガサツな男子生徒グーチをGabriel Basso。でかいところからしてぴったり。いいかげんなようで、中身があるのというのを演じられるだけの実力がある子。そして、『プリティ・イン・ピンク』でいうダッキーな役どころロジャーをThomas Mann。本当にどこにでもいる!しかも、いつも文句ない仕事をしている。今回も、トーマス・マンなのに何度もキュンとさせられた。管理が厳しい父親の元で真面目でいることに窮屈さを感じている男の子を、持ち前の(?)適当さでいい塩梅にしてくれていた。

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