i-Dマガジンが選ぶ青春映画からの人生の名言35

by - 8/30/2016

35 pearls of wisdom from coming of age films
https://i-d.vice.com/en_gb/article/35-pearls-of-wisdom-from-coming-of-age-films

1955年~2014年と最近のものも結構含まれていて全部で20作品からの言葉が紹介されている。流れにそってざっくり訳してみた。やってみて、映画を観て、良い作品だなとか、ためになるなとか、考えされられるなとかあるけど、言葉として覚えてることは結構少ないと感じた。1番多く引用されていたのが、『ブレックファスト・クラブ』(1985年)で5回。その次が『バッド・チューニング』(1993年)、『ミーン・ガールズ』(2004年)、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)となかなか納得な並び。この4作品だけでも青春のあれこれがわかる気がする。

私が覚えてて1番好きな言葉は、「That's what I love about these high school girls, man. I get older, they stay the same age.」という『バッド・チューニング』のウッダーソン(マシュー・マコノヒー)の言葉。歳をとるほど実感する。あとは、やっぱりそこにいるときはすごく辛いけど、人生の全体からみたらある一時期のことだし、流れてしまえばなんとかなるみたいなことは言われるとそうだなと思うけど、当事者だったらなかなか気づけないことだと思った。


"You ought to spend a little more time trying to make something of yourself and a little less time trying to impress people." ― The Breakfast Club

「他の人を感心させるための時間を減らして、自分が成功するためにもっと時間を使うべき」という『ブレックファスト・クラブ』の校長先生の言葉。


"You know what? Fuck beauty contests. Life is one fucking beauty contest after another. School, then college, then work... Fuck that. And fuck the Air Force Academy. If I want to fly, I'll find a way to fly. You do what you love, and fuck the rest." ― Little Miss Sunshine

人生はどっちにしろ次々と美人コンテストが行われているようなものだ。それしかないって固く考えないで、やりたいことをやる方法を考えてやればいい。美人コンテストに出場する妹のことから、自分の夢のことへと考えが及んでいく『リトル・ミス・サンシャイン』のドウェーン(ポール・ダノ)の言葉。


"Just because you're beautiful doesn't mean you can treat people like they don't matter." ― 10 Things I Hate About You

「君が美人だからって、他の人を雑に扱っていいわけじゃない」という、『恋のからさわぎ』のキャメロン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)からビアンカ(ラリサ・オレイニク)に対して身の程を知らせる言葉。


"There are two kinds of evil people. People who do evil stuff, and people who see evil stuff being done and don't try to stop it." ― Mean Girls

いじめの加害者だけではなく、傍観者もいじめに加担しているという、『ミーン・ガールズ』のジャニス(リジー・キャプラン)の言葉。若者にとって、立ち上がって声をあげることは勇気のいること。


"A real loser is somebody that's so afraid of not winning, they don't even try." ― Little Miss Sunshine

「本物の負け犬は、やりもしないで勝てないことを恐れている者」だという、『リトル・ミス・サンシャイン』のおじいちゃん(アラン・アーキン)の負け犬になるなという言葉。


"It's like God gave you something man, all those stories you can make up. And He said, "this is what we got for ya kid, try not to lose it." Kids lose everything unless there's someone there to look out for them." ― Stand By Me

思春期に、助けてくれる仲間が周りにいればもっと生きやすくなる。『スタンド・バイ・ミー』で、クリストファー(リヴァー・フェニックス)にゴーディ(ウィル・ウィトン)がいたみたいに。


"You know that point in your life when you realise the house you grew up in isn't really your home anymore? All of a sudden even though you have some place where you put your shit, that idea of home is gone… It's like you feel homesick for a place that doesn't even exist." ― Garden State

『終わりで始まりの4日間』のアンドリュー(ザック・ブラフ)が言った、育った家の建物そのもののことと、家という考え方についての言葉。


"Everyone's home life is unsatisfying. If it wasn't, people would live with their parents forever." ― The Breakfast Club

「家の生活に満足だったら、ずっと親と住み続けるだろう」という、『ブレックファスト・クラブ』のアンドリュー(エミリオ・エステベス)の言葉。


"Obviously, Doctor, you've never been a 13-year-old girl." ― The Virgin Suicides

病院の先生から「こんなところで何をしているの?人生がどんなに悪くなるか知るほどの年齢にもなってないのに」と言われた『ヴァージン・スーサイズ』のリスボン姉妹の末っ子セシリア(ハンナ・ホール)の答え「だって、先生は13歳の女の子になったことないでしょう」。


"High school's your prime suffering years. You don't get better suffering than that!" ― Little Miss Sunshine

「高校は苦しみの絶頂期、それ以上に苦しむことはない」という、『リトル・ミス・サンシャイン』のフランク(スティーヴ・カレル)の言葉。


"It's just the age… The age where nothing fits." ― Rebel Without A Cause

「この時期は何も合わない年齢」なのだから、心配する必要はないんだよという、『理由なき反抗』でジュディ(ナタリー・ウッド)の母親がかけた言葉。


"The more you know who you are, and what you want, the less you let things upset you." ― Lost in Translation

自分自身について、何を望むのか、わかればわかるほど、混乱しなくなる。『ロスト・イン・トランスレーション』に出てくる希望のわずかな光となる言葉。


"Searching for a boy in high school is as useless as searching for meaning in a Pauly Shore movie." ― Clueless

「高校で男の子を探すことは、ポーリー・ショアの映画の意味を探すくらい無益」という『クルーレス』のシェール(アリシア・シルヴァーストーン)の比喩。


"That's why they call them crushes. If they were easy, they'd call 'em something else." ― Sixteen Candles

「だから片思いの相手のことを“crush”って呼ぶんだ。もしそれが簡単だったら、別の呼び方をしてるはず」という『すてきな片想い』の言葉。すべてのものは、隠された意味がそんなにあるわけではない。


"You don't buy black lingerie unless you want someone to see it." ― 10 Things I Hate About You

『恋のからさわぎ』のビアンカ(ラリサ・オレイニク)の言葉。これは女の子が“した”かどうか見わける確実な方法。


"If you haven't, you're a prude. If you have, you're a slut. It's a trap." ― The Breakfast Club

「まだだったらお堅い女で、していたら尻軽女。これは罠だ」という、『ブレックファスト・クラブ』の“basket case”こと、アリソン(アリー・シーディ)の簡潔な格言。


"You all have got to stop calling each other sluts and whores. It just makes it ok for guys to call you sluts and whores." ― Mean Girls

「お互いに尻軽女だとか売春婦だとか呼び合うのはやめなさい。それは男子があなたたちを尻軽女や売春婦と呼んでも良いようにしてる」という、『ミーン・ガールズ』のノーバリー先生(ティナ・フェイ)の言葉。


"I always tell the girls, never take it seriously. If you never take it seriously, you never get hurt. And if you never get hurt, you always have fun." ― Almost Famous

「本気にならなければ傷つかない。傷つかなければいつも楽しいわ」という『あの頃ペニー・レインと』のペニー・レイン(ケイト・ハドソン)の言葉だけど、ペニー・レインはめちゃくちゃな人だから、信じないほうがいいかも。


"If you can't laugh at yourself, life's going to seem a whole lot longer than you'd like… what do you do? You laugh, you know. I'm not saying I don't cry, but in between, I laugh. And I realise how silly it is to take anything too seriously." ― Garden State

「笑わなきゃ、自分自身を笑えるくらい。笑えば、深刻に考えすぎてることがいかにくだらないことか気づく」という、『終わりで始まりの4日間』のサム(ナタリー・ポートマン)の言葉の方に従おう。


"We accept the love we think we deserve." ― The Perks of Being a Wallflower

『ウォールフラワー』のチャーリー(ローガン・ラーマン)は、誰かを愛す前に、自分自身を愛さないといけないと知った。


"When you're young, not much matters. When you find something that you care about, then that's all you got." ― Kids

「若いときは大したことではないけど、大切なものができたら、それがすべて」と、『キッズ』のテリー(レオ・フィッツパトリック)は“pussy”のことを話しているんだけど、文脈から外すと、とても理にかなっている。


"All I'm saying is that I want to look back and say that I did the best I could while I was stuck in this place. Had as much fun as I could while I was stuck in this place. Played as hard as I could while I was stuck in this place." ― Dazed and Confused

『バッド・チューニング』のドン(サッシャ・ジェンソン)の言葉は、高校を嫌っていたらできることがないというのを的確に指摘している。


"The older you get, the more rules they're gonna try to get you to follow. You just gotta keep living, man. L-I-V-I-N." ― Dazed and Confused

デイヴィッド・ウッダーソン(マシュー・マコノヒー)は『バッド・チューニング』で、「ただ行き続けなければ」という、知恵袋をくれた。16歳未満の法で守られる権利はなくなるかもしれないけど、18歳以上になればもっと楽しいことが増える。


"I realised it was ridiculous being afraid, worrying about everything, wishing I was dead. All that shit, I'm tired of it. It was the best day of my life." ― Ferris Bueller's Day Off

「死ぬんじゃないかと心配してビクビクして生きるのはバカらしいと気づいた。そんなことうんざりだ」という『フェリスはある朝突然に』のキャメロン(アラン・ラック)の言葉は、未知のことに踏み出してみないと見つけられないものもあるということを伝えている。


"There is a big world out there... bigger than prom, bigger than high school and it won't matter if you were the prom queen, the quarterback of the football team, or the biggest nerd in school. Find out who you are and try not to be afraid of it." ― Never Been Kissed

「外には広い世界がある。プロムよりも、高校よりも大きい。そしてそこではプロム・クイーンだろうが、アメフトのクォーターバックだろうが、学校一のオタクだろうが関係ない。自分を見つけて、怖がらないで」という、『25年目のキス』のジョジー(ドリュー・バリモア)の言葉。


"I never had any friends later on like the ones I had when I was 12… It happens sometimes. Friends come in and out of our lives like busboys in a restaurant." ― Stand By Me

「12歳のときのような友だちはその後できなかった。友だちはレストランのウェイターみたいに人生を出入りする」というのは『スタンド・バイ・ミー』の作者の言葉。すべてに感謝して、過去にしがみつくな。


"Life moves pretty fast. If you don't stop and look around once in a while, you could miss it." ― Ferris Bueller's Day Off

「人生はあまりにも早いから、たまには立ち止まって見回してみないと、逃してしまう」という、『フェリスはある朝突然に』のフェリス・ビューラー(マシュー・ブロデリック)の言葉。さすが、学校一賢い男の子。


"You know how everyone's always saying seize the moment? I don't know, I'm kind of thinking it's the other way around, you know, like the moment seizes us." ― Boyhood

『6才のボクが、大人になるまで。』でメイソン(エラー・コルトレーン)とニコル(ジェシー・メクラーメイソン)の深い会話の中の言葉。人生は、望もうが望むまいが起こるものだ。


"We're all pretty bizarre. Some of us are just better at hiding it, that's all." ― The Breakfast Club

「僕たちみんなかなり変わり者。何人かはただそれを隠すのがうまいってだけ」という、『ブレックファスト・クラブ』のアンドリュー(エミリオ・エステベス)の言葉は、ほとんどの青春映画に通じる感情だ。


特に同意見なのが、ゴーディ(ウィル・ウィトン)が変わり者と言うのを、「だけどそれがどうした?みんな変わり者だよ」と言った『スタンド・バイ・ミー』のクリストファー(リヴァー・フェニックス)。


"The only true currency in this bankrupt world is what you share with someone else when you're uncool." ― Almost Famous

「この破綻した世界で唯一の本当の通貨となるのは、イケてないとき誰かと共有したことだ」というのは、『あの頃ペニー・レインと』のレスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン RIP)が人生を総括したうまい一言。


"The best thing you can do is find a person who loves you for exactly what you are. Good mood, bad mood, ugly, pretty, handsome, what have you. The right person is still gonna think the sun shines out of your ass." ― Juno

「お前をそのままを愛してくれる人を見つけることがお前にできる最良のこと。いい気分のときも、悪い気分のときも、醜い、きれい、かっこいい、その他。ふさわしい人ってのはそれでもお前にぞっこんなんだ」というのは、『JUNO/ジュノ』のお父さん(J・K・シモンズ)の言葉。これまでのことを踏まえると、みんな変人で誰かはその変人なあなたを愛するから、自分自身でいるべきだ。


"Calling somebody else fat won't make you skinnier. Calling someone stupid doesn't make you any smarter… All you can do in life is solve the problem in front of you." ― Mean Girls

『ミーン・ガールズ』の全部を要約すると「誰かをデブって言ったからって自分が痩せるわけじゃない。誰かをバカって言っても自分が賢くなるわけじゃない。人生でできることは、自身の直面する問題を解決することだけ」となる。人に親切に!


"That's what I love about these high school girls, man. I get older, they stay the same age." ― Dazed and Confused

『バッド・チューニング』のウッダーソン(マシュー・マコノヒー)の不気味な言葉だけど、確かに深い意味がある。いつの時代も青春を送る世代がいる。いくら歳をとっても、若者は死ぬことはない。


"Screws fall out all the time. The world's an imperfect place." ― The Breakfast Club

「ネジはいつも抜け落ちる。世界は不完全なところ」というのは、『ブレックファスト・クラブ』のジョン・ベンダー(ジャド・ネルソン)の言葉。嫌なことは起きるもの、だから立ち上がって新しいネジを買おう。


"None of this will matter when I'm 38," ― Submarine

『サブマリン』のオリバー・テイト(クレイグ・ロバーツ)の言葉。基本このリスト全部を頭に置くといいんだけど、気にしすぎることはない。38歳になる頃には、全く新しい問題があって、成長するってことが簡単なことに思えるだろう。

20作品を年順に並べてみた。


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