Beatles / イエスタデイ ~飛び込むのもバンドも女の子のため


1960年代のノルウェーの首都オスロが舞台。仲良し4人組の男の子たちはビートルズに夢中。それぞれ担当メンバーも決まってて、なりきってる。だから、The Stone Rosesに憧れてバンドもやってる『Spike Island』っぽい話なのかなと思っていたら、ビートルズそんなに関係なかった。原作小説のタイトルが『Beatles』っていうからそれと同じタイトルにしたんだろうけど、そのおかげで検索しずらい。

物語の中で心に残った台詞は、主人公キム(Louis Williams)のお母さんがクリスマスにプレゼントを渡して言った、周りには言葉がたくさんあって、自分の中でもいろんな声がする。それをラジオでチャンネルを合わせるみたいに調節して、自分の本当の声を探してみて。そうやって大人になるんだよ。みたいなこと。あと、「行動で示す」ことが大事だって、女の子たちは知ってたのがおもしろかった。

1番高い飛び込み台から飛び込むこともできなくて、取り柄はポール・マッカートニーに似てることくらいというキムは、ビートルズによって人生が変わったんじゃなくて、彼の人生を変えたのは女の子。『シング・ストリート 未来へのうた』の主人公コナー(フェルディア・ウォルシュ‐ピーロ)も女の子のためにバンドを始めたけど、彼はその憧れる女の子の見た目の奥にあるものも見て考えていたと感じた。一方のキムはそこまで考えてるのが感じられなくて、自分中心に動いていて、『セイ・エニシング』のジョン・キューザックみたい。観てる途中でも、ルイス・ウィリアムズの顔がフェルディア・ウォルシュ‐ピーロに似てるなって思ってたけど、その元にいるのはジョン・キューザックだったんだな!「僕」の物語を語りそうな主人公顔。最近のアメリカではマイルズ・テラーがそのポジションを通っていったけど、かわいさでヨーロッパと並べるくらいの子がアメリカにもいないかな?

他では、みんなの中でちょっと大人なグンナー(Ole Nicolai Myrvold Jørgensen)は、アメリカで言ったらアンセル・エルゴートっぽかった。ということはアンセル・エルゴートは「僕」物語を語る系の主人公タイプではないってことかな。グンナーはビートルズではジョン担当だったけど、グンナーよりもグンナーのお兄さんの方がジョン似だった。お兄さんはベトナム戦争をやってるアメリカに反対する運動に参加していて、途中デモの場面も流れるんだけど、キムの話にそこまでからんでないのに目立ってて、メッセージ性が強かったように感じたのは気のせい?ビートルズのせい?


転校生のセシリア役のSusanne Boucherがびっくりするくらいかわいかった。そういえば、『セイ・エニシング』のアイオン・スカイっぽい気もしてきた。ってことはこれはますます『セイ・エニシング』だ!


セシリアと噂になってたテニスがうまい好青年が、「僕のことは心配しなくていい」ってわざわざキムに言ったのは、そういう理由かと思ったけど回収されなかったのがちょっと残念だった。

Brandstadmoen

成長してるように感じるのはマッシュルームヘアじゃなくなったから?






アートワークいい(via

Beatles (English Edition)
Beatles (English Edition)
posted with amazlet at 16.10.05
Arcadia Books (2016-08-11)

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