Before I Fall ~同じ日を繰り返す中で成長する少女


事故に遭って命を落としたと思ったら、目が覚めるとまた同じ一日を迎えることになった17歳の高校生サマンサ(Zoey Deutch)の話。何度目覚めても同じ日を繰り返すというのは、記憶喪失ではなくて、ファンタジー。前日に何をやったかの記憶はすべてあるのに、ループから抜け出せなくなってしまった。だから、事故に遭わないように色々試す。車に乗ったのがいけなかった?パーティに行ったのがいけなかった?でも何をやってもまた同じ朝を迎える。やけになってサマンサは目の周りを真っ黒にして過激な服を着て反抗的な態度に出る。親は心配するし、友だちに厳しいこと言って関係悪くなっちゃうし、恋人とは別れた。そして、違った視点から自分のこれまでの行いを振返る。そうしたら、自分がどんなに家族の愛を受けていたか、友だちもみんな完璧じゃなけいど大切な存在であること、今まで無視してきた人たちにもそれぞれの想いがあることなどを理解する。そして、この繰り返しを終える方法を思いつく。

同名のヤングアダルト小説が原作であるこの作品は、ティーン向けっぽいあま~い部分にちょっと気恥ずかしくなるようなところもあるけど、ゾーイ・ドゥイッチの安心感のある演技に引っぱられて、観終わった後はいい気分になって考えされられるようなところがあった。なんといっても、私の中で、ゾーイ・ドゥイッチといえば、リー・トンプソンとハワード・ドゥイッチ監督の娘で、2人は『恋しくて』で一緒に仕事をしてて、『恋しくて』は私の好きな80年代青春映画のひとつでもあるから思い入れが強い。ゾーイは見た目からもお母さんのリー・トンプソンにそっくりで、リー・トンプソンも当時から老けてるなって想ってたけど、ゾーイも女子高生に見えない貫禄がある。この物語の中で強すぎるでしょと思いながら見ていた。


話が『恋しくて』に飛ぶんだけど、その前に『プリティ・イン・ピンク』の話を出さないといけない。私は『プリティ・イン・ピンク』のダッキーが大好きで、でもダッキーは報われない。その報われないのを『恋しくて』では女の子の役にして報われるようにしたというのを知ってから、ますます『恋しくて』が好きになったところがある。そして、今回、サマンサのことを想っているケント(Logan Miller)は見てすぐ「ダッキーの立ち位置」だと思って悲しくなった。私はローガン・ミラーも好きなので。そうしたら、『恋しくて』の2人の娘のゾーイが、そんな彼の気持ちに気づいてくれた!天使!他にも、女子同士のいじめや、処女喪失問題など学園物語で扱われることが多いテーマを、ゾーイが解決していく様を見ていく物語なのかと思った。


同じ一日をやり直すことは普通できないんだけど、もしもそういうトレーニングがあるとしたら、こうやって少女は大人になっていくんだというのがよくわかった。ひとつの問題に対していろんな角度から対処してみたり、問題自体を考え直したり、そうやって試行錯誤しながら成長する。日々いろんなことがあるとそれにじっくり取り組むことが難しいけど、こうやって同じ一日をトライ&エラーできれば、確実に成長できるんだとわかった。


ゾーイの親友リンゼイを演じたHalston Sageは、いじわるな役が結構はまってた。


ローガン・ミラーかわいい。


最初の方に流れるGrimesが雰囲気にあっていてよかった。

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