20th Century Women / 20センチュリー・ウーマン ~15歳が演じる15歳


どう書いたらいいのかまとまらなくて観てからだいぶ経ってしまった。15歳の男の子が主人公だけど、周りの女の人たちの話がすごくよくて、自分もそちら側の方がよくわかるから、「男の子ってわからない」ってお母さんみたいな感想しか出なかった。

母ドロシア(Annette Bening)は、自分の目の届かないところで息子ジェイミー(Lucas Jade Zumann)が成長していくのを、しかたがないことと理解して、彼と関わる人に手助けを頼む余裕がある人に見える。けど、いざジェイミーが変わっていくと焦りだす。ジェイミーはアビー(Greta Gerwig)から与えられたフェミニズムの本を積極的に学んで、「今僕は問題に取り組んでいる」って言っちゃうくらい自覚的。帰りが遅かったり、話してくれなくなったり、反抗期に見えるジェイミーは、今まで母と2人でやってきて、ようやく自分も成長して力になれるくらいになってきたのかなってところで、母が自分のことを他の人に任せるって手放されてしまったように感じたのだろうか?家出の後、「母には親でいてほしい」って訴える。ドロシアは手放したつもりもないし、本当はそんなことしたくないけど自立にはそれが必要ってことで、やむを得ずそういう選択をとっただろうに、思いがすれちがってしまった親子。ジェイミーが「ブリーチしたい」っていうのを、最初はびっくりしたけど手伝ってあげるドロシア。そのときの2人はちょうどいい関係だった。


ジュリー(Elle Fanning)がジェイミーに「やっぱりセックスしたくない」と言う場面の言葉が印象に残った。幼なじみで「寝たら関係が変わるから」と断ってきたジュリー。ジェイミーは「ただセックスしたいっていうんじゃなくて、君だから」と、他の男とは違うことをアピールして求める。そうしたらジュリーは「それはあなたが思う私でしょ。本当の私は違う」って突っぱねる。この2人の関係だけでも1作品できそうなくらい物語が深い。


アビーの着ていたものはどれもかわいかった。


ルーカス・ジェイド・ズマンが役と同じ歳なのもよかった。体が薄くてまだ子ども。

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