LenaLove / リーナ・ラブ ~インターネット社会の孤独感


情報社会の中でのいじめと孤独の問題を描いたドイツの映画。主人公のリーナ(Emilia Schüle)は、向かいに住むニコール(Kyra Sophia Kahre )と親友だったけど、今はそうじゃない。今、ニコールと一緒にいるステラ(Sina Tkotsch)は、リーナとニコールが仲良かったことをおもしろく思っていないみたい。

友だちがいない。現実世界で話をできる人がいない。そんな中でリーナは孤独に苦しむ。その様子は『13 Reasons Why / 13の理由』を思い出した。リーナの暮らすコミュニティが、母親が参加している近所のダンスチーム(ニコールの父がコーチを勤める)と学校を中心とした狭い世界というのもあって、親友と離れただけで一気に孤独になってしまう。その孤独を埋めるのがネットの世界。見ず知らずの人に慰められて耐えられる。

13 Reasons Why / 13の理由 ~死を選んだ子とそうじゃない子を分けるものは?


リーナがオンラインでやり取りしている相手のアカウント情報を手に入れたニコールとステラは、そのアカウント乗っ取ってしまう。ステラが「おもしろいから」って言ってたように軽い気持ちで、暇つぶしのようにやっていることが相手をどれだけ痛めつけているか気づかない。『Disconnect / ディス/コネクト』を思い出した。

Disconnect / ディス/コネクト ~インターネット社会の子ども

アメリカの映画やドラマでも描かれている問題を扱いつつ、最後はボーイ・ミーツ・ガール物語で終わって、ティム(Jannik Schümann)のドラッグ問題解決してなくない?っていうのは気にしたらいけないっぽい。そこらへんは『Bang Gang / 青い欲動』を思い出す潔さでヨーロッパ映画らしいと思った。


東京国際映画祭でこの作品は「ユースTIFFティーンズ」部門だったから、Q&Aの最後に現役の学生を当てていて、そこで高校生の男の子が「SNSを扱ったショッキングな映画を観るのは初めてだった」って言っていて、もっといろいろあるから紹介したい!って思った。登壇者のミヒャエル・ハーバウアーさん(シュリンゲル国際映画祭 フェスティバル・ディレクター)が、学校と提携して丸1日映画祭に参加する日にしているという話で、上映後に1時間くらいトークセッションをやるって言っていて、いい学びの機会だなと思ってうらやましかった。私が学生の頃にも映画鑑賞の日ってあったけど、その後にみんなで話し合いを活発にした記憶はないからな。

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