タイムアウトニューヨークが選んだ100本の青春映画からタイムアウト東京が紹介する50本


タイムアウト東京で、「『The 100 best teen movies of all time』と題して、タイムアウトニューヨークで100本の映画が紹介された。タイムアウト東京ではその中から50本を選び紹介する」という『心に残る青春映画 50』という記事を発見した。どうして100本から50本にしたのかとか、どういう基準で絞ったのかとかわからなかったけど、気になる!ってことで比較しやすいように表にしてみた。

順位 Timeout NY JP
1 Mean Girls ミーン・ガールズ
2 Clueless クルーレス
3 The Breakfast Club ブレックファスト・クラブ
4 Heathers ヘザース/ベロニカの熱い日
5 Rushmore 天才マックスの世界
6 Dazed & Confused バッド・チューニング
7 Ferris Beuller's Day Off
8 10 Things I Hate About You
9 Cruel Intentions
10 Bring It On チアーズ
11 Superbad スーパーバッド 童貞ウォーズ
12 Say Anything
13 Grease グリース
14 Empire Records エンパイア レコード
15 Juno JUNO/ジュノ
16 The Goonies グーニーズ
17 She's All That
18 Wet Hot American Summer
19 Fast Times at Ridgemont High
20 Brick
21 Dirty Dancing ダーティ・ダンシング
22 West Side Story ウェストサイド物語
23 Sixteen Candles すてきな片想い
24 Easy A
25 Romeo + Juliet ロミオ+ジュリエット
26 Ghost World ゴースト・ワールド
27 The Lost Boys
28 Election
29 The Last Picture Show
30 Weird Science
31 Pretty in Pink プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角
32 Drop Dead Gorgeous
33 The 400 Blows 大人は判ってくれない
34 Can't Hardly Wait
35 Hairspray ヘアスプレー
36 Dead Poets Society いまを生きる
37 Carrie キャリー
38 Pleasantville カラー・オブ・ハート
39 Save the Last Dance
40 American Pie アメリカン・パイ
41 Stand By Me スタンド・バイ・ミー
42 Bill & Ted's Excellent Adventure
43 Napoleon Dynamite ナポレオン・ダイナマイト
44 Quadrophenia さらば青春の光
45 The Virgin Suicides ヴァージン・スーサイズ
46 Saved!
47 She's The Man
48 Pump Up the Volume 今夜はトーク・ハード
49 Romy & Michele's High School Reunion
50 Teen Witch 魔女は16才(シックスティーン)
51 Gregory's Girl
52 Submarine
53 Rumble Fish ランブルフィッシュ
54 Back to the Future バック・トゥ・ザ・フューチャー
55 Lilya 4-Ever
56 The Princess Diaries プリティ・ブリンセス
57 Fish Tank
58 Thirteen サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
59 Twilight トワイライト〜初恋〜
60 The Craft ザ・クラフト
61 Kids KIDS/キッズ
62 Freaky Friday
63 The Outsiders アウトサイダー
64 Donnie Darko ドニー・ダーコ
65 Show Me Love
66 American Graffiti アメリカン・グラフィティ
67 A Walk to Remember
68 Mermaids
69 Better Off Dead
70 Rocket Science
71 Meet Me in St. Louis
72 Almost Famous
73 River's Edge
74 Can't Buy Me Love
75 My Own Private Idaho マイ・プライベート・アイダホ
76 Battle Royale バトル・ロワイアル
77 Some Kind of Wonderful
78 Attack the Block
79 Cry-Baby クライ・ベイビー
80 The Perks of Being A Wallflower
81 Beautiful Thing
82 Summer School サマースクール
83 Mystery Team
84 Valley Girl
85 Animal House
86 Adventureland
87 Welcome to the Dollhouse ウェルカム・ドールハウス
88 The Princess Bride
89 Over The Edge
90 American Beauty アメリカン・ビューティー
91 Let The Right One In ぼくのエリ 200才の少女
92 I Know What You Did Last Summer ラストサマー
93 Varsity Blues
94 Mouchette
95 Just One of the Guys
96 Rebel Without A Cause 理由なき反抗
97 Risky Business
98 John Tucker Must Die
99 Scott Pilgrim vs. the World
100 Never Been Kissed 25年目のキス

元の100作と東京の50作を年代別に比べてみると下の表のようになる。

東京
1940~1960年代 5作 3作
1970年代 7作 4作
1980年代 29作 14作
1990年代 28作 17作
2000年代 26作 12作
2010年代 5作 0作

元の方は結構バランスよく年代が分かれているけど、東京の方は2010年代が1作品もない!『Easy A / 小悪魔はなぜモテる?!』『Submarine / サブマリン』『Attack the Block / アタック・ザ・ブロック』『The Perks of Being A Wallflower / ウォールフラワー』『Scott Pilgrim vs. the World / スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』の5作品ともこの記事がつくられた2015年には日本で公開・ソフト化されているのに。1940~1960年代のようにせめて3作この中から選んで、その代わりに1990年代から3作品減らせば、年代のバランスは取れることになる。だとしたらどれかな?って考えて、好きだけど『ラストサマー』『クライ・ベイビー』『カラー・オブ・ハート』の3つを『小悪魔はなぜモテる?!』『アタック・ザ・ブロック』『ウォールフラワー』の3つに交換かな。交換として考えたら、1980年代の『魔女は16才(シックスティーン)』『サマースクール』も別のと交換してもいいと思う。

今度は順位ごとの分布を見てみた。


上位の方が多くて、下位ほど少なくなっていく感じで選んだのかな?31位~40位でちょっと増えるのが気になるので見てみると、『プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角』『大人は判ってくれない』『ヘアスプレー』『いまを生きる』『キャリー』『カラー・オブ・ハート』『アメリカン・パイ』という並び。まあ、入れたくなるのはわかるものばかり。だけど上位でもれたタイトルを見ると、バランスも大事だけどやっぱりこっちのが大事だよって思ってしまった。『Ferris Beuller's Day Off / フェリスはある朝突然に』『10 Things I Hate About You / 恋のからさわぎ』『Cruel Intentions / クルーエル・インテンションズ』『Say Anything / セイ・エニシング』『She's All That / シーズ・オール・ザット』とかは、青春映画ということでは絶対に外せないと思う。

比べてみると、50本でも多いなと思うけど、まだまだ削れない作品があることがわかった。100本はきりがいいから今後もこういうまとめは節目ごとにつくられると思う。そうなると、過去の作品からどうしても削らなくてはいけなくなるんだよね。そうやってどんどん濃いリストができあがっていくんだろう。

iBoy ~イースト・ロンドンを舞台にしたシリアスな『Misfits』


イースト・ロンドンのペチコート・スクエア(Petticoat Square)という中庭のある集合住宅が舞台。高校生のトム(Bill Milner)が、片思いする同級生のルーシー(Maisie Williams)の家に行くと、ギャングたちがルーシーを襲っていた。逃げるときに銃で撃たれたトムの頭にはスマホの破片が残ってしまう。その後、イマジネーションでコンピュータを操作できる力があることに気付く。被害にあってから学校へ行けなくなったルーシーのためにトムは新たに得た力をつかって復讐をすることに……。ドラマ『Misfits / ミスフィッツ-俺たちエスパー!』をシリアスにしたバージョンという感じ。ロンドンの若者がうまくいかない日常の中で、特殊な力を得てやることは自分の日常をちょっと良くする小さな世界のお話。『Mr. Robot』と比べると、こんな簡単にハッキングできちゃうなんて夢物語だって思ってしまうんだけど、やってること比べたら『Mr. Robot』の方は世界規模だからな。


これのおもしろいところは、最初トム役にウィル・ポールターが配役されていたこと。ポスターまである。だけど実際に演じたのは、ビル・ミルナー。この2人は、初主演作『Son of Rambow / リトル・ランボーズ』で共演していた。この映画が好きだったので、意外なつながりにびっくりした。


だけど、いくら演技がうまいとはいえ、ウィル・ポールターがトムをやるのは合わない気がする。彼ならコンピュータを使ってっていう段階踏んだことする前に頭突きとかでやり返しそう。ねずみ顔の痩せたビル・ミルナーだからこそ、テクノロジーの力を武器に普段なら手を出せない相手と対峙するっていう話に説得力が出てると思った。あと、メイジー・ウィリアムズと並んだときのことを考えても、ウィル・ポールターとメイジー・ウィリアムズの並びは強そうすぎる。メイジー・ウィリアムズは普段は男勝りな剣士なんだけど、制服着ると今どきの女子高生に見えるリアルさ出しててすごい。


Netflix (ネットフリックス)

iBoy
iBoy
posted with amazlet at 17.02.23
Penguin (2010-07-01)

White Girl / ホワイト・ガール ~白人の女の子であることの特権


白人の女の子2人がルームシェアする家に引っ越してきて、学校の仲間?と歓迎パーティしてハッパすっていい気分になって、向かいの道端にたむろしている地元の若者たち(プエルトリコ系)になんか持ってない?って話しかけたけど断られて……みたいな始まりで、最初はドラマ『Girls』みたいな雰囲気だった。主人公のリア(Morgan Saylor)は、プラチナブロンドの髪がふわふわしていて、露出高めな服装も相まってパッと見軽そう。だけど男の手が彼女の太ももに伸びてきたら、さっとかわすような女の子。母親から送られてきた小包を鬱陶しそうにしていたり、電話にも適当に応答していたりで、実家を出ることに意味があったっぽい。大学生で、夏休みの間、おしゃれな雑誌社でインターンをしている。

だんだん物語は悪いほうへと落ちていく。アパートの近所の若者たちのうちの1人、ブルー(Brian 'Sene' Marc)と親しくなって、彼のドラッグディーラーとしての仕事を助けようとする。そこで、インターン先の上司(Justin Bartha)から誘われたチャイナ・タウンでのパーティに彼らを誘う。初めは「俺たちのシマじゃねえ」って断っていたブルーだったけど、結局行って、結果、結構もうかって、それで味をしめて、もっと稼いだろう!って大量に仕入れた。しかし、そこでおとり捜査に引っかかって警察につかまってしまう。しかもブルーはこれが3回目だから厳しい罰が下るだろうって落ち込んで。そこで、リアは良い弁護士(Chris Noth)を雇ってブルーを助け出すことを考え、その資金のためにブルーのドラッグを使ってお金を稼ごうとする。

主人公は生き残るんだけど、ものすごく苦々しい話。私はこういう若い女の子が痛い体験をして成長するってのを見るのが辛いので、それだけで嫌な気分になってしまったから、納得したくて監督Elizabeth Woodのインタビューを少し読んだところ、これは監督自身の体験を元にした物語なんだそう。学校行って、パーティしてって日々を送っていたワイルドな人。そんな彼女が、この体験を経て、自分が映画監督になって1作目は絶対この物語にするって思っていたそうだ。



Telling our stories makes us feel powerful.
Flirting with disaster – Elizabeth Wood on her explosive film debut | the guardian

それでも、なんでこんな辛いことを?って思ったことの答えは、この上の言葉にあるんだろう。普通、辛くて嫌な体験は、なるべく隠して忘れようとするものだと思うけど、それを言葉にする、作品にする、とかして表にすることで自分自身や、同じような体験をした人を強くすることができるんだ。その強さが、それ以外の場面での強さにもつながっていくんじゃないかと感じた。

あと、インタビューで女性監督としてよかったところは、女優のヌードやセックスの場面を演出するにあたって同性として相談がしやすいって言っていたのがなるほどと思った。モーガン・セイラーは実は数学好きのまじめな子らしいけど、この映画ではめちゃくちゃ脱いでて、ただ、脱ぐにあたって、それが本当に必要かどうかをじっくり話し合ったと言っていた。確かにそうやって振り返ってみると、リアという女の子を表現するために必要だったから脱いでたってことが理解できる。無駄に脱いでる感じはしなかった。映像もきれいでプラチナブロンドの透け感とか、夏の太陽のまぶしさとか、明るさ暗さ色合いがInstagramのフィルターっぽくて画としてきれいだった。

この映画は、最初にリアを見て「プラチナブロンドの髪がふわふわしていて、露出高めな服装も相まってパッと見軽そう」って思うような、人種や見た目による差別があるって言っているのは予想がつくところだけど、反対にそれが特権でもあるっていうことも言っているのが興味深い。リアは若さを謳歌する10代の白人の女の子。そのブランドで失うものあるけど、得られるものもある。最後に学校に戻っていく場面で終わるのが、急に現実に引き戻された感じで悲しかった。リアはこの経験を乗り越えていける余地がある。学校、仕事、実家。逃げたくなったら逃げられる(そうじゃないこともあるだろうけど)。だけど、ブルーにとっては、あそこでの生活が人生のすべてだった。逃げる場所なんてなかった。だから、リアと出会って、こんな出会いは一生に一度あるかないかだって思ったんだろう。夢を見てロマンチックにもなるだろう。有色人種の男の子、白人の女の子、白人の男。そういう格差があるという視点で見ると、“若い女の子が痛い体験をして成長する”ってだけの話じゃないことがわかる。


リアのルームメイトのIndia Menuezが薄くて赤毛でかわいかった。彼女の存在感で『Girls』っぽさを強く感じたのかも。

Netflix (ネットフリックス)

White Girl - Special Director's Edition
FilmRise
売り上げランキング: 214,055

Class of 2016 -Boys-

いつものように、世間一般を意識しつつ、自分の趣味で気になった男の子たち。

Finn Wolfhard


December 23, 2002 in Vancouver, British Columbia, Canada

Stranger Things (TV Series) (2016-2017)
It (2017)

フィン・ウルフハードは、『ストレンジャー・シングス』を最初見たときは顔が覚えられなくて、「カメ顔」っていうのでようやく覚えたんだけど、その後の雑誌撮影グラビアとかを見ると、線が細くて人形みたいな美しさがあって印象に残った。あんまり日を浴びていない、神経質っぽい見た目が結構貴重かと。TwitterでMac DeMarcoのカバーを披露しているなどの趣味からも、今後、青春映画の文化系役でたくさん見られることを期待している。

dazed

oyster magazine

city life

Lucas Hedges


December 12, 1996 in Brooklyn Heights, New York, U.S.

Moonrise Kingdom (2012)
Labor Day (2013)
The Zero Theorem (2013)
The Grand Budapest Hotel (2014)
Kill the Messenger (2014)
Anesthesia (2015)
Manchester by the Sea (2016)
Three Billboards Outside Ebbing, Missouri (2017)
Lady Bird (2017)

ルーカス・ヘッジズは、まず単純に顔が好きってのがあって気になっていたんだけど、まさか『マンチェスター・バイ・ザ・シー 』でこんな好評価を受けるような人だとは思ってなかったからびっくりした。エモすぎず、かといって筋肉すぎもしない絶妙さがいい。

L'Uomo Vogue

W magazine

VOGUE

Alex Lawther


1995 in Petersfield, Hampshire, England

Benjamin Britten: Peace and Conflict (2013)
The Imitation Game (2014)
X+Y (2014)
Departure (2015)
Freak Show (2016)

アレックス・ロウザーは、いい子に見えて、悪役もできるところが好き。あと、年齢のわりに童顔で、大人っぽい表情する子どもに見えるところが危険。舞台もやってるのが英国俳優らしい。是非ともフック船長の学生時代の役をやってほしい若手俳優No.1。

i-d

interview magazine

L'Officiel Hommes

Charlie Plummer


May 24, 1999 in Poughkeepsie, New York

Boardwalk Empire (TV Series) (2011-2013)
Granite Flats (TV Series) (2013-2015)
King Jack (2015)
Behold My Heart (2016)
Lean on Pete (2017)
Behold My Heart (2017)
The Dinner (2017)
Clovehitch (2017)
Stargirl

チャーリー・プラマーは、子役としてよくいるタイプの子かなと思って全然期待していなかったんだけど、『VISUAL TALES』のグラビア写真がどれももれなくかわいくて、こんなこともできるの!?とびっくりして好きになった。映像でもそれが発揮されていくといいな。

Visual Tales



Class of 2016 -Girls-

いつものように、世間一般を意識しつつ、自分の趣味で気になった女の子たち。

Millie Bobby Brown


February 19, 2004 in Málaga, Andalucía, Spain

Stranger Things (TV Series) (2016-2017)

2016年に大注目を浴びた女優さんのうちの1人といえば、ミリー・ボビー・ブラウン。『ストレンジャー・シングス』でイレヴンという特殊な役を真実味をもって演じ上げて、まだ12歳なのでこれからが楽しみ。共演の男の子たちと仲良くわちゃわちゃしているのがいつまでも続くといいな。

interview magazine

dazed

so it goes

Sasha Lane


September 29, 1995 in Houston, Texas, USA

American Honey (2016)
Hunting Lila (2017)
Shoplifters of the World (2017)
The Miseducation of Cameron Post (2017)

サッシャ・レーンの顔が単純に好み。独特のオーラがあるけど自然体な個性は強みであるが、女優としての弱点になっちゃうかもしれない。でも素が美人だから気にしなくても大丈夫かも。シャイア・ラブーフと付き合ってるのは肯定的に受け止めていいのかどうか。

i-d
GQ

wonderland magazine

Lily-Rose Depp


May 27, 1999 in Paris, France

Yoga Hosers (2016)
La danseuse (2016)
Planetarium (2016)

ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップは、恵まれた容姿でクールビューティなんだけど、子どもっぽさも感じられて、不思議なバランス。陰を感じるのは、二世だからかもしれないけど。80年代でいうとマーサ・プリンプトンとか、90年代でいうとジュリア・スタイルズみたいな、堅そうな女の子って最近あまりいないタイプだから、若いうちに学園ものにたくさん出て欲しい。

V magazine

oyster magazine

the love magazine

Haley Lu Richardson


March 7, 1995 in Phoenix, Arizona, USA

The Last Survivors (2014)
The Young Kieslowski (2014)
The Bronze (2015)
Follow (2015)
The Edge of Seventeen (2016)
Split (2016)
Columbus (2017)

ヘイリー・ル・リチャードソンは親しみやすさがハンパない。ころころとした子犬みたいな愛嬌と見た目。天然でいい子なんだなってのがにじみ出ているところが好き。

Popular TV

The Laterals

the imagista

Slash ~二次創作小説が趣味の男の子の成長物語


オタクの若者の話はいろいろあるけど、二次創作小説(Fan Fiction)が趣味の男の子は珍しいと思う。しかも、主人公のニール(Michael Johnston)は、男性キャラクターのカップリングでエロティック小説(タイトルの『Slash』はここからきている)を書いている15歳(もうすぐ16歳!)。彼の創作ノートが演劇部のリア充によって回されて笑いものにされてたのをたまたま読んだジュリア(Hannah Marks)が、彼の書き手としての才能に気づき声をかけるところから物語が進んでいく。ジュリアも小説を書いてオンラインに投稿していた。そして、彼にも投稿するよう勧めて、コミコンで開かれるそのサイトのイベントに参加しようと誘う。

2人の関係は、『カリフォルニア・ガール』の2人の関係に似ていると思った。
Dirty Girl / カリフォルニア・ガール~禁じられた10代~ ~最高のGBF
経験豊かな女の子が、クローゼットな男の子を導くような。だけど、女の子自身も悩みを抱えていて、それがこの子といることで癒されるような関係。ジュリアが大人たちに向かってしたスピーチ、
「他のアウトサイダーたちをサポートすべきなんじゃないの?自分たちだって大声で言えないような趣味してるのに、他人をジャッジするわけ?」
がかっこよくて、そりゃニールも惚れるわって思った。

また、旅の終わりにジュリアがニールに向かって「今なら18歳に見えるよ」って言ったのが、本当すぎて。ニール役のマイケル・ジョンストンは、大人しそうな見た目で、声や喋り方がかわいくて、世話したくなるようなタイプだったんだけど、本当に最後はちょっと引き締まった見た目と雰囲気になっていて、彼の成長がわかった。

二次創作サイトのメンバーで38歳のデニス(Michael Ian Black)がニールに迫られて、でも犯罪になるからって断るところがよかった。デニスが言う「昔の自分を見てるようだ」ってのに納得したし、そこから現在の自分を省みて、「いまだに実家暮らし」って落ちもリアル。ニールが自分の成長のために年上の男の人を利用するのって、10代の女の子が主人公の青春物語でよく見る構図だけど、その場合、男の人も若い女の子を利用しているような気がして、自分にとってあんまり好きになれないジャンル。だけどデニスは、ニールに「今はとりあえずたくさん書け」ってアドバイスする。そこでもしニールが性体験を経たら、大人の階段登って成長できたかもしれないけど、同時に失うものもある。デニス自身が経験者だったからそのリスクを理解して、より現実的なアドバイスを与えられたんじゃないかと思った。犯罪だからってのはもちろんだけど、そこで突き放すんじゃなくて、大人として関わっているのがよかった。

最初、低予算感が気になるって思ってたけど、だんだん気にならなくなって引き込まれるくらい主演の2人の魅力がよかった。マイケル・ジョンストンはかわいいし、ハンナ・マークスのとがった感じもちょうどいい。後から知ったけど、マイケル・ジョンストンは『Teen Wolf』に出てたんだね。しかも、そのときもかわいいと思っていたし。



雰囲気別人!
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...