Mud / -マッド- ~少年は夏に冒険する


季節を感じるとき。温度や音や、色やにおい。
そうやって季節を感じるときに思い出す映画がある。

欧米は、日本よりも夏休みが長いので、夏の子どもたちの物語は学校の外にある。
たっぷりある時間を使っていつもと違う冒険ができる。

夏休みの少年たちの冒険を描いた映画はたくさんある。
代表的なのは『スタンド・バイ・ミー』。

ひたすらおバカな作品もあるけど、ちょっと傷ついて成長するような物語が好き。

『Mud』の主人公はだろうけど、Ellis()とNeckbone()の2人の少年の冒険物語の部分を楽しんだ。
特に、Tye Sheridanは注目されてるだけあって、存在感がすごかった。
まだあどけない少年の見た目なのに、声に艶があって、そのしっかりとした話し方に自信が感じられ、説得力を持っていた。
かといって大人びすぎてなくて、若々しい無鉄砲さ、自由さ、大胆さがあって、また時々見せる幼さに母性愛もくすぐられる。
Matthew McConaugheyやReese Witherspoonといった、有名俳優に並んで重要な役に選ばれたのに納得できる。
Jacob Loflandの方はまだ子どもで、その場に置かれた状況の中にいるって感じに留まっていたけど、その純粋な感じがよかった。
個人的にはJacobくんのが好み。(丸刈りに弱い)

この映画が他の少年たちの冒険映画と違うと思うのは、中心となる子どもが2人だけだったっていうのと、何者かわからない男=Mud(Matthew McConaughey)の物語に関わったのが子どもだったというのからかな?
それに、Matthew McConaugheyの演技が強烈で、子どもの物語以上に印象深いのもある。
その点では、Matthew McConaugheyは名脇役ってよりは、花形役者なんだろうなって思った。

Ellisは純粋な愛を信じている子どもの代表。
お父さんとお母さん、Mudとその彼女、高校生の女の子はみんな大人。
大人は愛が壊れることを知っていて、だからしょうがないって引くことができるし、純粋なものなんてないって思ってて、嘘をつける。
子どもの素直な気持ちが物語をドラマチックなラストへ導いた。




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