Boy Band(洋楽男性アイドルグループ)歴史まとめと人気ランキング
Boy BandとPop Bandって何が違うの?ってのを調べてみて、じゃあBoy Bandって?ってとこに行き着いたので、今回はBoy Bandまとめ。
2013年7月の記事なので、その後ちょっと変わったとろこもあるけど、これがボーイ・バンド(男性アイドル・グループ)のおおまかな歴史のまとめとしてちょうといい教科書なので訳してみる。
A Timeline: The Best Boy Bands in History
http://www.parade.com/51275/paradeeditors/a-timeline-the-best-boy-bands-in-history/
1960s: The Beatles (1960年代:ザ・ビートルズ)
キャーキャー叫ぶ10代の女の子たちの始まりのきっかけ。国の人口の3分の1が、英国のすてきな4人組の初のアメリカでのパフォーマンスのためにエド・サリバン・ショーにチャンネルを合わせた。
1966-1971: The Monkees (1966年~1971年:ザ・モンキーズ)
印象的なこととして、1967年、このバンドへの叫び声で彼の演奏がかき消されて、ジミ・ヘンドリックスは前座を辞めた。 元はビートルズの成功につけこんで結成されたにもかかわらず、デイビィ・ジョーンズを主導として、テレビのためにつくられたこのロック・バンドは、未来のボーイ・バンドの青写真となった。
1970s: The Jackson 5 (1970年代:ジャクソン5)
1970年に、この兄弟バンドが最初の4つのシングル曲をNo.1ヒットにした時、リード・シンガー(後のポップ界の王)マイケル・ジャクソンはたった12歳だった。
1970s: The Osmonds (1970年代:ザ・オズモンズ)
バーバーショップ(アカペラ合唱のスタイル)からバブルガムへ切り替えて、弟のドニーをメンバーに追加してから、端正なモルモン教徒5人組は、ディスコとハードロックの時代に、安全なポップ天国となった。
1977: Menudo (1977年:メヌード)
プエルトリコのグループの32年のキャリアの間で、30人以上のメンバーたちが出たり入ったりし、その中には1984年に13歳で入ったリッキー・マーティンがいた。
1980s: New Edition (1980年代:ニュー・エディション)
ボビー・ブラウンのキャリアのきっかけとなったR&Bグループは、その後20年のボーイ・バンド流行の始まり。
Mid-1980s: New Kids on the Block (1980年代中期:ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック)
彼らは確実に必要不可欠な資質を持っている!彼らのかっこいい見た目がMTVの成長するミュージック・ビデオ中毒世代の注目を捕らえ、このボストン出身の男の子たちは、ビルボード・チャートを襲来した。
Early 1990s: Boyz II Men (1990年代初期:ボーイズⅡメン)
4人組のなめらかなハーモニーと泣ける曲は、彼らを至上最も成功したR&Bグループのひとつにした。彼らは世界中でアルバムを6000万枚売った。
98 Degrees (ナインティーエイト・ディグリーズ)
最近、再結成したこのグループは、熱を上げてニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックとボーイズIIメンと一緒にこの夏ツアーをまわる。
Mid-1990s: Backstreet Boys (1990年代中期:バックストリート・ボーイズ)
フロリダの最高の者たちは今も健在で、8枚目のアルバム発売に向けてギアを上げている。
Mid-1990s: 'N Sync (1990年代中期:インシンク)
10代のアイドルの伝統に乗って、ジャスティン・ティンバーレイクがソロで成功し戻ってこなかったことで、彼らの履歴書に“スーパースターの発射台”を付け加えるだろう。
Late 1990s: Hanson (1990年代後半:ハンソン)
いまだに彼らのナンセンスなヒット曲「MMMBop」が頭から離れないって認めなさい。タイラー(30)、アイザック(32)、ザック(27)の兄弟は、バンドを結成したときは10代にも満たなかったが、今は彼らの子どもは合わせて8人になる。
2005: Jonas Brothers (2005年:ジョナス・ブラザーズ)
彼らは、ピュリティ・リング(結婚するまで純潔を誓うという意味)と全ての界隈を破壊して、品行方正なというのを新たな次元に持っていった。3年の休止の後、いくつかのボーイ・バンドのライバルが登場し、この3人組はアルバム製作に戻った。彼らのファンは今も聴いているだろうか?
2009: Big Time Rush (2009年:ビッグ・タイム・ラッシュ)
ニコロデオンのボーイ・バンド(とPARADE(この記事の雑誌)の表紙!)は2009年にテレビ局が彼らをポップ・バンドになって、日常の悪ふざけを通じ、歌い戯れる4人組として配役してから、事実上離れられないものとなっている。2010年1月18日に放送された番組1話目は680万以上が観た。
2010: One Direction (2010年:ワン・ダイレクション)
この英国輸入品は、UK版X Factorの3位から、5000万ドルのビジネス帝国へと変わった。3月のアメリカのTVに初登場前でさえ、彼らはザ・ビートルズの再来と言われていた。
「同じ文章内で挙げられるだけでも信じられないくらい畏れ多い」とゼインが言う。
(ここまで)
ここからは、いろんなメディアが出しているランキングやリストを見て、人気度や重要度などを考えてみる。
■ビルボードチャートだけを元に出されたリスト
10 Biggest Boy Bands (1987-2012)
http://www.billboard.com/articles/list/502728/10-biggest-boy-bands-1987-2012
- Boyz II Men
- Backstreet Boys
- New Kids On the Block
- 'N SYNC
- All-4-One
- 112
- 98 Degrees
- Jonas Brothers
- Hanson
- New Edition
前述の歴史で触れられたグループのほとんどが入ってる。
ビルボードはアメリカのチャートなので、イギリスのグループはちょっと厳しいか。
でも、1Dの記録だったら、このランキングに入ってきそう。
※
All-4-One(オール・フォー・ワン)は、1994年のデビュー・アルバムからの曲「I Swear」が大ヒットした、4人組R&Bグループ。
112(ワン・トゥエルブ)は、1996年にパフ・ダディのプロデュースでデビューしたアトランタ出身の4人組R&Bグループ。
■ローリングストーン誌の読者投票
Readers' Poll: The Best Boy Bands of All Time
http://www.rollingstone.com/music/pictures/readers-poll-the-best-boy-bands-of-all-time-20120328
- Backstreet Boys
- The Beatles
- New Kids on the Block
- The Jackson 5
- 'N Sync
- The Monkees
- The Jonas Brothers
- The Beach Boys
- Take That
- New Edition
“オール・タイム”ということで、ボーイズ・グループ?って思うような70年代以前のグループも入っている。
さっきのランキングと合わせると、ジョナス・ブラザーズって結果も残していて、人気もあって、00年代では本当にすごかったんだね。
イギリスからテイク・ザットが健闘!
※
Take Thatは、1989年に結成されたイギリスの5人組。1996年に解散。2005年にソロで活躍するロビー・ウィリアムズ以外の4人で再結成。2010年に5人での活動を再開する。
初期の写真はおもしろすぎるから特別載せたい |
Entertainment Weeklyで行われた読者投票もあって、
Boy Band Battle -- Results: And the greatest boy band of all-time is ...
そこでは、以下の6つのグループを対象に、
- New Edition
- New Kids on the Block
- Boyz II Men
- Backstreet Boys
- 'N Sync
- One Direction
以下の5項目で投票をした。
- 見た目:Best Group Appearance (42%)
- ミュージック・ビデオ:Best Music Videos (46%)
- ダンス:Best Dancers (65%)
- 歌唱力:Best Vocal Moments (50%)
- 舞台パフォーマンス:Best Live Performances (39%)
()の中の数字は、1位になったバックストリート・ボーイズが獲得した得票率。
これは今年の9月の記事。
本当に、本当に、信じられない!特に見た目!
アメリカ人とは合わないわ。
ただ、ほとんどがBSBとインシンクの対決にNKOBが追うって結果だったけど、見た目は1Dが健闘していた。(ボーカルではボーイズⅡメンが2位)
当時もBSBとインシンクのファンはライバル関係で競い合っていたって読んだけど、今も活動しているBSBなので、ファンは力が入っているのかな?
■Complex誌によるベストソング
The 30 Best Boy Band Songs
http://www.complex.com/music/2013/10/best-boy-band-songs/
- N Sync "Bye Bye Bye" (2000)
- Backstreet Boys "I Want It That Way" (1998)
- New Kids On The Block "You Got It (The Right Stuff)" (1988)
- New Edition "Candy Girl" (1983)
- Take That "Back For Good" (1995)
- One Direction "Live While We're Young" (2012)
- Hanson "MMMBop" (1997)
- Boyz II Men "End of the Road" (1992)
- LFO "Summer Girls" (1999)
- The Wanted "Glad You Came" (2011)
- 98 Degrees "Because Of You" (1998)
- N Sync "Girlfriend" (2002)
- Jonas Brothers "Burnin' Up" (2008)
- All-4-One "I Swear" (1994)
- Menudo "Hold Me" (1985)
- Backstreet Boys "As Long As You Love Me" (1997)
- 2ge+her "U + Me = Us (Calculus)" (2000)
- New Edition "Cool It Now" (1984)
- 112 "Peaches 'n' Cream" (2001)
- 5ive "When The Lights Go Out" (1998)
- O-Town "All or Nothing" (2001)
- B2K f/ P Diddy "Bump, Bump, Bump" (2002)
- Hi-Five "I Like the Way (The Kissing Game)" (1991)
- Another Bad Creation "Playground" (1991)
- Backstreet Boys "Quit Playing Games (With My Heart)" (1996)
- BBMak "Back Here" (1999)
- N Sync "I Want You Back" (1998)
- Boyz II Men "On Bended Knee" (1994)
- New Edition "Mr. Telephone Man" (1984)
- Du Jour "Backdoor Lover" (2001)
理由はここでは長いので載せないけど、1位の理由はやっぱジャスティンだよなって思った。
アイドル性だけを重視してないメディアでも、今のジャスティンの活躍ぶりがあれば、彼(と元いたグループ)を押せると思う。
上位は、歴史のとこで学んだグループが占めていて、そこに最近の人気者の1Dとウォンテッドがランクイン。
ウォンテッドは曲先行で売れたイメージなので、この順位も納得。
よく見てみると、男性アイドル・グループの曲はR&Bを基本にしたものが多く、本格的なコーラスを聴かせるグループやラップをやるグループもあって、このメディアがこの企画をやってるのもわかるような気がした。
※
LFO(Lyte Funkie Ones)は、アメリカの3人組。1999年にメンバー交代があった。2002年に解散。
5ive(ファイヴ)は、1997年にスパイス・ガールズのマネージメントチームによるオーディションで選ばれたイギリスの5人組。2001年に解散。2006~2007年に再結成して活動。2012年に再々結成。
O-Townは、2000年に始まったMTVのアイドル育成リアリティ番組で結成されたアメリカの5人組。2003年に解散。2011年に再結成。
B2K(Boys of the New Millennium)は、2002年にデビュー・アルバムを発売したアメリカの4人組R&Bグループ。オマリオンが在籍。2004年に解散。
Hi-Fiveは、1990年にデビューしたアメリカの5人組R&Bグループ。1994年に解散。2005年に再結成。
Another Bad Creation(ABC)は、ニュー・エディションのメンバーだったマイケル・ビヴンスに見出され、1991年にデビューした6人組R&B、Rapグループ。1994年に解散。
BBMak(Barry, Burns, McNally : メンバーの名字の頭文字)は、1999年にデビューしたイギリスの3人組。2003年に解散。
2ge+herは、MTV製作の同名映画とドラマで、Du Jourは映画『プッシーキャッツ』でのフィクション・グループ。
■Usマガジン 特にランキングじゃない
The Biggest Boy Bands of All Time!
http://www.usmagazine.com/entertainment/pictures/the-biggest-boy-bands-of-all-time-2012215/22654
- One Direction
- The Wanted
- The Jonas Brothers
- Backstreet Boys
- 'N Sync
- 98 Degrees
- O-Town
- LFO
- 2gether
- Hanson
- Boyzone
- Westlife
- The Moffatts
- New Kids on the Block
- Menudo
- Take That
- Boyz II Men
- New Edition
- The Monkees
- The Jackson 5
女性向けのメディアが選んでいるという点が注目かと思ったけど、そんなに違いはない。
中心となる大きなグループがいて、そのまわりにフォロワーが生まれて、数曲の大ヒットや中ヒットを出しては消えていくっていう、流行のわかりやすい例を見ることができると感じた。
※
Westlifeは、アイルランドの5人組。1998年にサイモン・コーウェルとルイ・ウォルシュによって結成。ボーイゾーンのローナン・キーティングもマネージャーを務めた。2004年にメンバー1人が脱退し、2012年に解散。
The Moffattsは、カナダの4人組ポップ・ロック・バンド。元はカントリーをやっていたが方向を変え、1998年に発売したアルバムがヒットした。2001年に解散。
■イギリス限定
The 11 Best UK Boy Bands Of The Past 25 Years: From Take That To One Direction
http://www.idolator.com/7093391/11-best-uk-boy-bands-take-that-one-direction/
- Take That
- One Direction
- JLS
- 5ive
- Bros *5-6同じ
- Big Fun *5-6同じ
- East 17
- McFly
- Busted
- The Wanted
- Boyzone
http://www.ultilists.com/2013/05/01/top-five-british-boy-bands-in-the-world-in-2013/
- One Direction
- The Wanted
- McFly
- JLS
- Lawson
イギリスでもボーイ・バンドが栄えているけど、中々アメリカまでは届かないんだね。
アメリカで最高のボーイ・バンドがBSBなら、イギリスではテイク・ザット。
1Dがもう次に来ているのもすごい。それだけの結果を残しているから文句はないだろう。
イギリスの特徴としては、R&Bのボーカル・グループだけでなく、バンド編成のグループもアイドル的人気を得ているところかな。
それは、歴史で勉強したように、始まりがビートルだったからなのかなと想像。
そうすると、アメリカの方はジャクソン5になるのかな?
※
JLS(Jack the Lad Swing)は、2008年のX Factorの第5シーズンで2位(優勝はアレクサンドラ・バーク)になった4人組。
Bros(ブロス)は、双子を含むイギリスの3人組バンド。1987年にデビュー。1989年に兄弟じゃないメンバーが脱退。1992年に解散。
Big Funは、ストック・エイトキン・ウォーターマン(音楽プロデューサーチーム)にプロデュースされ1998年から1994年まで活動。メンバー3人ともゲイだが、プロデューサーのひとり、ピート・ウォーターマンより公表することを禁止されていた。
East 17(イースト17)は、 1992年に結成されたイギリスの4人組。1997年から1999年までは3人で活動。2006年に再結成。
McFlyは、2003年に結成されたイギリスの4人組ポップ・ロック・バンド。
Bustedは、2002年に結成されたイギリスの3人組ポップ・ロック・バンド。2005年に解散。
Boyzoneは、アイルランド版テイク・ザットとして1993年に結成された5人組。2000年に解散。ローナン・キーティングはソロでも成功している。2007年に再結成。
ってかBlue入ってないんだ!
好きだったので、ちょっと残念。
ボーイ・バンドについて調べてるときに見つけたブログ。
英語の記事を訳してくれている。
ランキングの冒頭部分でボーイ・バンドの定義について触れていて参考になった。
Top 10 Boy Bands ~The Best Of All Time~ 1位は?
http://takethatshine.blog.fc2.com/blog-entry-148.html
ボーイバンドと言うジャンルに関する議論が持ち上がると、必ず問題になるのがその定義だ。
「ボーイバンド」という言葉は1990年代のNew EditionとNew Kids On The Blockの登場までは、あまり広くは使用されていなかった。
しかし、それ以前にも先例は明らかに存在した。
このリストにおいてボーイバンドとは、『バンド』と言うにも関わらず、ヴォーカルに重きを置き、楽器を必ずしも演奏しない男性グループを指す。彼らはしばしばダンス・パフォーマンスを含む演出を披露し、おもに10代向けのマーケットに向けて売り出される。
そのコンセプトにおいて明らかに歴史的重要性を持つものの、ビートルズとモンキーズはこのリストから除外されている。
「ボーイ・バンドって何?」の模範解答にさせてもらいたいくらい。
何となくわかっていても、いざ文字にするのは難しいから。
これで、ボーイ・バンドについての勉強終わり!
ただ、日本で言うアイドルってなるとまた違う気がするからややこしい~
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