OUT誌が選ぶ重要なゲイ映画50 ~イギリスの名作5選
50 Essential Gay Films
Five British Classics:
イギリスの名作5選
新しい方から3作品は観ていた。
OUTはアメリカの雑誌だけど、イギリスの作品を選んでいることから、イギリスにゲイの古典と呼ばれるような作品が多いことがわかる。
本当はアメリカの視点からアメリカのゲイ映画も選んで欲しかったんだけど。
VICTIM (1961, dir. Basil Dearden)
キャリアを潰そうとする脅迫者のリングに上がる“クローゼット”な法廷弁護士の役を演じた時、イギリスのアイドル、ダーク・ボガードは、若い医者の功名についての一連の人気映画ですでに有名になっていた。
THE NAKED CIVIL SERVANT (1975, dir. Jack Gold)
このTV用につくられたクエンティン・クリスプの自伝で、クリスプを演じたジョン・ハートは英国アカデミー賞をとった。クリスプは、30~40年代のイギリスで不愉快で否定的な攻撃に耐えた、華やかな英国のクィア。
マイ・ビューティフル・ランドレット
MY BEAUTIFUL LAUNDRETTE (1985, dir. Stephen Frears)
80年代初期イギリスで爆発寸前の緊張状態に反するような異人種間の恋愛物語は、ダニエル・デイ=ルイスのファシズムに共鳴するゲイのパンクという、初めての大きな役を印象付けた。クライマックスのせっけん泡に囲まれた上半身裸のシーンはお金で買えない価値がある。
ダニエル・デイ=ルイスも、この映画も好き。
モーリス
MAURICE (1987, dir. James Ivory)
大学生が恋に落ちるというE.M.フォースターの1914年の小説の映画化作品で、ヒュー・グラントはジェームズ・ウィルビー演じるモーリスの腕の中でだらっとしていてかわいらしい。ルパート・グレイヴスはウィルビーが恋焦がれる階級区分の違う庭師。
英国男子学生寮物では、『モーリス』よりも『アナザー・カントリー』派です。
単にビジュアル面での好みだけど。
BEAUTIFUL THING (1996, dir. Hettie Macdonald)
荒廃した東ロンドンの中で、団地に住む10代のジェイミーとスチュは、同性愛の芽を探求する。この映画はすばらしいキャストを揃えているが、真のスターは、お茶目で小生意気なリア(Tameka Empson)によって流されるママ・キャス(キャス・エリオット)だ。
ロンドンらしくてすごく好き。そういえば、これも団地内で物語がほぼ完結するなあ。
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