米サイトFlavorwireが選ぶエッジを保ったヤングアダルト(YA)小説の映画化10作品

by - 7/01/2013

10 YA Novel to Film Adaptations That Kept Their Edge

『The Perks of Being A Wallflower』が出たときの記事。
ヤングアダルト(YA)小説の映画化のよくなかった例として、 『The Princess Diaries』(邦題『プリティ・プリンセス』)がディズニーっぽすぎるって挙げられてたけど、私はすごく好き。アン・ハサウェイ、ヘザー・マタラーゾ、マンディー・ムーア、ロバート・シュワルツマンと、配役もぴったりだし。まあ、2の方は小説のファンからすると切り離して考えたくなるのはわかる。



The Perks of Being a Wallflower, Stephen Chbosky
ウォールフラワー

多分、映画はチョボウスキー自身によって脚本が書かれ、監督されたからだが、本にだいぶ近く、10代でいるという現実(性について、ドラッグ、片想い、ミックステープ)から縮こまらず、結果は好きでやった仕事だった。それは私たちが年をとったからかもしれないが、大きなスクリーン上で展開する話を観ることで、より強烈でうろたえる様な体験を本で読むよりも感じた。いい意味で。事実、これは元々R指定をされていて、より10代に優しい「PG-13」を得るために決定を上訴しないといけなかった。


The Outsiders, S.E. Hinton
アウトサイダーズ

S・E・ヒントンの名作小説がまず第一にどのくらいエッジがあったかについて話し合う人もいるだろう。そう、これは死をもたらす刺傷事件や、大規模なギャングの抗争、若い登場人物たちがいつでも武器を持ち出すことができるのが当たり前という感じを扱っているが、同時に詩を朗読し、『風と共に去りぬ』を抱えている主人公がいる。でも、映画の最後で、3人の10代は酷い終わりを迎える。恐怖映画を除いては、10代向けの作品にしては死者が多すぎる。


Speak, Laurie Halse Anderson
スピーク

このTVのためにつくられた映画は、ローリー・ハルツ アンダーソンの小説をとても力強くした主題を避けなかった。これがハウス・パーティでレイプされた14歳の主人公だからというのだけでなく、彼女の震えた警官への電話が未成年の飲酒者を逮捕しようとした警察の群れを呼び、彼女は仲良かった子たちや新しい同級生から完全に仲間外れにされる。『トワイライト』以前のクリステン・スチュワートは完璧にこの役を演じ、重い隠し事を抱え、誰にも話すことができない10代の痛み、孤独、混乱をとらえる。


It’s Kind of A Funny Story, Ned Vizzini

どんな小説や映画でも、高校生が自殺をしようとするところから始まるものは、暗くなりがちなのにもかかわらず、ネッド・ヴィッツィーニの半自伝的小説は思った以上に希望に満ちている。この映画は精神病によって生じる問題をほとんどきれいにまとめているが、本の様に、精神病棟にいることは、主人公の問題を消さず、それらとうまくやるための術を彼に与えただけだと再確認させるハッピーエンディングで調節する。


The Hunger Games, Suzanne Collins
ハンガー・ゲーム

これからまだ続く映画化のスーザン・コリンズの三部作からの一作目は先走りだと言えるが、観客はいまだ子どもたちが子どもたちの手によって亡くなることにひどく危惧している。さらに映画のエッジで重要な、カットネスの描写と、彼女をものすごく強く、ストイックな主人にしておくことに成功した。


Rumble Fish, S.E. Hinton

S・E・ヒントンの小説を元にした別の映画、この映画は同じくらいの凶暴さを詩的な考えで和らげているけど、今回は、一見タフな主人公の文学への愛を動物への愛と尊敬に置き換えた。『アウトサイダーズ』の様に、映画は少しの希望はあるが、酷い最後で終わる。


The Sisterhood of the Traveling Pants I and II, Ann Brashares
トラベリング・パンツ

『トラベリング・パンツ』はそもそもたいしたエッジがなかったが、禁本のテーブルに置かれた種類の話題、自殺や10代のセックスなどが、そのまま映画版にも残された。続編では、妊娠の恐怖を増大し、さらなる注目がある女の子の母親の自殺に与えられた。両方の映画がお泊り会向け映画の素質を持っているにもかかわらず、持っていた素材の扱いでいい仕事をした。


Nick and Norah’s Infinite Playlist, David Levithan

2008年の小説からの映画化で、2人の10代がマンハッタンを駆け回り、最終的にお互いに恋に落る話は、
10代の飲酒、セックス、みんなバカな決断をするなどを見せることにしり込みしなかった。さらに、たぶん単にすべてはカット・デニングスによるのかもしれないが、この映画は間違いなく、我々が買った本丸々のようにかっこいい感じ。


Harry Potter and the Deathly Hallows Parts I and II, J.K. Rowling
ハリー・ポッターと死の秘宝

たいていの批評家が言うには、ハリー・ポッター・シリーズは『アズカバンの囚人』(と、クリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンへの監督交代)からエッジを持つようになり、シリーズの最後の2つの作品は重い雰囲気を高めた。本と同じで。映画化は、主人公たちが目撃した死や彼らが直面する責任の重さをごまかそうとしなかった。10代を見ていたというのを簡単に忘れるほど、時にとても重い。


Youth in Revolt, C.D. Payne

映画がマイケル・セラによって特段もっとエッジを持ったのは信じ難いが、セラ氏を放火犯とプレイボーイに変える全てが細い口ひげだとわかる。 この映画は、鋭い題材を犠牲にすることなく、本の持つ初恋についての甘さを保つことができた。

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