ティーン映画のサウンドトラックTOP10
The Top Ten Most Excellent Teen Movie Soundtracks
[source: Blender.com, December 2006
http://www.blender.com/guide/articles.aspx?id=2297 ]
ソースがネット上から消えてるくらい古い(2006年)ものだけど、ティーンものに絞ってまとめてる例がなかったからこれを参考にしてみる。
時代のせいもあるのか偏りがある気もするけど、ここにあがってるのはほとんどもう古典って言えるようなものばっかりだから。
でも、そこから『トワイライト』あたりがきっかけでティーン映画のサントラ事情はまた大きく変わったと思う。
だから、このリストの最新版がほしい!
Grease
Polydor, 1978
このサントラが発売された30年代後、とりあえずカラオケバーに入って行って、このアルバムから少なくとも1曲(それか3、4曲はありそう)聴くことになる。「Summer Nights」「Greased Lightning」「You're the One That I Want」…感傷は普遍的で、不安は世代を超え、挑発的なようでもお上品な印象があって、親が子どもと一緒に見られないほど悪くないというのが、これを物語と同じくらい音楽が愛される稀なミュージカルにしている。
Dazed & Confused
Giant/Wea, 1993
このカルト・ストーナー(大麻愛好家)向け映画は、マシュー・マコノヒーとベン・アフレックが経歴を乗り出すきっかけになった作品として知られるが、サウンドトラックはどう見ても最先端の新しいものを発掘していない。その代わり、70年代の子どもになった体験を正確に再現することがポイント。それは大きな音で共鳴するドラム、うなりをあげるギターソロ、バンシー(妖精)みたいな歌手が“対極的な”ことをもったいぶって語る間にふさふさの頭を振り回す。フォガットからキッスまで、みんなが期待するもの全部ある。けれども飽き飽きしたり“皮肉”に感じたりすることはない。深夜番組のコマーシャルで見るようなコンピレーションよりもずっと良いその時代全体のまとめだ。
High School Musical
Disney, 2006
好きとか嫌いとかは置いておいて、この年の最高売り上げのCD、ディズニー大好きな『ハイスクール・ミュージカル』のサウンドトラックに触れなければ、このリストは不完全になってしまうだろう。あなたが20歳以上で子どもがいない場合、これを聴いたことがないかもしれないが、私たちを信じて、そうなるから。このサントラの曲(スポーツがテーマの「Get'cha Head in the Game」や一緒に歌えるエンパワーメント賛歌「We're All in This Together」のような)は、この国のほぼすべての5歳~16歳はみんな避けられない(このアルバムは約400万枚売った)。そしてよくあるティーン映画のお決まりの筋、恋愛、チアリーディング、個性についてなどで、この映画(とサントラ)は永遠の命を運命づけられている。
Clueless
Capitol, 1995
『クルーレス』のサウンドトラックはこのリストの他のアルバムのように、時代や経歴の急発進とは決定づけられない。しかし、他のアルバムがやりたくても成し遂げられなかった2つのこと、長い命と聴きやすさがある。実際、『クルーレス』のサントラはほぼ完璧。ザ・マフスのキラキラした流行の名曲「Kids in America」からジル・ソブルの今再利用された「Supermodel」まで、このアルバムはほとんどつまづかない。中心の身、実のところ、1番いいところはレディオヘッドが「Fake Plastic Trees」をアコースティックで演奏してるところ。崇高。そしてマイティ・マイティ・ボストーンズの「Where'd You Go」は、スカパンクが最高だった時代からのすばらしい面影。
Dirty Dancing
RCA, 1987
他のティーンのダンス映画を導いたティーン・ダンス映画(例:『ランバダ』『セイブ・ザ・ラストダンス』)、『ダーティ・ダンシング』はティーン映画眼力が非常に正確な人口の区分、すなわち女性によって崇められている。もちろん、みんなが1番覚えているのは音楽。映画の主題歌「(I've Had) the Time of My Life」は今も主要産物だし、その他のサントラ曲はオールディーズの定番(「Be My Baby」「In the Still of the Night」)と、忘れらたボス(ブロウ・モンキーズ「You Don't Own Me」)のどちらかによって占められる。今日まで、「誰もベイビーを離したりしない」。
House Party 2
MCA, 1991
どんな理由でも、ちゃんとしたヒップ・ホップのティーン映画サウンドトラックを見つけるのは不可能に近い。たぶんそれは、ジャンルがそんなに定まっていないか、メディアからのヒップ・ホップの大ヒット曲(「Lose Yourself」は除いて)が少ないからだろう。だけど90年代初期ひとつの短い瞬間に、キッド・イン・プレイはヒップ・ホップと当時のストリートの音を抱きかかえた。それはラルフ・トレスヴァントの低音ものとレクスン・エフェクトのいつも楽しいパーティ曲の両方である。ある意味で、キッド・イン・プレイは他の挑戦しようとしてる選手よりも基準を高く設定し、ヒップ・ホップのティーン映画サウンドトラックを創造し壊すという両方をやった。
Breakfast Club
A&M, 1985
『セイ・エニシング』のように、これはサウンドトラックによってさらに記憶に残る映画。またすべての評価は1曲(シンプル・マインズの「Don't You (Forget About Me)」)によっているのも同じ。ジョン・ヒューズはさらにサントラの名作(『プリティ・イン・ピンク』『恋しくて』)をつくっていくが、シンプル・マインズの曲の使用は、彼が集団的無意識をよく把握していたということの議論の余地がない証明で、彼の選択はバンドの経歴になっただけでなく、その3分間の爆発で時代を決定づけたのだ。
Not Another Teen Movie
Maverick, 2001
『Not Another Teen Movie』は、B級の尖ったパロディだから、サウンドトラックのアルバムが同じようになるのも頷ける。マリリン・マンソンやスマッシング・パンプキンズのようなアーティストにニュー・オーダー(Orgyの「Blue Monday」の破滅的なリハーサル)やモダン・イングリッシュ(メストのパンクにした「I Melt With You」)のようなバンドの80年代の多くの名曲を完全に自由にさせた。映画は陽気だけど、アルバムはオマージュのように再生される。それはまるでいつも裸の交換留学生、どんなときでも「Yo」って言う黒人、ストーナーが学校を走りまわる一日を、とても本気で“暗い”バンドたちがあたかも待ち焦がれていたよう。誰が彼らを責められる?
Go
Sony, 1999
音楽を中心とした『スウィンガーズ』に引き続いてのダグ・リーマンの作品は同じく曲による、レイヴで踊って夜をすごそうと決めた高校生たちのグループを追いかける。当時、アメリカのほとんどは“レイヴ”ってものを完全に理解していなかったので、リーマンが教えた。BTのようなバンガーやエールのようなアンビエント作者をサウンドトラックのために採用し、今世紀初めのエレクトロ・ミュージック・シーンの本当の学生向け学習ガイドになった。追加点は、生涯の経歴をつくった一発屋、Lenの「Steal My Sunshine」を含んでいること。
Empire Records
A&M, 1995
映画は失敗したが、カルト的なヒットになり、サウンドトラック(特徴のない90年代オルタナティブ・ロッカーの正真正銘の人名録)はそれにともなう第2の人生をなんとかした。ジン・ブロッサムズやクラッカーのようなバンドがニルヴァーナやパール・ジャムのようなスーパースターにならなかったのは当然だが、映画のように、彼らは90年代中頃の10代の不安に楽しみを見つけ、また、同じく映画のように、ひとつの世代をさらに広げるのに十分な一時の魅力を持っている。
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