Avatar


3Dの世界は予告編で『不思議の国のアリス』が流れたところから始まった。その衝撃はすごかった。「観るのではない。そこにいるのだ」というキャッチコピーそのままに、まさに映画の中のことが目の前で起きているようだった。でも、最後まで見た感想だと、『アリス~』の方が3Dが凄かった。短かったからかもしれないけど。『アバター』は3Dにしては長くて、気持ち悪くなるとか疲れるとかは無かったけど。あと、3Dの効果はCGの世界にははまっているけど、生身の人間にはまだ違和感があった。動きが微妙に滑らかじゃなかったと感じた。だからGiovanni Ribisiはちょっと残念。ノーム役のJoel Mooreは『ドッヂボール』から大分出世した。彼の場合はうまくあっていたと思う。Zoe Saldanaはせっかく美人なのに、素顔が1回も出ないで勿体なかった。でも彼女も大分メジャーになった。この話の好きになれなかったところはカットされたというけどやっぱり気持ち悪いナヴィのラブ・シーンと、ラスト。主人公は怪我で戦線を離れアバターになる役割を突然与えられた。徐々に先住民と心を通わし、親しくなっていくんだけど、装置から戻れば足の不自由な体の自分がいる。そのギャップに苛立ち、もっとアバターでいることにのめり込んでいく。彼のそれは逃げのように思う。そして最後はそっちでいることを選んだ。人間は地球に帰されるのに彼は残った。でも人間としてではなく。ということは人間に未来はないの?超人にしか「ユートピア」に住めないの?騒ぐのは3Dっていう方法であって、中身は騒ぐほどではない。でも3D映画はまだまだこれからなので、どんな表現が出てくるか楽しみ。

Class of 2009 / 2009年活躍した若手俳優・女優

私の好みも反映しつつ、一般的な視点で考えてみた。アメリカ人に限ったのは、イギリスなど外国映画はそんな見られないから。きりのいい10にならなかったのは、Amanda SeyfriedChanning Tatumを削ったから。日本では今年沸いた印象だけど、作品からすると2008年のがそうかもしれないと思ったから。そんな2人が『Dear John』で共演するそうだ。たぶん見ないけど。

秀才:Joseph Gordon-Levitt

(500) Days of Summer
G.I.ジョー

1981年生まれ。
コロンビア大卒らしく、オバマの支持活動したり、アーティストとして映像を制作したり、俳優以外の活動もスマートなJo。インディ俳優からメジャーに進出なんだけど、アクションとかサスペンスとかよりもアートっぽいのに出てもらった方が見てる方としては嬉しいんだけどな。あんまり大きくないのをどう活かすかが問題。欧州人俳優のように年を重ねて行って欲しい。

ギーク:Jesse Eisenberg

アドベンチャーランドへようこそ
Zombieland

1983年生まれ。
Jesseにはずっとこのままでいて欲しい。猫背で早口でおどおどしてる。どんなジャンルに出ても、このキャラクターで生き残っていけそう。地に足がしっかり着いているし、浮かれて羽目を外すこともなさそう。

筋肉:Taylor Lautner

ニュームーン/トワイライト・サーガ

1992年生まれ
TaylorはTom Cruiseを思わせるところがある。完璧なアメリカの夢。人間じゃない別世界の生き物みたいな。バービーの恋人のケンみたいって言ってる人がいたけど、本当にそんな感じ。でもTomはいもっぽくしていても、努力家でここまで残ったのにはそれなりの頭脳もあっただろうから、Taylorに望むのはそういうところ。

留学生:Anton Yelchin

スター・トレック
ターミネーター4
チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室

1989年生まれ
2009年は本当にAntonが飛躍した年だった。夏のSF大作に2本も出て。『ターミネーター』の方はまだ見てないけど、『スター・トレック』は凄く良かった。Antonは子どもの頃から演技が上手だったから、ちょっとElijah Woodみたい。良い子なイメージを無理に振り払うとかしちゃうのかな。

ビッチ:Megan Fox

トランスフォーマー/リベンジ
Jennifer's Body

1986年生まれ
開き直っている感じが潔くて良い。自分の武器を最大限活かしてのし上がる。度胸がある。けど、個性もあってそこがうけたのかな。黒髪でエキゾチックなところが今っぽい。

レベル:Taylor Momsen

ゴシップガール

1993年生まれ
若いからまだまだこれからが楽しみ。個性がない顔が良い意味で何にでも化けられることを証明している。今のAvrilのハード版なのをこれからどんな風に変えていくか彼女のセンスが問われる。

道化:Charlyne Yi

Paper Heart
PV Man Man, Hockey

1986年生まれ
インパクトのある顔は一度見たら忘れられない。だけど個性的過ぎて、普通の話にはとけこみにくいのかも。映画以外にも音楽活動など幅広いからこれからいろんなところでみられるかも。

ゴス:Kristen Stewart

アドベンチャーランドへようこそ
ニュームーン/トワイライト・サーガ

1990年生まれ
Kristenは本当に男前。『トワイライト』シリーズに出ているどんなマッチョな男の子たちよりも強そうだし、頼りになりそう。残念だったのは長かったMichael Angaranoと終わっちゃったこと。シリーズものに出ていても他の作品も順調にこなし、この世代を引っ張る女優さんになると思う。

My Best (almost teen) Movies of Decade / 00年代私のお気に入り(殆ど青春)映画

00年代は私にとって青春時代真っ只中だった。そんな時期に出会った青春映画と呼ばれるものにすごく影響を受けた。その中でも特に印象に残っているもの、思い入れが強いもの、いくつになっても見たくなる作品を選んた。
本当はきりがいいから10作品選びたかったが、最後の1つが決められなかった。というのも、Jena Maloneがヒロイン役で出演した『ドニー・ダーコ』(2001)、『海辺の家』(2001)、『イノセント・ボーイズ』(2002)が競合したから。主役のJake GyllenhaalHayden Christensen Emile Hirschらも00年代の重要な俳優だ。特にEmileはこれからにも期待が持てる。

Billy Elliot (2000) / リトル・ダンサー

イギリスものってやっぱり独特で階級とか時代背景とかすごく影響してくる。だから共感って部分だとそんなにできないかもしれないけど、独自の文化が発達しているから、特に若者文化、そういうものを知る意味ではすごくおもしろい。あと、イギリス人の美的感覚は日本人の持つものと似ているなと感じる部分があって、アメリカのそれよりもはるかに理解しやすい。
そういう部分では共感できるかも。だからイギリス人ってすごく綺麗な人が多いと思うんだよね。線が細くて中性的で濃すぎず気品があって陶器の様な。
で、話がこの映画に戻ると、Jamie Bellは美しい。田舎の普通の男の子かもしれないけど、私たちの年代のある一部の界隈では未だに根強い人気があると思っている。それはもうBrad Renfroとかの域。で、そんな意味でこれはBrad Renfroで言うところの『依頼人』な訳で。どんなにその後彼が頑張っていても、実力がついてきても越えることのできない作品。若い俳優のデビュー作にはその年齢も影響される一瞬の奇跡が閉じ込められている。そしてその奇跡に出会えたことに感謝し、また何度もこの体験をできることを喜ぶ。Jamie Bellが大人になっても、Billy ElliotはいつまでもT-Rexで飛び跳ねている少年だから。




Ghost World (2001) / ゴーストワールド

高校を卒業したばかりのイーニドとレベッカが大人社会とどう付き合うかを決めていく物語。共感できる部分がありすぎる。ずっと今のまま(子ども)でいたいイーニドと(大人)社会に適応しようと努力するレベッカ。2人の溝は広がるばかり。それはどうにもできないこと。誰かが決めるのではなく、自分で決めることだから。だからGhost Worldの世界には大人たちと、大人になりそこないが混在する。それがシーモアであったり。でも、シーモアも実は適応したいと心の中で思っていた。あきらめていただけだった。チャンスが来たらここぞとばかりに飛びついた。イーニドにはそれがショックだった。また仲間を失った。そして彼女はバスに乗る。バスに乗るという選択もまた彼女がしたこと。生きるっていうのは処々でそういう選択に迫られるものだ。
あとは何といってもキャストが良い。原作コミックのテイストを残しつつでこれだけできるなんて。Thora Birchにとっても、Scarlett Johanssonにとってもこれがベストアクトだと思う。そしてBrad Renfro。本当に才能だけは同年代の誰よりも優れていた。DVD特典の撮影風景を見たら、彼らがすごく良いチームワークを発揮していて微笑ましかった。




The Princess Diaries (2001) / プリティ・プリンセス

これは原作から読んでいて、キャラクターの魅力が1番の見所だからそれを失わないキャスティングが素晴らしい。Anne Hathawayの鮮烈なデビューは今でもしっかり記憶している。本当に本の中からミアが飛び出してきたかのような女の子。大きな目と口で、ファニーフェイスを物怖じせずにやってみせる。それまでのアイドル路線の女優さんたちとは一線を画していた。挙げるならKirsten Dunstに近いかな?そして親友の“パグ顔”リリーを演じたHeather Matarazzoも似合い役だし、文系王子マイケルのRobert Schwartzmanも完璧。兄はああなのに弟はこうなのね。階段に座ってハーモニカ吹くのが似合うなんて。
どこまでも少女の夢を完璧に叶えてくれるこのピンクで砂糖のように甘くて一面花畑のような感じが最高な作品。




Bully (2001) / ブリー

Larry Clarkの映画は本当にそこにいるような気になる。体温や汗の臭いまで感じられるよう。そして子どもたちの楽園の中から撮っているのがいい。思い出を振り返っている訳でもないし、他人として眺めているのでもない。その中に自分も入って、そこから見える世界を映しだす。だから自分勝手な時もある。でもそれがその世界ではあたりまえだったらそれが正解。Bullyではカリフォルニアの暑い太陽と乾いた空気、街の悪臭や女の子の匂いそんなものが五感をMAXに刺激する。子どもたちがほとんど裸でごろごろしている。目は虚ろだし、言葉は意味がない。それを若手の実力派俳優たちBrad RenfroNick StahlRachel Minerなどは狂気にせまる演技でみせる。Bijou PhillipsMichael PittKelli Garnerなどはストリートのリアルな感じを与える。『キッズ』で見出したLeo Fitzpatrickも特別出演。




Spider-Man (2002) / スパイダーマン

00sはアメコミヒーローが数多く出現したけれど、『スパイダーマン』はちょっと違った。ピーターは高校ではオタクで眼鏡で駄目駄目。憧れのメアリー・ジェーンにも既に恋人がいる。そんな最低レベルのところからスタートして、どんだけスパイダーマンになったら活躍するのかなと思ったら、手作りのユニフォームはイケてないし、メアリー・ジェーンは親友のハリーと付き合い始める。唯一の身内である叔父さんも亡くなってしまうし、とピーターは本当に冴えない。それを演じる夢遊病者みたいに目が見開いたTobey Maguireがまたはまり役だったのがよかった。かっこよすぎてもいけないし、かっこ悪すぎてもいけない。それをすごく絶妙なところでクリアしている。ナイスキャスティング。さらに、赤毛のヒロインを演じたKirsten Dunstも、オタクが夢見る女の子にぴったり。彼女はその当時無敵だったし。そしてイケメンお坊ちゃまのJames Francoがまたいい。親の七光りをうざったく感じているけど、そこまで反抗できない良い子な役を、あの犬ころのような瞳で。声もまだ若いし。もうこの3人さえいれば本当に無敵。




Napoleon Dynamite (2004) / バス男

一時期猛烈にはまっていた。Tシャツ3枚、フィギュア2体、トランプ、キーチェーン、パラパラ本、ポスター、お菓子を集め、コスプレもしたがった。アメリカってこんなに広いんだ!と感心したのを覚えている。見るもの、なされること、言葉までもが今まで知らなかった世界で、
低空飛行なんだけど、どこまでも飛んでいく感じ。独特の色使いがまた不思議世界を拡大させている。はまったらなかなか抜け出せない。嫌、無理に抜け出すことはないのだ。どっぷりと心行くまで浸かっていれば良い。




Mean Creek (2004) / さよなら、僕らの夏

地味なんだけど、すごくリアルでそれがまた悲しい。子どもたちは誰一人悪くない。まわりの環境によって左右されてしまう。田舎の中学生くらいの子どもたち6人が、不運にも事件に巻き込まれていく。それぞれが異なった家庭環境におかれている。主人公のサムは体が小さくいじめられっ子。兄との関係は良好で、年上たちとばかりつるんでいるから意外と精神年齢は高い。兄のロッキーは優しいしっかり者。彼の親友マーティはトレーラー暮らし。喧嘩っ早い兄に鍛えられている。しかし、父を亡くした悲しみを心の奥底に隠し持っていた。もう1人の仲間クライドはゲイのカップルに養子として育てられている。他の2人比べたら線が細くてちょっと頼りない。サムの幼なじみミリーは、ちょっとませた女の子。男の子たちの中に混じっても負けん気が強い。そしていじめっこのジョージは大きな体で威張っている。一人っ子で、ちょっと頭が弱いので甘やかされて欲しいものを何でも与えられている。暇な夏のちょっとしたお遊びのつもりだった。いつもサムをいじめるジョージを怖がらせてやろうとしただけだっだ。それがこんなことになるなんて。子どもは無邪気と言うが、まさにそんな一瞬を見た気がする。強がってみても誰にでも弱みはあるし、1人で何でもできるわけじゃない。爽やかな夏の景色とは対照的にこの物語はとても冷たい。




Mysterious Skin (2004) / Mysterious Skin

何でかうまく説明できないんだけど、この作品に出会った時、これは私の物語だと思った。作品自体は未熟で、他にもっと優れた作品があるんだけど、この映画をつくりたかった作者の思考と私のそれとが似ているのかな?かといって、Gregg Arakiの他の作品は見てないものも多いし、好きだと思ったことはないんだけど。美しいものを美しいままに。真正面からの顔のアップが多いのが特徴。だから写真を見てるような感覚にもなるのかな?それぞれの人生のポートレート。若い俳優たちが今自分にできることを精一杯やっている初々しさも画面からこちらに伝わってくる感じ。Joseph Gordon-Levittが1番美しいのは間違いなくこの映画だし(『Brick』も良いけど)、Brady Corbetがこんなに出来るんだともわかった。いいイメージがある映画ってもう1度見るのにちょっと勇気がいるけど、これはパッケージもかわいいから棚に並んでいるだけでいい気分になれる。




Adventureland (2009) / アドベンチャーランドへようこそ

Jesse Eisenbergが『スーパーバッド』のGreg Mottola監督の新作に出ると聞いたときからずっと期待していた。Jesseはデビュー時からずっとおどおどして早口で猫背の冴えない男の子だったから、ギーク・コメディがヒットしたMottola監督がどう彼を扱ってくれるのか楽しみだった。期待は意外な形で裏切られる。これは全然コメディなんかじゃない。まあ、笑える部分はあるんだけど、1番の見所はJesse演じるジェイムスの恋愛と成長。軽くておちゃらけた感じよりも、もっと胸がキュンとなる甘酸っぱい青春の感じが強い。監督の実人生を基にしているだけあって、細かいところまでこだわってあるのも良い。ジェイムスは真面目でおくてなようで結構調子が良い奴。そんなところもまた憎めないんだけど。また、Kristen Stewartは『トワイライト』よりも絶対魅力的だし、Martin Starrはそこにいるだけでありがたい存在。

Glee / グリー

FOXのTVドラマで昨年全米のティーンを中心にヒットした作品が早くも日本上陸!ということでお正月にFOXチャンネルで先行放送たまたまやっているところを見ました。気にはなっていたけど、低年齢層向けだと思っていたのでチェックしていませんでした。でも、見れば納得。おもしろい。『ハイスクール・ミュージカル』を卒業した女の子たちがハマるのにぴったり!私としては、学園物の典型にはまりまくったキャラクター設定がすごく面白かった。
キャストを簡単に紹介。主人公のレイチェル(Lea Michele)はゲイの父親たちに小さい頃からバレエや歌の英才教育を受けさせられ、舞台に立つことが夢のドラマクイーン(妄想が強い)。『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』のReese Witherspoonを髣髴とさせる、ちょっとでしゃばりな優等生タイプ。格好も女の子らしい、プレップなものが多く、チェックのスカートにハイソックスとか、ちょっと今時ではない格好を平気でしちゃう。
で、彼女が恋に落ちるモテ男、フィン(Cory Monteith)はアメフト部のエースで学校を牛耳る典型的ジョックでかなりの筋肉バカ。Freddie Prinze Jr.、Josh Hartnett、Channing Tatumと続く、アメリカ学園物に必須のキャラクター。またこのドラマはコメディだからいくらモテ男だからって容赦してないところが潔くて面白かった。フィンは本当に脳みそが足りなくて皆を呆れさせる。また、女の子とやることに興味深々なところも正直。
そんなフィンの彼女がチアリーダーで学園の女王クイン(Dianna Agron)。いつもチアのユニフォーム姿で取り巻きを連れて歩いている。レイチェル達グリー部とは初め敵対していたのでスパイとして送り込まれた。金髪の髪をきゅっとポニーテールにして、保守的な町の子らしく婚前性交渉禁止活動を積極的に行っていたが、妊娠が発覚。その後立場は急転。グリー部の子達とも打ち解けていく。
ハイブランドマニアのカート(Chris Colfer)はジョックスにゴミ箱に投げ捨てられるルーザー。母親を亡くしているため厳格な父と2人暮らし。息子がダンスの練習をしているのを訝しげにみる父を安心させようとアメフト部に入る。その後カミングアウトし、フィンを挟んだ3角関係に参戦する。私はこのキャラクターが1番好き。『United States of Tara』のマーシャルに告ぐ現代のティーン・ゲイ・キャラクター。こちらはより誇張されているけど、ビヨンセの「Single Ladies」をあんだけ完璧に踊られたらファンになっちゃう!
迫力ボディに迫力ボイスの持ち主メルセデス(Amber Riley)。多分この子はそんなに校内の階級は低くはないと思う。格好も今時だし、明るいから普通の生徒ってところ。でも、本人としてはもっと目立ちたいという意識があって、自分の才能を信じているし、スターになりたいと思っている。だから理想と現実の間でむずむずしてたんじゃないかな?グリー部という自分を表現できる場所と仲間を得てからは彼女は無敵だ。
アジア系でどもりが特徴のティナ(Jenna Ushkowitz)は、青メッシュが入っているように、マンガやゲーム、コンピュータが得意そう。初めは大人しかった彼女が次第に自分を出していって生き生きし出す。
車椅子に眼鏡でひ弱な見た目のアーティ(Kevin McHale)はクラシック・ギター・プレーヤーで、ハンディキャップを感じさせない明るくてひょうきんなキャラクター。
アメフト部でフィンの親友パック(Mark Salling)は、モヒカンヘアーからもわかるように不良きどり。女癖も悪い。
と、これだけ揃えば完璧っていうキャラクター布陣。
それに加え先生のキャラクターも個性的で、顧問のシュースター先生は過去の栄光を忘れられない30代男。美人の奥さんとちょっと倦怠期?ってところにスクール・カウンセラーのエマと良い感じになる。エマは重度の潔癖症。でもこの人のかっちりしたミス・アメリカって感じのファッションはかわいい。そんなところに奥さんの妊娠が発覚し、日系ハワイアンの体育教師はエマに求婚。また、グリー部をつぶそうとやっきになるチア部の顧問スー・シルベスター(Jane Lynch)が最高。いつもジャージ姿で背丈もあるので迫力満点。いつも勝気な表情で無情に計画を進行していく。そんな彼女にもやさしい一面があったり?奥さんの妊娠が実は想像妊娠だったけど、嘘をつき通してしまったり、シュー先生とエマはお互いを意識しずにはいられなかったり・・・と大人たちもいろいろある。
娘はフィンに、母親はシュー先生にという、良い具合にイケメンがあてがわれているところもうまいと思った。
グリーで歌う曲は、『グリース』や『ウエスト・サイド・ストーリー』の様なミュージカルものから、カニエ・ウエスト、リアーナ、ケイティ・ペリーなどのポップ・ヒットソングが沢山。インディからはエイミー・ワインハウスやリリー・アレンが歌われる。でも、メインソングがジャーニーの「Don't Stop Believin'」な様に、ロックのセンスはボン・ジョビ、ヴァン・ヘイレンといったようにダサいのが残念。でもそのメジャー感が一般TV視聴者には受け入れやすかったのかも。

Sucked In 7" / Useless Eaters

そしてこっちはメンフィスのレーベルGonerから出たもの。B面は2曲収録。どっちかというとポップでキャッチー。私はこっちの7"のが好き。

Hear/See 7" / Useless Eaters

Jay ReatardのレーベルShattered Recordsからの最新リリースがこのシングルだった。昨年末に注文しようとしたが、時期を考えて年明けにしようとしてようやく届いたのがJayの訃報を聞いた次の日だった。そしてこれを聴いたらライヴを見た時の感覚がまた戻ってきた。Sethが次のメンフィスシーンを担ってくれるといいな。そんな器じゃないかな?

Jay Reatard, No Bunny, Hunx and his Punx, Box Elders, Useless Eaters @ Ottobar 10/3/2009

遅くなってしまったけど、ちゃんと残しておこうと思う。
今となっては本当に奇跡のような一夜だった。
Jayのレーベルのツアーで、この東海岸ツアーはJay Reatard, No Bunny, Hunx and his Punx, Box Elders, Useless Eatersでまわていた。本当にファミリーといった感じで、他のバンドのサポートしたり、ライブを観客と一緒に見ていたり、終了後は物販も皆でやっていたし、外でまったりしてりるのも仲良さげだった。
何が奇跡かというと、やっぱりこのラインナップ。はずれがない。ガレージ・ロック・ファンにはたまらない。
Useless Eatersはメンフィスの新しいバンド。ベースはJayがサポートしていた。このバンドの魅力は何といってもボーカルのセスだ。浅黒い肌がつやつやしていてまだあどけない顔しているけど、その美しさはこの世のものではないのではないかと目を疑うくらい。筋肉もバランスよくついていて本当に恵まれた体をしている。そんなギリシャ神話の世界から抜け出たような子が性急なパンクをやる。本当に性急すぎて、荒削りな部分が多いのだけれど、勢い余ってステージから落下してしまうほど熱いステージパフォーマンスからは彼のやりたいことが伝わってくる。これからが期待な逸材。
Box Eldersは、全然期待していなかった。だからその分目の前で起きていることが信じられなくて純粋に驚いて楽しんだ。知っている曲は1曲だけだったけど、この異色なバンドを見ることが出来てよかった。何がそんなに目を引くのかというのは、ステージの組み方ですぐわかる。真ん中にドラムセットがあって、そのすぐ横にキーボードが設置してある。そう、このバンドのドラマーはキーボーディストなのだ。立ったまま右手でドラムスティックを握り左手でキーボードを、口にはマラカスと本当にせわしなく動いている。まるで蛸の様だった。またギターのおじさん(キーボードの人も結構おじさんだった)は何とダブルネック・ギター。これもまた初めて目にするものだった。この人たちは3人で可能な限りの音をつくりだそうとしているのだ。そしてベースは栄養失調のような少年。かなり浮いている。ブルーの迷彩ジャケットにオレンジのパンツという格好のせいもあるかもしれないし、長く伸びた髪の毛のせいかもしれないが、かなり普通じゃない見た目。そんな異様な3人がノリノリの音楽を届けてくれる。摩訶不思議な体験だった。
Hunx and his Punx。これも今回の目玉。この風変わりなエンターテナーに魅せられて、いよいよ目の前にする。バックバンドは定まってないようで、今回はいつものNo Bunnyとドラムの女の子の他は、迫力ボディの女の子と、「Gimme Gimme ...」の美少年がいた。あの美少年を生で見られるとは思ってなかったからラッキーだった。私のいたところからはちょっと離れていて見にくかったけど。セスはマント(というか布)をまとってやってきた。かわいこぶりっこの帽子もすぐとれちゃうし、ドットのレギンスは大事な部分が破れちゃうし、あんまり美しいものではなかった。でも、やっぱり楽曲が素晴らしい。いっぱい聴いていたから一緒に歌えて楽しかった。途中、男の子をステージ上にあげてお仕置きしたりとパフォーマンスもなかなか手馴れた様子。
No Bunnyは、何と言うか。まあ、汚い。写真で見てもわかるように、あの1度も洗われていないであろうウサギの生剥ぎみたいな仮面は本当にホラー。そしてなぜかバンドメンバー全員露出度が高い。決して若くもないし、美しくもないのに。そして本当に激しいステージ。No Bunnyは2階(というかバルコニー?)によじ登ったり、落ちてきたり、人の上を移動したり。この時ばかりは非難していたので正解だと思った。お客さんもここらへんから皆前へ出てきて盛り上がってたし。
Jay Rreatardはセッティングの時から感じていたんだけど、Jayという人は本当に神経質というか完璧主義な感じで、ステージに対する姿勢がものすごく伝わってきた。余計なことは一切喋ることなく立て続けに曲をこなしていく。そして見もののWヘッドバンギング。もさもさの頭がふわふわ揺れる様は圧巻だった。だんだんJayがヒートアップするにつれて観客も盛り上がっていく。高校生のような子達から年季の入ったロッカーまで客層は広かったけど、熱い感じは一体となっていた。終了後、どうしても目の前にしてみたかったので待っていた。いよいよ出てきたJayはビデオカメラを持った人と一緒だった。近づいて声をかけたらすごく驚いた顔をした。私もすごく驚いていた。今までにも何人かのバンドの人に会ったことがあるけど、ここまでオーラを感じたことはなかった。私が勝手に怖がっていたのかもしれないけど、人を近づけないという目に見えないバリアを感じた。それにすごく大きかったし。一緒に行った友達はその様子を遠くから見ていたらしいのだが、かなりおかしな光景だったと教えてくれた。私が去ったあと、Jayは2度見してたらしい。向こうにとってもおかしな出来事だったのかな。
photo set

Girls @ Astro Hall 01/14/2010

この日は朝からJay Reatard訃報のことで頭が一杯で正直Girlsのライヴどころじゃなかった。だから純粋に楽しめたかといったらそうじゃない。また、アストロホールという場所が元々好きではないのと、人がやたらと多くて、そういう場の空気もまた純粋に楽しめなくしていた。Girlsの面々は10分遅れくらいで出てきた。やっぱりまずChristopherに目が行く。お気に入り(?)のドットのシャツに赤のチェックのシャツ。デニムは高めの位置で穿いている。JRはスーツにストールをさらりと巻いて綺麗目スタイルだったのが意外だった。そして最も目を引いたのが、サポートギター。なんとDominant Legsを連れて来ていた。前座をやっているのは知ってたけど、まあ、雰囲気似合ってるから良いね。ドラムの人は、船長になったWill Ferrellって感じでニット帽と髭が特長的だった。ライヴで最も気になっていたことはChristopherの片足立ち。やっぱりしていた。癖なんだろう。でも、疲れないのかな?1時間くらいライヴしてたから。その間まるまる片足ではないにしても、普通にしているより体力は奪われるはずだ。またChristopherは小さいし薄い体で、ギターを高めに持つからストラップの長さが異常なくらい短い。肩掛けバッグ?ってくらい。あれをかけられるのはChristopherだけなんじゃないかな。あと、ギター弾いている時の動きがちょっとWadeっぽかった。でも彼よりはかなり知能はあるけど。Chrisの場合はわかって酔ってる。歌って弾いてライトを浴びて、Chrisの1人舞台な感じもした。彼の1番の魅力は低音。歌う時は高めのちょっとはずした声が多いんだけど、下がる時はすごく下がる。それで、ああ男性なんだなとしみじみ思う。その低音が安定していて綺麗。子守唄みたいな歌をその低音で歌ってもらったら落ち着くだろうな。JRは最高にセクシーだった。初めのうちは特に存在感なかったんだけど、ベースの音でか、くらいにしか。でも、だんだん乗ってくるとすごく妖しげな表情になって、まさに音楽でイってる感じ。そんな表情を見せられたらこっちはやられるに決まっている。JRは年相応に美しい人だ。生でライヴを見て良かったのはそれがわかったことくらい。全体的にはアルバム聴いていてるのと変わらないといった感想。それは会場が合わなかったというせいもあるし、Jayのライヴを考えてしまったせいもあるかもしれないけど、もともとライヴがいいバンドではないのかもしれないと思った。Chrisのアコースティックで低音子守唄とJRのいった顔が見られれば別にライヴ会場でなくてもいいと思う。

S/T 7" / Christmas Island

これもジャケ買い。買わずにいられますか?しかも、後から知ったのだけど、この写真の男の子と女の子はメンバーの子ども時代だったのだ!すごい。こんなことってあるんだね。キャラ濃すぎ!
ここにはアルバム『Blackout Summer』には収録されていない'Nineteen'と'Twenty Nine'という曲が入っている。どっちもストレートなLo-Fi Garage Pop。
アルバムのジャケットがいまいちなので、これ買って満足。

Leave Me Be 7" / Spectrals

ジャケ買い。届いたのを見たら、封筒みたいになっていてさらに凝ったものだとわかる。
そして見た目を裏切らない音。
Lo-Fi、Shoegaze、Beach、と好きなものばっかり。この天気は良いのに憂鬱な感じは2009年の空気だったな。

Captured Tracks本当良い趣味してる。
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