The Hunger Games / ハンガー・ゲーム ~ジェニファー・ローレンスとジョシュ・ハッチャーソン


書かなきゃと思ってたんだけど、書くのが難しい。
映画を観る前に結構情報が入っていたし、観た後もいろんな情報が入ったからかな。
なので、自分の興味の範囲だけのことを書くことにする。

まずは、ジェニファー・ローレンスとジョシュ・ハッチャーソン。
この2人だからよかった。
この2人の相性がよかったって方が正しいか。

映画を観る前にインタビュー動画を観ていたんだけど、その時の2人は大親友か兄弟かってくらいに仲良しだったのが印象に残っている。


映画の中ではそんな感じがしないけど、ジェニファーはすごく無邪気で天真爛漫な女の子。
大きな声で笑うこと気にしないし、恥ずかしがることもない。
表情が豊かでキラキラしている。
そして、ジェニファーのおもしろい発言に、すっと突っ込みを入れるジョシュ。
さらに、ジョシュが冗談を言って、ジェニファーをびっくりさせる場面も。

この2人の男女関係を超えた仲の良さが、『ハンガー・ゲーム』の最大の魅力だと思った。
映画を観ていない時点でね。

そして、ようやく映画を観た。
Tumblrとかで、いい場面を先に観てしまわないように頑張って、今回もなるべく前情報は入れないようにして行った。
知ってたのは、カットニスが妹の身代わりでゲームに参加して、ピータと2人で助かるってくらいかな。

ジョシュが死なないってわかってたから安心して観られた。
観る前からピータ派だってわかってたしね。

そして、観てから思ったのは、やっぱり2人が最高。
それぞれがすごくぴったり役にはまっている。

妹想いで、正義感の強いカリスマを持った女の子カットニス。
自分が辛いものを背負うことに文句は言わない。
運命を受け入れてその中で強く生きている。
でも、時折見せる疲れや、悩みを抱えた表情に、まだ彼女が少女だということを思い出す。
それがなければ、彼女は群集を引き連れて戦うリーダーのように勇ましく輝かしいのに。
とても賢く、用心深く、なかなか心を許さないカットニス。
実の母親にも厳しい態度で向き合っている。
だから、そんな彼女が親しみを感じる人は本当に認められた人だと思う。


そして、情に厚く、快活で適応能力の高いピータ。
質素で謙虚な本質の中に、好奇心旺盛な少年の姿も持ち合わせている。
ぱっと見は普通の子で、特別な力で目立つ訳ではない。
でも、ふっと人の懐に入っていくのがうまい。
無邪気な彼の笑顔には、母性本能をくすぐられる(男の人だと子弟関係のような感じ?)。
そして、まだ何にも染まっていない彼の心を傷つけたくないと思うだろう。
でも、彼は弱者というだけではない。
自分の身の丈を知っていて、客観的に自分にできることを判断する。
そして、彼は愛されるだけでもない。
愛するもののために命をかけることができる。


そんな2人の関係は、初めは単に同じ地区の出身ってだけだった。
でも、故郷を出てからゲームが始まるまで、 ずっと一緒にいたので、だんだんとお互いのことを知っていく。
そして、2人の共通の思い出。
パン屋のピータが家畜用のパンを雨に打たれてうずくまっていたカットニスに分けてあげたこと。
それは、パンひとつがごちそうというくらい貧しい環境で育ってきたカットニスには忘れられない恩だった。
その頃からカットニスを思っていたピータにとっては、後悔の残る出来事だった。
そんな相手のために何かしたいという思いと、「同地区の男女が最後まで残れば2人とも優勝」という新たなルールで、さらに結びつきを深める2人。

それでも、最初から優勝候補と一目置かれていたカットニスに対し、強いグループにくっついて行動し、負傷してからは隠れてやり過ごしていたピータはどうしても弟キャラ。
2人の恋愛がメインなんだろうけど、どうしてもそんな風には見られないんだよね。
かっこいいカットニスと、かわいいピータって感じ。
 そこらへんが現代の女性像にもつながってくるんだと思う。
ディズニーのプリンセスだって、もうお城の中でずっと待ってないんだから。



それ以外で、いいなと思ったのは、2人の敵地区である第2地区の2人。
特に、女の子のクローヴを演じたIsabelle Fuhrman
彼女は『エスター』で、子ども離れした養子の役を演じた。
私はこれは途中からしか観ていないけど、『危険な遊び』のマコーレー・カルキンを思い起こさせるような、引き込まれる演技だった。
『モールス』でクロエちゃんがやった役を彼女がやった方が良かったのでは?と思ったくらい。
本当に子どもっぽくない。
目の奥が凍っている感じがした。

彼女はまだ15歳。
ゲームの参加者では、彼女とカットニスと親しくなるルー(Amandla Stenberg) の2人が重要な役をやる中では若い方。
そんな彼女が今回やった役は、子ども殺し屋。
このゲームを楽しんでやっているような、最も気性の荒い地区の代表だ。


左端がクローヴ。身長だけで見ても、幼いことがわかる。
幼いからこそ、ハンガー・ゲームをゲームとして理解できちゃうんだろうけど、その真っ直ぐな瞳がかわいそうになってくる。
ここでは1人しか生き残れない。
それを忘れてしまっていないか。
それとも、自分が生き残れるという自信がとてもあるのか。

子どもたちがゲームのコマだと知っている、観客側からこの映画を見ていると、そのことがとても辛い。
実際に子ども同士で殺し合いをする場面が、そんなに生々しく描かれているわけではない。
でも、リアリティ・ショー番組みたいにして、他人の人生のドラマをおもしろおかしく娯楽としている観客がいる。
私も『X-Factor』が好きで、観客として見ている気分がどんなもんだか知っている。
出演者のドラマに涙したり笑ったりしている。

でも、その出演者が若ければ若いほど、「No」と言われた時に対応できる心の準備がまだできていない。(これはオーディション番組の場合)
実際、前回の『X-Factor』US版では、最年少14歳の出場者がジャッジの投票で落ちた時、ステージの上で崩れ落ちて涙して、ショックが大きかった。
今のジャッジである、ブリちゃんやデミが「私も経験したから気持ちがわかる」と言うのは心強い。

UKでも、今年は舞台裏の人間関係やドラマをあまり表にしないようにしているところがある。
それは、前回舞台裏で性格が悪い(いじめをしている)と言われた出演者に対して、視聴者投票の結果に影響が出たことが原因になっている。

見られる側。ジャッジされる側。
そういうのをわかって挑戦してきてる人でも、実際にはすべてをさらさなきゃいけないわけじゃないし、守られる権利もある。
そして、番組の制作者の手が入ることも。

『ハンガー・ゲーム』は、メインは若い男女の恋愛かもしれないけど、子どもたちが主な登場人物ということで、やっぱりいろいろ考えされられる映画だった。
原作を読んでいないので、この後2部がどうなっていくのが全然知らないけど、あの2人がいる限りは観ていくと思う。




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