Stand by Me

久しぶりに見て、最近こういうのないよなと実感。少年から大人になろうとしている子どもたちの真剣な日常を描くもの。今の子が幼くなったのか、ここに出ている4人はまだティーンでもないのに自立の芽が見える。食べ物や水遊びなどじゃれあう時はまだ子どもだなというかわいらしさなんだけど、不良少年に立ち向かう時、死を目にした時などはすっと表情が変わって男を感じる。そして友達を思いやる優しさも持ち合わせているし、自分の置かれている境遇を理解していて夢ばかかり見ていない現実的な面もある。また、家族を大切にしたり、逆に寂しい思いをしていたり、感情も豊か。あえて言うRiver Phoenixのすごいところは普通の子と特別な子の中間な存在感。特別すぎると4人としてのチームワークが乱れてしまう。個性と個性がぶつかり合ってチームは魅力を発揮する。だから普通すぎてもだめ。リバーはそのちょうどいいところにいていざって時には輝けるし、時には後ろへ引くこともできたんだと思う。そこらへんのセンスが特別だったんじゃないかな。
あと、オールディーズ音楽は楽しい気分になれる。

Disturbia

Shia LaBeoufをちゃんと見なきゃと思って。うーん、でもやっぱりうーん。期待していたような人にはならなかった。今時な男の子っていうのには無理はないけど、コミカルに振り切れるわけでもなくヒーローになってかっこつけちゃうどっち付かずな感じが嫌。全然見た目ヒーロー正統派じゃないのに。むしろコバンザメな相棒なのに。
怪しい男を演じたDavid Morseの怖さがすごかった。こういうジャンル苦手だから特に。
相手役の女の子を演じたSarah Roemerはちょっと素朴な雰囲気もあった。衣装のせいかも?普通に美人だけど、賢そう。

She's Having a Baby / 結婚の条件

不思議なテンポで独特の世界観を持った映画。自問自答したり妄想したりというのが映像化される。普通に心温まる軽いコメディくらいに考えていたら違った。好きか嫌いかで言ったら好きではないけど、面白いとは思う。途中ミュージカルになるところが好き。Kevin Baconが意外と嫌なやつなのも面白い。特にこの人に印象は持ってなかったけど、もうちょっと真面目なキャラクターをやるのかと思ってた。

Boys Don't Cry

痛い。痛すぎる。The Cureの曲は歌詞の内容とは別に爽やかで気持ち良いだけに。映画の中で流れていたのはカバーだったけど。それでも「男の子は泣かない」ってだけでは済まない。時代背景や土地柄も関係してくるからそういうことももっと知っていたいと思った。主人公ブランドンだけが悲しいんじゃなくて、男の子たちもだし、レーナも。みんな悲しみを負う。Hilary Swankが頭刈り上げて性同一性障害の役をやったのはすごいと思うし、それ以来彼女は男にしか見えなくなってしまったけど、それ以外の俳優さんがもっといい。ブランドンが恋に落ちるChloë Sevignyは「あんなのホワイト・トラッシュだろ」みたいに言われていたけど、個性派美人が功を奏した感じ。普通じゃない恋愛を観客に信じ込ませるのにファンタジックな見た目で結構騙せていると思う。そして若いけど擦れてる女の子というイメージもこの2人を結びつける説得力につながってく。Brendan Sexton IIIは入り込み方っぽいからその真剣さが見ているこっちも物語の世界に入り込ませてしまう。そして何かの弱者であるキャラクターが似合うから、今回のどうしようもない行動も彼ならしょうがないみたいに思える。リーダー格のジョンを演じたPeter Sarsgaardはもっとレベルが上で、芸達者だから、暴力的な反面悲しさも併せ持ったキャラクターを演じた。自分で決めているようだけども、社会の声の手先となって働かされているような、そんな悲しい若者の救われない現実を見せられた感じ。ここに出てくる人は誰も幸せにはなれなかった。それが悲しい。

Girl, Interrupted / 17歳のカルテ

今見ない方がよかった。心が持ってかれちゃう。ここに出てくる女の子たちの誰かに絶対自分の思いを重ねることができる。自分自身で精一杯だからこそお互いを思いやる気持ちはもっと強くて、でも突き放すときは容赦ない。この世界を居心地のいい所にしちゃいけないんだ。辛くても現実に出て行くことの方が幸福になる。ちょっと頭をつかってずるしたらいいようなことも真剣に受け止めるからよけい辛くなるのにそれがわからない。もしかしたらわかってるけど逃げたくないのかも。逃げることはいつでもできる。簡単に。でも時間を貴重だとするならそれは簡単に済むことじゃなくなる。辛い期間我慢して、これからにかける。それができたからスザンナは過去を振り返ることもできた。辛すぎると心が折れちゃって本当に良いことができなくなっちゃうことがある。デイジーが自殺したのだって出来心かもしれないし、実はすっごく悩んだ結果かもしれない。でもそれは他人はわかることができない。あの夜の3人のやりとりは演じている方のレベルも高くて本当にぐっとくる。

Empire of the Sun / 太陽の帝国

Christian Baleはイギリスのいい子っていう見た目そのものでそこにちょっと少年の悪戯っぽい演技を加えている。壮大な作品の主人公を見出されたばかりの子役が務めるというのは相当なプレッシャーだけど、ちゃんと手をかけられて丁寧に指導される機会が与えられるので子どもにとっては大きな成長につながる。事実、始めの方は子どもっぽさが残っていたBaleの演技も後半は自立した主人公同様堂々としている。それにはスタッフ陣の強力なサポートの他にも、共演者の力は大きいと思う。今回はJohn Malkovich。彼の個性派な魅力はこの映画で1番輝いていたし、アンチヒーローがかっこいい。登場で顔を見せない演出もよかった。Malkovichの顔ってインパクト強いから、性格よりも見た目に意識が行っちゃう。あと、大きい体を活かした着こなしもかっこいい。で、そのまわりでうろちょろするBale。Baleのこの役は思い込みが激しい激情型。まわりにいるとちょっとめんどくさい子。でもそのひた向きな純粋さが感動を誘う。日本語の台詞はちょっと笑っちゃったけど。

Confessions of a Shopaholic / お買いもの中毒な私!

Hugh Dancyは本当に王子だと思った。このルークという役も家柄的にはファッション界の王子だし。そこに自立して頑張ろうとする良い人な味付けがされていても嫌味なくこなせてしまえるだけの素質がある。初めはもっさりしていて仕事人間で、その美しいルックスは何のためにあるの?と女の子をヤキモキさせていたところに、「プラダ語」を話すスマートな一面を見せるところがやばい。そして後半うまくいきかけた恋に障害があらわれるところの反応はもうそのまま第2のPatrick Dempseyになれると思った。
Isla Fisherとしては、コメディエンヌにしては美人すぎるかなと思った。だからあまりハメをはずしすぎるのは見ていてちょっと不自然だった。もっとかわい子ぶってもいいと思う。親しみやすいところを売りにしようと思ったかもしれないけど。それよりも親友役のKrysten Ritterのがかわいかった。個性的な顔立ちの黒髪美人なところがNYのエコとか愛護にはまっているキャラクターにぴったりだった。

A Streetcar Named Desire / 欲望という名の電車

このMarlon Brandoは文句無しでかっこいい。Vivien Leighなど他のベテラン俳優の演技が古臭く見えてしまう彼の自然体の演技は本当に素晴らしい。現代の映画に慣れている私には見やすい。下着であったTシャツ姿が本当にセクシーで当時は衝撃だったろうとわかる。でも着替える前に断りを入れていたり、スタンリーのキャラクターはそこまで乱暴者ではない。それよりも本当は弱い自分を隠すためにわざと大きな声をだしたり、威勢をはってみているようにみえる。そのギャップがたまらない。見た目もすごく分厚くて鍛えた体が印象的だけど、瞳は潤んで上目遣いなどする時は小動物のよう。また独特の喋り方が良い。ぶっきらぼうで相手のことなんかお構いなしな感じが一匹狼みたい。声も特徴があるし。だからBrandoのスタンリーが断然ナチュラルでかっこいいので、気が狂うブランチは一人芝居をしているようでちょっと滑稽というかうざい。だって嘘泣きにしか見えないんだもん。

Edge of Seventeen

また見た。エリック役のChris Staffordかわいすぎる。他には取り立てて魅力ない映画なのに。あ、音楽は良い。でも80sのちょっとダサい感じのが強いけど。ゲイだから?でも彼が目覚めてどんどんお洒落になっていくところは見ていて楽しい。素人臭さもこの役柄に合っているし。初心な感じで。お母さんとの関係がすごく良かったのにそれだけが残念。

Little Women / 若草物語

豪華豪華。女の祭り。長女メグのTrini Alvaradoはわからないけど、彼女の相手は知ってる。Eric Stoltzって若い頃とその後のギャップが激しい。まあ、ちょっと頼りない感じは似てるけど、すごく押さえ気味だし。あの輝く赤毛が彼の将来を限定してしまったのだろうか?
次女ジョーを演じたWinona Ryderは完璧。男勝りで夢見がちで。それよりびっくりしたのはChristian Bale。これ見て彼に興味がわいた。歯並びがきゅってなっててかわいい。今のイメージからはかけ離れていて、垢抜けない感じが良い。だけど、良い家の子という質は持ち合わせていて。
3女べスのClaire Danesって泣くとき怖すぎ。せっかくきれいな顔なのに、太い声で吼えるみたいに泣いちゃったら台無し。
末っ子エイミーのKirsten Dunstは途中からいなくなってしまったので残念。彼女って末っ子に向いてるかも、甘え上手だから。誰かに何かをされるのに慣れている感じ。またねだるのもうまい。辛い時は我慢せずに泣く。要領が良い。

Shorts

Robert Rodriguezの子どもムービーは本当に子ども目線で、大人も一緒に見られるものではないけれど、その愛情がすばらしい。
そして主役級の役をのがさないJimmy Bennettが登場。達者だからこんなん軽々~って感じだった。その分他の子の一生懸命の演技がかわいらしい。のろまな友達のTrevor Gagnonはふわふわの小動物みたいな子で、もう動いているだけでかわいい。ライバルをゴスっぽくして女の子がクールなのもロドリゲスっぽい。金髪でピンクな子はあんまり似合わない。で、この子が今回の陰の主役(演じたのはJolie Vanier)。だって名前が最高にかっこいい。「Helvetica」。しかもテーマソングまであって、彼女の戦闘シーンにバックで流れる。「ヘラベチカ~ヘラベチカ~」って。かっこよすぎ。お兄ちゃん(Devon Gearhart)も演技はできないけど、子ども服モデルみたいなルックス。ロドリゲスさんはかわいい子どもを集めるのが好きみたい。最近ファミリー映画でも、嘘みたいにかわいい子って見なくなったから、趣味でこういうことやってる特権かな。
また、親がLeslie MannJon Cryerで、ライバルの親はJames Spader
姉がKat Denningsっていうのも最高!無駄に豪華。

Milk

Gus Van Santのキャスティング眼は本当に冴えている。これだけの有能な若手を集めたのはさすが。James FrancoEmile Hirschが共演なんてもう見られないかもしれない。それくらい彼らはビッグになると思う。
その前に、Sean Pennについて。私は彼のファンではない。男が強すぎる。でも、演技をしていると全くそういうのを感じさせない。俳優だと思った。最近は自らのキャラクターを活かしてやっている俳優が増えた気がするから、そういう意味でも貴重。そして、そういうものをここで共演した若い才能に受け継いでいって欲しい。だけど、Sean Penn、Tシャツになったら上腕の筋肉がやけに太いのが気になった。脱いだらすごい50代のミルクって・・・。
Francoは、すごく馴染んでいた。若い頃から落ち着いた年齢になるまでを自然に、その時代の空気に溶け込むようだった。画の中にと言った方がいいのかも。そして安心感があった。だから期待以上でますますFrancoに惚れた。
Emileは本当にうまい。彼はSean Pennタイプの俳優。地と演じている役が全く別人であっても平気。そして迫力があって、力強く、生命力にあふれている。この映画で1番働いていたのは彼かも。同年代の俳優の中で唯一若さ(幼さ?)を感じないのは彼だけかもしれない。ちょっと90sの若手俳優を思わせるところがある。少年時代を飛び越えて大人になってしまった子が見せる冷たい目。彼は現実世界ではその目を持っていないかもしれないが、演技でそれを持つことができる。
Diego Lunaはちょっともったいなかったな。あの役なら無名の美しいモデルとか連れてきてもよかったろうに。俳優としての力を発揮する場面もなくうろうろして消えていった感じ。知っている顔だけに、それが邪魔をしているようにも感じた。

Friday Night Lights / プライド 栄光への絆

ドラマが盛り上がってるから気になって見てみたけど、アメフトってやっぱりわからない。彼らにはそれが全てで、特に田舎では出世するためのステップとしてアメフトで認められることが重要になる。でも、いくら優勝したからってそこから抜け出せるのは本当に微々たるもの。かつての王者も今じゃ地元でしか大きな顔ができない労働者となってしまっている。夢を見た若者は怪我に泣き、かつての王者を父に持つ子はプレッシャーに押しつぶされ、バカにされていた者が英雄になり、耐えた者が成功を得る。
気になったのは地味な話のわりにちょっと派手な演出。泣かせようとか感動させようとかがみえみえだとそうできない。もっとアマチュアっぽいつくりにしたらおもしろいかも。でも、この金曜日のライトに照らされたスタジアムがエンターテインメントだからそうなるのは難しいのかな。

St. Trinian's / 聖トリニアンズ女学院

たじたじになるColin Firthが好きで、でもシリアスのよりは軽いの見たいって時にぴったり。彼はちょっとお堅い役人。娘が風変わりな私立校へ転校するところから始まる。その女校長とはちょっとわけあり?でもってそれを演じているのがRupert Everett(しかも『アナザー・カントリー』で2人は共演)だからなおさら面白い。
でもこの映画のみどころはもっと別で、イギリスがアメリカ化して軽い学園ドラマをどんどん作り出しているところ。教育のシステムが全然違うから一概に同じとはいえないけど、やろうとしていることはそういうことだと思う。
この女子校は落ちこぼれのたまり場、それぞれアイドル気取り、オタク、ゴスなど個性的な女の子がたくさん。彼女たちの衣装は制服を着崩して遊んでいる。新人の主人公は着せ替え人形のようにスタイルを変えられる。そして学校の廃業を救うためにチャーリーズ・エンジェルみたいにスパイごっこ。
女の子たちの中では主人公のTalulah Rileyは『パイレーツロック』にも出ていたし、よく見る。モデルみたいなルックスでちょっと甘えたキャラクターは博学で自立した印象のあるイギリス女優さんとは違った印象。
学校のリーダー格のGemma Artertonは古い顔立ち。同じく『パイレーツロック』に出演。
モデルのLily Coleの女優デビューでもある。彼女は意外にも地味ながり勉役。個性的な顔を眼鏡の奥に隠している。
そして彼女たちの取引仲間としてRussell Brand。気持ち悪いのに人気者。Mischa Bartonは伝説の先輩として。ラストにはトップアイドルのGirls Aroudがゲスト出演(2ではSarah Hardingが役者として出演)。

Zombieland / ようこそゾンビランドへ

痛快で大げさでゲーム的で、ポップコーンとコーラにぴったりな娯楽映画。かといって商業主義に走っていないキャスティングが好感。
Jesse Eisenbergはまたいつもの奥手なオタクキャラを最大限活かしていて、ゾンビに侵食された世界から生き延びるために自分ルールを設けて細々とやっている青年。こういうホラーやスリラーのアクションものでスカッとしたい時、主人公が自分よりも弱い立場だと見る人はよりそりを強く感じられる。今回のJesseのよかったところはパーカの紐をくわえる癖。監督による演出か、自分からやったアドリブかわからないけど、紐をくわえるような些細な癖がそのキャラクターの背景をより深くする。
Woody Harrelsonの場合のトゥインキーに対する固執もそうだ。彼の大雑把で破壊的な性格に子どもっぽい愛嬌を感じることができる。また、Bill Murrayの大ファンというのもセンスが良い。趣味や嗜好でその人のことって大体わかるから、キャラクターをつくる時にはそういうことを決めるんだけど、この映画のそういうキャラクターづくりのセンスがいいなと思ったし、その使い方も面白かった。
Emma Stoneはこれからが期待の女優。Reese Witherspoon、Anne Hathawayに続くようなコメディもシリアスもいける女優さんになって欲しい。あのどす声が良い味になるようなハマリ役を与えてもらえると良いんだけどな。
Abigail Breslinは良い子ちゃんキャラを逆手にとったませがきがよかった。でもやっぱり良い子なんだな。
Amber Heardは美しいゾンビ役。もったいない。この人はもうずっとこんな感じになっちゃうのかな。
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