Times Square
とってもかわいい女の子映画。Robin Johnson演じるニッキーはクレイジーなパンク少女。背負ったラジカセからラモーンズをかけ、時には思いのままにギターを掻き鳴らす。だみ声で男の子みたいな顔。
対するTrini Alvarado演じるパメラは籠の中の小鳥。円らな瞳でパパに訴えるが聞いてもらえない。心の声を詩に託して、深夜のラジオに投稿する。
正反対の二人の少女が、互いに惹かれあい、手を取り合ってNYの街でワイルドに生き抜く。二人のコスプレともいえるような衣装の数々はや、ストリップ小屋でのダンスシーンや、バンドで歌を歌ったりのパフォーマンスも楽しい。
この二人の物語で1番好きなシーンは病院を抜け出すところ。ラモーンズを大音量でかけて、病院中を逃げるニッキーとパメラが出くわし、ニッキーが挑発するようにパメラを誘いだす。ニッキーのとっても生き生きした表情に、パメラがついて行きたくなった気持ちがわかる。パメラの見所はやっぱりダンスするところ。心配そうにニッキーが見つめる中、パメラがその殻を破る瞬間はすごく爽快。
あと、何と言ってもTim Curryの存在は大きい。タイムズスクエアの夜の支配者。あの渋いセクシーなイギリス訛で喋られたら女の子は誰だって虜になる。でも、今回は女の子映画だから、彼はあくまでも見守るだけの役目。
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