Best Albums of 2012 (so far)
ことしも上半期のお気に入りアルバムをまとめてみます。
ちなみに、去年の。
Best Albums of 2011 (so far)
The Men - Open Your Heart
(Sacred Bones 2012/3/6)
やっぱりこれが1番かっこいい!去年のアルバム『Leave Home』から1年足らずで出してるんだけど、すごく洗練されているというか、商品として大衆向けにパッケージされてるというか、初めて聴く人でもびびらないようにつくられてると思った。(←わかりにくい)あと、驚いたのがタイトル曲「Open Your Heart」の後の「Candy」。それまでHardcore、Punk、Psychと攻めてきたのを一旦休んで、シンプルにLove Songを歌う。いかつい男の人が歌うLove Songが大好きだから、これにやられた。そして、終わったらまた元の軌道に戻って最後は「Ex-Dreams」で雄雄しく締める。かっこいいね。
Japandroids - Celebration Rock
(Polyvinyl Records 2012/6/5)
Yeah! これを待ってたって感じ。「Younger Us」はその年のBest Songになるほど好きだったの。あんなに情熱のつめこまれた曲って久しぶりに聴いた。そして、この曲はその後のHardなRockの流れの一部になってた。Japandroids自体は、認知していたし『Post Nothing』も『No Singles』も好きだろうなと思って聴いたけどピンとこなかった。でも「Younger Us」がそれを変えた。この1曲だけでJapandroidsのことが大好きになった。このアルバムを最初に聴いた時、iTunesが1曲リピートになっているのに気がつかないでずっと聴いていたんだけど、花火の音は曲と曲の間にわざと効果的に入れられているのかな?なんて思いながら。6周目くらいでようやく気付くまで、その間めっちゃ良い曲!この流れかっこいい!とポジティブな感想しか出てこなかった。それくらいこのアルバムは良いんだと思う。前にFesでライブを見られる機会があったんだけど、別のバンドを優先したから彼らは終わりの方しか見られなかった。「Younger Us」も聴けなかったし。でも、ライブの熱気がすごくて、彼らはライブバンドなんだってのはすぐわかった。だから今度はちゃんとライブを見てみたい。
Foxygen - Take the Kids Off Broadway
(Jagjaguwar 2012/7/24)
このアルバムを聴いた時もうぶっとんだもんね。こんな曲ってあるの?って。22歳の2人組の作品(さいきん本当2人組多い)。好きなものを全部ひとまとめにしましたって感じ。普通曲って1番→サビ→2番→サビみたいに流れがあるものだけど、この子たちはそんなことあんまり気にしてないみたい。鼻歌感覚?ふわふわ空を飛んでいたと思ったら、いきなり土の中にもぐったみたいに行き先がわからないのを楽しむことができる。ボーカルはヘロヘロなんだけど、音が濃いので頼りなく聴こえないところも良い。
King Charles - Loveblood
(Republic 2012/5/8)
思いっきりルックスから入ったんだけど、失敗じゃなかった。Mumford and SonsやNoah and the WhaleらへんのUK Folkの流れを汲んでさらにPopにした作品。アメリカで言うとEdward Sharpe & The Magnetic Zerosっぽいかな(ちょっと見た目も。でも彼らはセカンドで「One Love」的な流れに行ったのがちょっと残念だった)。アルバム11曲中半分くらいはシングル・カットできそうな質の高さに、ちょっと次が怖くなるけど、このままPopに突き進んで欲しい。野外のライブ会場で聴いたら楽しいんだろうな。
The Tallest Man On Earth - There's No Leaving Now
(Dead Oceans 2012/6/19)
ちゃんと聴くのはこれは初めてなんだけど、声がいいね。ちょっとNeutral Milk HotelのJeff Mangumっぽいと思った。私はBon Iverは『Bon Iver』よりも『For Emma, Forever Ago』のが好きなので、このRawな感じは好き。最近うるさいの(ほめてる)ばっかり聴いていたから、時々こういうのを聴くのも良いね。Dr. Dogの新作はちょっと地味すぎるというか、難しすぎてピンとこなかったので、これがあって助かりました。
PUJOL - United States of Being
(Saddle Creek 2012/6/5)
Pujol君のメジャーデビュー作としていいのかな?これまでにもDIYなEPやSingleを出していたけど、音作りのレベルが達してないのか、物足りない感じだった。Third Man Recordsから出した「Black Rabbit」はそのレベルが達していて最高のRock Songだった。で、このアルバムはそのレベルの曲があと11曲ある。やればできるということが証明された。Lo-Fiな音作りが似合う人もいるけど、Pujolの場合はそうじゃなかった。このガラガラ声のボーカルが好き嫌い別れそうだけど、曲自体はキャッチーでPopなので若い子を中心に聴かれると嬉しいな。
Grimes - Visions
(4AD 2012/2/21)
今のところ1番今っぽいなあと思うアーティスト。時代のリバイバルって純粋に過去を真似るんじゃなくて、これまでの良いところをより洗練にして生み直してると思うんだけど、それがすごくうまくいってる例。彼女いわくsci-fi punkで、CyberpunkやCybergothといわれるスタイルは、今見るとダサい。でも、それに迷彩のジャケットを合わせて男っぽくしたり、ひらひらのレースなどを合わせて女の子っぽくしたりと別の要素を足して新しくしている。目が大きくて丸い顔もアニメっぽいルックスが似合う要員。Ledy Gagaに対抗してじゃないけど、Grimesというキャラクターとしてできるとこまで自己プロデュースして欲しい。でも、完全に機械の心にならないで、今どきの子らしい冒険心や遊び心で楽しませて欲しい。って欲求多すぎ?
Crocodiles - Endless Flowers
(French Kiss 2012/6/5)
このバンドは嫌いになれない。1番にはならなくても、ずっと受け入れていく感じ。今回のアルバムは、前身バンドThe Prayersの雰囲気が強いと思った。「Cherish」って曲がすごく好きで。「2人はロミオとジュリエット~」みたいなかわいい歌詞のTwee Popなの。今まではゴスちっくな内容が多かったから、今回Dee Deeへの愛の歌もあって、どうしたんだろうブランドン。と思ったら、先日Pitchforkのレビューで聴いたことがないバンドを影響元として挙げられていたのに怒ってか、超口の悪いTweetをしていてちょっとショックだった。いや、やったのはブランドンじゃないかもしれないけど。でも私はどっちかってったらチャールズのが好きなので、ブランドンなら別にいいけど、チャールズだったら悲しい。私の一種の理想の人だから。って話がそれていく。そして思ったのは、私The Jesus and Mary Chainがすごく好きなんだけど、その代わりにCrocodilesを聴こうと思ったら今回は違った。どちらかというと、Spacemen 3とOrange Juiceなのかもって。これは、彼らが「ジャーナリストさんたち聞いときな今から本当に影響を受けたバンドを挙げていくから」って挙げてた中に入ってたバンド。
Reptar - Body Faucet
(Vagrant Records 2012/5/1)
彼らも見た目から入った。テレタビーズの着ぐるみ着てライブやっててすごくかわいい。他のメンバーも思い思いの仮装をして。ハロウィン・パーティだったのかな?と思ったら、ちゃんとその格好でプレス用っぽい写真も撮ってるし。大学生的ノリなのかな。かわいいね。音楽の方は2000年代後半のIndie Popを全部吸収して吐き出したって感じ。IndieとPop(はじける泡の様なPopでなくて、Popularの意味が強い)がくっついたのって、2000年代後半からだと思う。しかもそれはUSで生まれたの。だからその弟的バンドが今シーンに出てきていると思うとちょっと感慨深いね。今20歳前後の子たちがそんなUSバンドを影響に上げるのも増えてきたし。
そして、Last.fmでの再生回数を見るとこんな感じ。
8tracksでの流し聞きが多いので、人気アーティストが自然と上のほうにくる。でも何でBarreracudasがそこにいるのかは不明!
- One Direction (128)
- Cloud Nothings (106)
- Grouplove (105)
- Kings of Leon (104)
- The Black Keys (93)
- Foster the People (87)
- Barreracudas (75)
- The Men (70)
- fun. (69)
- Nicki Minaj (64)
- M83 – Midnight City (41)
- Carly Rae Jepsen – Call Me Maybe (38)
- Cloud Nothings – Stay Useless (35)
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