Entertainment Weekly誌が選ぶ学園映画ベスト50 (40-31)

by - 6/07/2012

50 Best High School Movies
(from September 15, 2006 issue)

遅い更新。途中まで出来ていたのに、全部消えて…。
この中では8/10観ていました。観ているものにはコメントつきで。


40. RISKY BUSINESS (1983) 卒業白書

トム・クルーズがソファで飛び跳ねるサイエントロジストになるずっと前、彼はこの特権的郊外のティーンへのするどい風刺で脚光を浴びた。靴下と下着でダンスするシーンはみんなが記憶しているが、このレーガン時代のヒット作はただの若者向けの娯楽作品ではない。これは完璧になることへの心臓が押しつぶされそうな圧力と、整えられ、予め決められた将来に反抗する初期衝動についてだ。たとえそれが両親の家を売春宿にすることだとしても。

なぜか(たぶん背が低いから)苦手だったトム・クルーズ(『トロピック・サンダー』以降は克服した)。だけど、80年代の青春映画では主役級だから頑張って観た。80年代の青春ものって、あっけらかんに楽しいかと思ったら、時々ドーンと暗くなったりするよね。

39. THE VIRGIN SUICIDES (2000) ヴァージン・スーサイズ

これは、ひとつのすばらしいショットのためだけでもリストに入る価値がある。それは、モテ男Trip Fontaine役のJosh Harnettがロッカーの並んだ廊下を、レザージャケットを肩にかけ、Heartの「Magic Man」が大音量でバックに流れる中、すべるように通ると、すべての女の子がそれを追うというショット。もしも、高校の男子が実際にはこういう風に歩かないんだとしたら、彼らはやるべき。それ以外は、死の協定をした派手な姉妹についてを、監督デビューのSofia Coppolaによって、最も夢のようで風変わりな魅惑で10代のイメージ像を撮った映画。

ちょうど世代!ジョシュにはまっていました。この長髪よりも、『パラサイト』の跳ね毛が好き。この映画はサントラも大好きで、今もたまに聴く。あの曲で会話するシーンは本当にすごいと思った。原作本は読み途中。

38. BYE BYE BIRDIE (1963) バイ・バイ・バーディ

高校は、ちょっと歌や踊りを加えると確実にもっと楽しい。 Ann-Margretは、大きな髪型で勢いが全てで、薄味のElvis、Conrad Birdieにテレビでキスされる機会を勝ち取ったラッキーな小さな町の10代。残念なことに、彼女の恋人は有名人と彼女がキスをするのを妬く男だった。その後に続くのは合唱の行進、部屋の壁にポスターを飾っていた高校時代の憧れの有名人にずっと会いたかった観客にぴったり。

37. FRIDAY NIGHT LIGHTS (2004) プライド 栄光への絆

子どもたちが試合への純粋な愛だけでスポーツをしていること以上にすばらしい光景はあるかい?それは非常に容赦のないPeter Bergのビジョンから完全に消えている。実際の出来事に基づいた、テキサスの小さな町の高校フットボールでの、ダイアモンド形成並の圧力の審査。たとえ複数の若い選手をダーツに変えさせるかもしれないとはいえ、素晴らしいティーン映画であり、素晴らしいスポーツ映画である。

スポーツ物はあんまり観ないんだけど、青春物の1ジャンルだからね。でも、よくできたスポーツ物には絶対感動させられる。ただ、アメフトのルールはまだ理解できないよ。

36. HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE (2005) ハリー・ポッターと炎のゴブレット

いいえ、私たちは気が違ったわけではない。J.K. Rowlingの独創的なアイディアの1つは、2つの文学の伝統、ファンタジーと学校を通した成長物語(Tom Brownの『School Days』)を混ぜ合わせたことだ。それは特に、(クイディッチの)大事な試合、ダンスパーティの相手探し、悪のVoldemort卿から魔法世界を守る間に宿題をこなすなど、14歳のHarryの思春期の不安の高まりを描く『炎のゴブレット』で顕著だ。

大好き!これはもう学園物としてもいいよね。だって舞台が学校なんだもん。本当にこのアイディアはすごい。子どもたちが夢中で本を読んだ。現実からちょっと夢を見られるのがいいよね。映画でも実際のロンドンが出てくるし。

35. BRICK (2006) BRICK‐ブリック‐

「はん、警官はだめにするさ。広い目でほこりまみれの基準をさっと見せて、どこかの強盗に狙いをさだめるだろう」
『Brick』の高校生たちは、ずっとこんな感じで喋る。運命の女性、亡くなった恋人、ケープを被った謎のドラッグ卿。『Brick』は、すべてが生と死だけのノワールスリラーを装った10代の映画。考えてみて、それってまさに高校だよね。

結構実力派の若手俳優が出てた。この頃のジョセフ・ゴードン=レヴィットが最強。幼さがまだ残ってて、顔が出来上がってない感じ。髪を下ろしてるのも最近みない。

34. GET REAL (1999) 同級生

学校の体育会系に初恋をするありがちな話だけど、ひねりがある。“魅力的な”陸上のスター選手John Dixon (Brad Gorton)は、Steven Carter (Ben Silverstone)に本当に恋に落ちる。女のクラスメートとプラトニックなデートをして隠しながら、Dixonに欲情する賢く不器用な学生記者Steven。もちろん、Dixonも正式な彼女がいる。だけど、我らの英雄がロマンスに憧れるとき、それはもう少し公で、感動的で胸に刺すようなリアルさでバトンは落とされる。

あんまり覚えてないんだけど、主人公の親友のぽっちゃりした女の子がかわいかった。

33. HOOP DREAMS (1994) フープ・ドリームス

このドキュメンタリーは、生活し、息をし、バスケットボールをして、シカゴのスラムで育つ落とし穴を避ける2人の子ども、William GatesとArthur Ageeを追う。他のバスケットをする子同様、GatesとAgeeもNBAに入るということひとつを夢見る。全ての観客にとって、これは純粋に心を揺さぶる物語だ。それ以外にも、懐かしく、プロになるというあなたがかつて持った夢を呼び起こさせる。

32. SCREAM (1996) スクリーム

“The Fonz”ことHenry Winkleをお堅い校長として見る素晴らしさはともかく、『スクリーム』ははっきりと最高の10代のホラー映画だ。なぜなら、10代のホラー映画がいかにばからしくて公式的になりうるかにとても自覚を持っている。それは高校の外に出て、大学の寮やサマーキャンプに場所を移したとしても。そして、もしセックスは死だとしたら、ホラー映画と両親は同様に私たちに警告しようとしている。どれだけクールかって言うと(ネタバレ注意!)『スクリーム』は、Neve Campbellの恋人、彼女のパンツに入り込もうとしたやつを殺人者にした。怖いかっこいいだろ?

『ラスト・サマー』派だったので、これを観たのはだいぶ後になってから。理由は主要メンバーのルックスに惹かれなかったからなんだけどね。でも観たらおもしろかった。もちろんシリーズ4も観た。

31. THE KARATE KID (1984) ベスト・キッド

私たちは“鶴”を練習して、盆栽に散財した。でも、この映画がこのカットを入れた本当の理由は、『Rocky』のJohn G. Avildsen監督が、Miyagiさん(後にアカデミー賞にノミネートされたPat Morita)に言いたいことがたくさんあったということを知っていたことだ。バランスをつかむこと、賢く指導者を選ぶこと、武術の守備の技を家の改修で隠すこと(シャワーカーテンの中にいることが、いじめっこCobra Kaiに気付かれずに高校のハロウィン・パーティに参加できることを意味するのも)。何でDanielさんの訓練のうち1つだけに音楽がついているのかというのは、おそらくMiyagiが話す時私たちは聴いたからだ。アウトサイダーのRalph Macchioのように。

ラルフ・マッチオ好きだけど、同じ『アウトサイダー』ならC・トーマス・ハウエルのが好き。あと、ちっちゃいし、暑苦しいけどエミリオ・エステベスも嫌いになれない。




おまけのJosh
 

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