ティーン向け雑誌の表紙まとめ(2009年~) 人気のある女の子 It Girlは誰?
何かタイトル付けにくかった。
10代の女の子向け雑誌の表紙を見れば、その時人気のある女の子がわかるだろうと思ったので、調べてみました。って話です。
調査対象は、アメリカからNylon、Teen Vogue、Seventeen。そして、それ以外の国からDolly (Australia)、Elle Girl (Russia)、Cosmo Girl (Turkey)です。
なるべく最近の状況が知りたいということで、2009年から現在までの表紙を調べてみました。
それでは早速、年代ごとに人気のあった女の子を見てみましょう。
2009年
Kristen Stewart
『トワイライト』のクリステン・スチュワートが9回も表紙になって圧倒的No.1!
DollyやCosmo Girlでは、年に2、3回もクリステンが表紙になっていて、影響力の高さが感じられます。この年は『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の公開ということで、ロバート・パティンソンだけでなく、テイラー・ロートナーとも一緒に表紙を飾っていました。
Blake Lively
Leighton Meester
Taylor Swift
Leighton Meester
Taylor Swift
『ゴシップガール』のブレイク・ライブリーとレイトン・ミースターが並んで2番目に多い表紙の数になりました。2人で表紙になっていた雑誌もありましたが、単独でも表紙になっていて、オシャレ・アイコンとして10代の支持が厚いことがわかります。
そして、 アルバム『フィアレス』がグラミー賞など多くの賞を獲得したテイラー・スウィフトが、同じく3回表紙を飾っていました。
Lily Allen
Beyonce
Selena Gomez
Emma Watson
Beyonce
Selena Gomez
Emma Watson
その他、2回表紙になった女の子たち。ビヨンセを子と呼ぶのは抵抗ありますが。
何かバラバラな並び。Indieアイコン以上に飛躍したリリー・アレン。でも、この後は私生活を優先して音楽活動は休んでいます。 大ヒット曲「Single Ladies」を含むアルバム『I Am...Sasha Fierce』をリリースしたビヨンセは、10代の女の子たちからも支持されていたんですね。 『ウェイバリー通りのウィザードたち』でディズニーの人気者になり、歌手デビューしたセレーナ・ゴメス。そして、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンは、新作公開の度に表紙に登場します。
2010年
Katy Perry
『ティーンエイジ・ドリーム』をリリースしたケイティ・ペリーが強かったです。Teen Vogue以外の5誌で表紙を飾りました。すごいのが、3月、6月、8月、9月と1年を通して表紙になっていることです。国が違うので、発売時期が違ったのかもしれませんが、「California Gurls」、「Teenage Dream」、「Firework」など、シングルもそれぞれ大ヒットしていたので、この結果に納得できます。
Leighton Meester
4回表紙になったのは、なんとレイトン・ミースター!ブレイク・ライブリーは、この年1回もティーン雑誌の表紙になっていません。『ゴシップガール』では、ブレアとチャックのカップルが人気だったので、その影響でしょうか?また、ブレイク・ライブリーはスタイルが洗練されているので、ティーン雑誌よりも女性誌へ移行していったんだと思います。
Miley Cyrus
Rihanna
Nina Dobrev
Taylor Swift
Ashley Greene
Rihanna
Nina Dobrev
Taylor Swift
Ashley Greene
それぞれ3回表紙になった面々。
親しみやすいアイドルからイメージ・チェンジを図ったアルバム『キャント・ビー・テイムド〜ワタシ革命〜』(邦題…)をリリースした、マイリー・サイラス。ハンナ・モンタナではない役で映画『ラスト・ソング』にも出演。共演したリアム・ヘムズワースと付き合い始め、最近婚約を発表しました。どんどんアイドルから成長しています。
1年という短いスパンで『Rated R』と『LOUD』をリリースしたリアーナ。シングル・ラッシュで毎月新しいミュージック・ビデオを出していたような、本当リアーナを見ない時はないんじゃないかって感じの活躍ぶりです。クリス・ブラウンのDV事件を乗り越えて、新たなR&B女子アイコンになりました。
アルバム『Speak Now』をリリースしたテイラー・スウィフト。 相変わらず人気です。
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のニーナ・ドブレフと、『トワイライト』シリーズのアシュリー・グリーンは、ヴァンパイア・ブームで人気を伸ばしてきた2人。女の子らしくて、華やかで表紙にも映えます。
Hilary Duff
Jessica Szohr
Lady Gaga
Vanessa Hudgens
Emma Watson
Ke$ha
Jessica Szohr
Lady Gaga
Vanessa Hudgens
Emma Watson
Ke$ha
その他、2回表紙になった女の子たち。
レディ・ガガのブームはティーン雑誌には影響なかったようですね。逆にケシャが入っているのにびっくり。そして『ゴシップガール』のジェシカ・ゾーも初登場。『ハリー・ポッター』が公開されれば、エマ・ワトソンは表紙になります。長年の恋人ザック・エフロンと別れたヴァネッサ・ハジェンズと、結婚したヒラリー・ダフが表紙になっているのもおもしろい。ゴシップ誌の需要も兼ねているんですね。
2011年
Leighton Meester
レイトン・ミースターの返り咲き!6回も表紙になりました。すっかりティーンのアイコンになっていますね。2011年は、ドラマ以外にも『ザ・ルームメイト』、『恋するモンテカルロ (Monte Carlo)』などの映画に主役級の役で出演し、活動の幅が広がっています。
Taylor Swift
こちらも人気が衰えません。4回表紙になりました。2010年にリリースしたアルバム『Speak Now』のツアーを行っていた影響でしょうか。このアルバムは、テイラー・ロートナーやジョン・メイヤーなどのことを歌った曲があると話題になりました。
Selena Gomez
Emma Roberts
Emma Roberts
Nina Dobrev
それぞれ3回表紙になったのは、『恋するモンテカルロ (Monte Carlo)』のセレーナ・ゴメスと、『スクリーム4: ネクスト・ジェネレーション』のエマ・ロバーツと、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のニーナ・ドブレフ。セレーナ・ゴメスは、ジャスティン・ビーバーとの恋愛でも話題になりました。ニーナ・ドブレフの人気も安定していますね。
Lea Michele
Ashley Greene
Lucy Hale
Amanda Seyfried
Emma Watson
Ashley Greene
Lucy Hale
Amanda Seyfried
Emma Watson
その他、2回表紙になった女の子たち。
『Glee』のリア・ミシェル、『プリティ・リトル・ライアーズ』のルーシー・ヘイルら、ドラマ新世代が登場してきました。引き続き映画が公開する度に表紙になるエマ・ワトソンとアシュリー・グリーン。面白いのは、クリステンは2009年以降ティーン雑誌の表紙にほとんど登場しなくなったところです。これもブレイク・ライブリー同様、女性誌へ移行したのでしょうか。そして、意外にも初アマンダ・サイフリッド。この年は『赤ずきん (Red Riding Hood)』、『TIME/タイム (In Time)』で主演を務めていました。
2012年(上半期)
Jennifer Lawrence
Chloë Grace Moretz
世界中で大人気!『ハンガー・ゲーム』のジェニファー・ローレンスと、念願のティム・バートン映画『ダーク・シャドウ』に出演したクロエ・グレース・モレッツが3誌ずつで同着1位。まだ上半期なので、後半どうなるかわかりませんが、新世代らしい2人だなと思いました。
Dianna Agron
Taylor Swift
Miranda Cosgrove
Nina Dobrev
Demi Lovato
Lily Collins
Katy Perry
Emma Stone
Taylor Swift
Miranda Cosgrove
Nina Dobrev
Demi Lovato
Lily Collins
Katy Perry
Emma Stone
その他、表紙に2回なった女の子たち。
『白雪姫と鏡の女王(Mirror Mirror)』のリリー・コリンズと、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンは、上の2人には及びませんでした。『Glee』のダイアナ・アグロンは、映画出演の効果も単独表紙増加に影響があったのでしょうか。『iCarly』のミランダ・コスグローヴや、カム・バックしたデミ・ロヴァートの表紙も今年から増えてきました。デミ・ロヴァートは、X Factorのジャッジに抜擢された効果もありそう。引き続き人気のニーナ・ドブレフですが、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のヴァンパイア兄弟と一緒の表紙が多いです。まだ、この役以上のアイコンにはなっていないのかな?そして、ずっとティーンのアイドルなテイラー・スウィフトと、ケイティ・ペリー。ケイティはもうすぐ公開の映画『Part of Me 3D』の後は休憩するそう。早く戻って来て欲しい!置き土産の映画を何度も見て待ってる(´;ω;`)
まとめ
- 2009年は『トワイライト』ショックの影響でクリステン・スチュワート(22歳)が圧倒的人気を誇るが、それ以降はティーン雑誌の表紙に登場しなくなった。
- 2009年以降で見ると、女優ではレイトン・ミースター(26歳)、歌手ではテイラー・スウィフト(22歳)が常に人気の上位を占めている。この2人がここ数年で10代の女の子に最も人気があるとわかった。しかし、2012年を見てみると、テイラーは表紙になっているが、レイトンはなっていない。そろそろ世代交代か。
- セレーナ・ゴメス(19歳)とニーナ・ドブレフ(23歳)が上の2人に続いて人気がある。セレーナはメキシコ系とイタリア系のハーフ、ニーナはブルガリア人ということで、人気がある女の子のルックスの幅も広くなっている。
- エマ・ワトソンの安定ぶりは『ハリー・ポッター』シリーズのおかげなので、それ以降が気になるところ。
- 2012年はガラッと世代交代した印象。 ジェニファー・ローレンス(21歳)が今後ティーン雑誌でどれくらい影響を持つのか楽しみ。
- ここ2、3年で、ドラマ出演者の影響力が増え、世代交代も活発。『Glee』のリア・ミシェル(25歳)、ダイアナ・アグロン(26歳)を始め、『プリティ・リトル・ライアーズ』のルーシー・ヘイル(23歳)、アシュレイ・ベンソン(22歳)、シェイ・ミッチェル(25歳)や、『iCarly』のミランダ・コスグローヴ(19歳)、『VICTORiOUS』のヴィクトリア・ジャスティス(19歳)などが2回以上表紙になっている。
ついでに、雑誌別の特徴を見てみましょう。
()の中は掲載された年での代表作品にしています。
Nylonは対象年齢がこの中では1番年上で、趣味もトガっています。他のティーン雑誌では表紙にならない、Indie系の女優さんやミュージシャンを多く起用しています。
Kat Dennings (『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』、『キミに逢えたら! (Nick and Norah's Infinite Playlist)』)
Olivia Thirlby (『The Wackness』、『ソリタリー・マン』)
Mila Kunis (『ブラック・スワン』、『ステイ・フレンズ (Friends with Benefits)』)
Elizabeth Olsen (『Martha Marcy May Marlene』)
Zoë Kravitz (『Beware the Gonzo』、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』)
Juno Temple (『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『ダークナイト ライジング』)
Karen O (Yeah Yeah Yeahs)
MIA
Florence Welch (Florence & the Machine)
Teen Vogueは、さすがティーン雑誌のトップといった感じ。どの雑誌よりも早く旬なアイコンを表紙に抜擢するセンスがあります。
Emma Roberts (『Wild Child』、『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦』)
Taylor Momsen (『ゴシップガール』『パラノイドパーク』)
Demi Lovato (『キャンプ・ロック』『サニー with チャンス』)
Victoria Justice (『VICTORiOUS』)
Jennifer Lawrence (『ウィンターズ・ボーン』、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』)
Emma Stone (『ラブ・アゲイン (Crazy, Stupid, Love.)』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)
Lily Collins (『プリースト』『ミッシング ID (Abduction)』)
Elle Fanning (『SOMEWHERE』、『SUPER8/スーパーエイト』)
Seventeenは、より身近な女の子像といったイメージなのか、TVで活躍する女の子を表紙に起用する傾向があります。Cosmo Girlと表紙が酷似していたのは、提携しているのかな?
Lauren Conrad、Whitney Port (『ザ・ヒルズ』)
Hayden Panettiere (『ヒーローズ』)
Shailene Woodley (『The Secret Life of the American Teenager』)
Aly Michalka、Ashley Tisdale (『Hellcats』)
Miranda Cosgrove (『iCarly』)
Victoria Justice (『VICTORiOUS』)
Lucy Hale、Ashley Benson、Shay Mitchel (『プリティ・リトル・ライアーズ』)
Heather Morris (『Glee』)
Sarah Hyland (『モダン・ファミリー』)
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