[Movie Night] Tegan and Sara - 'Heartthrob' ~ガーリーナイト(レズビアン)
Tegan and Sara - 'Heartthrob' album preview : Rolling Stone
今のところ今年1番好きなアルバム。
ようやく時代とタイミングがあった感じ。
すごくPOPで、去年のPassion Pit聴いた時くらい。
初めて彼女たちの曲の歌詞に注目してみたんだけど、相手のことを“She”って堂々と言ってるのが新鮮だった。
男の人の書いた曲で知ってるのでは、ぼやかしていたり、相手を異性に置き換えていたりしてるのもあって。
なんとなくだけど、こういうとき女の人のが堂々としている気がした。
ということで、今回の映画一気観のテーマは、ガーリーをつきつめてレズビアンなもの。
ゲイ映画の数に比べると、レズビアンのものは少ない。
制作者に男性が多いことから、実体験の話が多いのかなと思うけど、最近は女性の制作者も増えている。
でも、まだ実際目しやすいほどまではたくさんないかな。
私もそこまで観ていない。
それと、よくわからないけど、女性性の中の男性性を見るからなのか、あんまりかわいくないんだよね。
ゲイ映画のが断然かわいい。
だから今回は、レズビアン映画というよりはガーリーを意識しているつもり。
でもテンション高めなガーリーじゃなくて、暗くて重いもの。
ホルモンバランスが狂って鬱っぽくなってる気分に合うのかな?
Girl, Interrupted (1999) 17歳のカルテ
これがレズビアンかって言われたらそうじゃないと思うけど、相反する2人の魅力がぶつかって火花散る感じは恋愛にも変換できる。
それに、女の子たちだけで寝起き生活する空間ってことでは全寮制女子校と同じような感覚。
ある限られた期間、日常から離れた空間で、多感な精神状態のもと、共同生活を送る。
ジャレッド・レトとか出てくるけど、全然なびかない。
個性的な女の子たちのがよっぽど魅力的だと思う。
Boys Don't Cry (1999) ボーイズ・ドント・クライ
『17歳のカルテ』とこれは時々無性に2本立てて観たくなる作品。
黒髪ショートカットと金髪ロングの女の子っていう組合せが似ているから?
それに質素な格好だけど美しさがある女優さんのオーラもすごいと思う。
生々しすぎず、かといって野暮すぎでもなく、 女の子が映画を観てヒントを得られるような楽しいシーンがある。
でも、めちゃくちゃ幸せなところからドーンと落とされるんだけどね。
クロエ・セヴィニーって出が派手なイメージだけど、映画ではどこか地味。
だけどあくの強いものを選んでいるところがカリスマなのかな?
Heavenly Creatures (1994) 乙女の祈り
上の2つとはちょっと違うタイプだけど、ここに入れてみた。
BFF物として扱うにはダークすぎるかなと思ったから。
それにレズビアン物っていうには、この子たちはまだそこまで意識してないと思ったし。
歳もずいぶん若い。子どもと大人の間でこの子たちはまだまだ子ども。
それに妄想の世界で生きているし。
『ヴァージン・スーザイズ』の末っ子みたいな。
死が特別なことじゃなくて当たり前の選択肢にあるとこも。
この3本立てで重い気分になったところを、Tegan and Saraのアルバムで軽くしてもらうという処方。
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