The Riot Club / ライオット・クラブ ~オックスフォード大学の秘密クラブ
写真だけ見て、イギリスの大学での特権階級と男の子たちだけの排他的なクラブの話かと思ってたら、そんな甘酸っぱいものではなかった。
久しぶりに、イギリスの若手俳優大集合な映画を観て興奮した。仲間集めまでの、お金持ち(Posh)の子どもたちの破天荒で自由な振る舞いはかわいかった。でも、かわいいなってほほえましく見てられるのは、過去のしきたりに則って、衣装をそろえて記念撮影するところまで。その後は、胸糞悪い。特に、Sam Claflinが好みじゃないからなおさら。
彼の役、アリステアは、優秀な兄を持った妬みに屈折する弟。兄以上の賞賛を得たいという意識が強く、繊細に見せかけて自己中心的。イギリスの全寮制の学校が舞台となると映える役柄だと思う。けど、サム・クラフリンってぱっと見イケメンだけど、よく見ると残念な顔。『ハンガー・ゲーム』の時の役柄(ナルシストの明るいバカ)で考えると、ヒュー・グラントみたいな立ち位置なのかなと思えるけど、好みじゃない。(私は、コリン・ファース派。だから、『モーリス』よりも『アナザー・カントリー』派)。あと、大学1年生にしては老けてるし。欲を言えば、もっと他に誰かいなかったのかな?って思ってしまった。でも、今彼ほどの地名度とスター性がある人がいないのかなとも思う。残念。
もうひとりの新メンバー、マイルズ役のMax Ironsはかわいかった。背が高くて、小顔で、子犬みたいな表情をする。(こっちがコリン・ファース系なのか!?)サム・クラフリンより年上なのに、そう見えない。親子代々オックスフォード出だけど、自分はPoshじゃないと言うマイルズ。普段着もスウェットとか着てる。
彼をメンバーに誘うヒューゴ(Sam Reid)には少し『モーリス』や『アナザー・カントリー』を思わせるところがあって、ここがもっと深く描かれていたらこの映画ファンがさらに増えたんじゃないかな?
アリステアをメンバーに誘うのは、Douglas Booth演じるハリー。フェンシングで相手を負かし、防具を取るところで初顔出しという登場の仕方がかっこいい。私はこの人の顔を見ると、EXOのカイを思い出してしまうから、女好きという役柄にびびってしまった。
他のメンバーは、クラブの代表でプラチナブロンドが美しいけどヘタレなジェームス(Freddie Fox)、お金ならいくらでもあるが純英国人ではないディミトリ(Ben Schnetzer)、おしゃべりで盛り上げ役のガイ(Matthew Beard)、トラクターに興味を持つ変わり者ジョージ(Jack Farthing)、弟的存在トビー(Olly Alexander)、地味でおとなしいエド(Josh Oconnor)。
この俳優陣の中で、ダグラス・ブーシュが1番年下なのがびっくり。見た目年齢では、オリー・アレクサンダーのが若い。まだ大学生にも見えない。
あと、キャスティングで候補にロバート・パティンソンも挙がっていたっていうのも興味深い。年齢で言えば、変わらない。でも、Posh感はないかも。それはエド・ウェストウィックの役割だったから。
話は、オックスフォード大学に実際にあったBullingdon Clubを参考にしたという『Posh』という演劇が元。場所は、主にレストランなので、想像できる。
舞台版 |
Bullingdon Club(上段左から2人目がデービッド・キャメロン首相) |
映画版 |
Vogue グラビア |
最後に一瞬登場するXavier Atkinsがかわいかった。
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