The Poker House / 早熟のアイオワ ~ジェニファー・ローレンスの姉力
Jennifer Lawrenceが『ウィンターズ・ボーン』よりも前にやっていた姉役。
司祭だった父親の暴力から逃げた母と娘3人だったが、母親も自立できず、家は賭けポーカーのたまり場となり、ポン引きが仕切っている。
14歳のアグネスは幼い妹を守りながら、その日その日を生きることに精一杯。
同級生が自分のことを避けているが秘かに好意を持っていることや、憧れの黒人男性(母のポン引き)が隠れて自分にやさしくキスをしてくれることなどを喜びに、苦しい生活に耐えている。
まだ14歳。
もうとっくに絶望していた母親だけど、すがらずにいられなかった場面はすごい残酷だった。
どうしてジェニファー・ローレンスは、こんなにも厳しい環境のなかで弱き者のために歯を食いしばって生きる女の子がうまいんだろう。
この映画でも、普通の子だったらもうだめだろうって場面でも、ジェニファー・ローレンスならそれをも乗り越えられるって思えてしまうところがあった。
小さい目にまるいほっぺた。
化粧っ気のない顔は特別女の子らしいってわけじゃない。
逆に、顔をゆがめて怒ったり泣いたりするから怖い。
しかも、ぶっきらぼうに聞こえるどすの効いた声。
そういう飾り気のない素朴さが、厳しい環境を舞台にしたときに、説得力が出て、彼女の強さにもつながるのかなあ。
10歳のChloë Grace Moretzは、ロリすぎだった。
そりゃDVDのパッケージに使いたいでしょう。
大人の男の人とのからみでそうじゃないのにそうみえちゃうのがダメだと思った(自分)。
でも、ダコタちゃんのときのがもっとやばかったな。
クロエちゃんは相手のそれが何がまだわかってない感じだけど、ダコタちゃんはわかってそう。
3姉妹の真ん中ビーのSophi Bairleyもかわいかった。
浮浪者のおじさんたちと仲良く喋ったり、お店のおじさんに優しくされたりの場面でも、この子は本当に子どもらしいかわいさだった。
母親役のSelma Blairはちょっと物足りなかった。
ジェニファー・ローレンスが強そうすぎたのかな。
0 comments