One Direction、5 Seconds Of Summer、The Vampsの来日ライブに行った感想まとめ

by - 3/03/2015

2015年2月は洋楽アイドルファンにとっては熱い月だったのではないかな。One Direction、5 Seconds Of Summer、The Vampsが来日。しかも1Dの前座に5SOSが出るっていうおまけつき。この3つのライブを観に行ったので、メモと感想をまとめた。

The Vamps
Connor Ball : 1996年3月15日生まれ ベース&ボーカル
Bradley Simpson : 1995年7月28日生まれ リードボーカル&ギター
James McVey : 1994年4月30日生まれ ギター&ボーカル
Tristan Evans : 1994年8月15日生まれ ドラム&ボーカル

ライブ写真がオフィシャルでなかったので富士山(ブラッドとジェームスのみ)

2/5(木) Zepp Tokyo
年齢層若い。制服姿の子も。中学生から大学生くらい。女の子が多いけど、男の子の姿も。男女グループだけでなく、男だけのグループもいた。カメラOKだったみたいで、始まったとたんすごい数のスマホが掲げられる。そのすきまをぬって見る感じ。おもしろいのが、ライブ中に、「ライブに来た私たち」自撮りをしてること。外国人のグループでそういうのは見たことあったけど、日本の若い子もするんだ。あと、動画を夢中で撮ってる子は、ライブ中にカメラロールのいらない写真や動画を消して空き容量をつくっていた。ライブ中にステータスアップしてるっぽい人もいた。(後で知ったけど、中継している人もいたっぽい)共有の文化だなあと。うちわやボード、旗、被り物などでアピールしている人も少しいた。海外のファンもやっているし、その行為は楽しいけど、スタンディングだから…って思った。グッズで、4色のペンライトを売っていたのもおもしろかった。海外のグループで色分けってあんまりないから、一目で誰が人気かってわかるの便利。昨日は赤と青が多かった印象。小さい子が前が見えないからぴょんぴょん跳ねていたりするのや、友だち同士、手をつないで「You」のところで向かい合って歌ってるところや、「この曲めっちゃやばい泣く」って言ってるのだったり、その興奮した全体の空気が楽しかった。

ライブの方は、持ち歌以外の構成がおもしろかった。カバー曲メドレー(テイラー、ブルーノ、マックルモア)。EDMをバックにトリスタンのドラムソロ。ブラッド(ドラム)とコナー(+おじさん)のエモパンクカバー(All Time Low、FOB)。「この会場にTeenagerはどのくらいいる?」ってきいて、多くの手が挙がってからのMCR「Teenager」!で盛り上がるのはOver 20…エモパンクの全盛期って2000年代後半だから、日本の現10代の子が知ってるのは難しいのかも。

知ってる日本語は「ダイスキ」だけ。それでも、それいうと大歓声。あと、投げキスで誰が1番歓声大きいか対決していたけど、今誰がやっているのかわからなくて、結局誰が勝ったかわからなかった。

ブラッドの声は特徴があるから、アコースティックでじっくり聴けたのがよかった。髪が伸びてて、カーリー度があがってた気がする。思った以上に肌の色が濃くて、ほてってピンクになったほっぺは見れなかったけど、やっぱりほっぺたの形かわいい。
ジェームスはねずみ・うさぎ系のイギリス人の顔。ひょろ長い。あと、ほとんど頭しか見えないから、ジェームスは何担当か見ててわからなかった。楽器弾いてた?最後の方は手ぶらで主にボーカルだった。
コナーのピアスの感じと、かわいい顔なのに、首が太くてがっしりしている感じがイギリスの子って感じで好き。
トリスタンはほとんど見えなかったけど、バンダナしてて、アッシュもしてることが多いから、バンダナってドラムのトレードマークなの?って思った。

5 Seconds Of Summer
Ashton : 7 July 1994  ドラム&ボーカル
Michael : 20 November 1995 ギター&ボーカル
Calum : 25 January 1996  ベース&ボーカル
Luke : 16 July 1996 ギター&ボーカル


2/25 赤坂Blitz
男女比はThe Vampsのときと同じくらい。年齢層の幅はもっと広く感じた。私の隣の子は制服のスカートの上にバンドグッズのTシャツを着ていた。今回もカメラOKだったみたいで、始まるとずっとスマホが掲げられていた。うちわやボード、旗、被り物などもいた。MCでメンバーが「バナー持ってる人は見せて、ちょっと読んでみよう」ってそれで会話できてたから、持って来た甲斐があったね。ファンの興奮の度合いも似たような感じだったけど、よりロック色が強いからか、立てノリが多く、手を振りかざすようなノリも多かった。

登場曲はAC/DC!MCはほとんどなく、次々と曲をやっていく。激しい曲をぶっ続けでってすごい(若い)。カバー曲はGreen Dayの「American Idiot」。お客さんも反応していて一緒に歌っていた。The Vampsのときよりもロック曲の反応がよかった。もう1曲はThe Romanticsの「What I Like About You」。私にはLillixのカバーの印象があった。

私がいつも観るようなロックバンドと違うなと思ったのは、ステージの広さ。ほとんどコードレスで、メンバーは自由に動き回れる。ペダルを踏んだり、チューニングしたりってのはほとんどなかった。楽器チェンジは何度かあった。アコースティックギターも使っていた。ステージ手前にお立ち台があって、背が高い上にそれに乗るからよく見える。

背が高いってのは元々知ってたけど、それに加えて脚が長い。黒のスキニーパンツに、コンバース。低めの位置に楽器を持って、脚を開いて弾くスタイル。演奏しながらくるくるまわったり、飛び跳ねたりってのは、かつてのポップ・パンク・バンドを見ているよう。彼らのやりたいことが伝わってくる。

マイケルが1番日本語ができるみたいで、他メンバーが頼っててかわいかった。かなり生え際やばい。お客さんに1番近寄ってコミュニケーションしていたと思った。ライブが好きってのが伝わってくる。5SOSの曲で1番ロックが激しい曲のとき、「このパートで最高に狂って」みたいなこと言って、自分も狂ってた。
アシュトンはお客さんを盛り上げる役目。「Say Hoo」みたいな掛け声の音頭をとっていた。めちゃ腕太いし、胸もでかい気がした。最初バンダナしてて、途中でなくなってたけど、長い髪が顔にかかる感じがセクシー。顔は写真よりも数倍かっこいい。大きな口元がちょっとハリーみたい。
カラムはよくアシュトンの方に行っていた。他のメンバーと目を合わせる回数が1番多かったと思った。そのときの笑顔がいい。とろける。顔が小さい。まゆげ。後はもっと声量があればな…。ブラッドの方がボーカリストとして独り立ちできると思った。
ルークは思ってた以上に白い。少し肌荒れがあってかわいいと思った。唇のピアスも特徴があっていい。

One Direction
Niall Horan : 13 September 1993
Louis Tomlinson : 24 December 1991
Zayn Malik : 12 January 1993
Liam Payne : 29 August 1993
Harry Styles : 1 February 1994


2/28 さいたまスーパーアリーナ
さすが!すごい人。16時開演で、13時ごろに着いたけど、もうすごい人。友だち同士、おそろいの格好でライブ仕様に気合いを入れている若い女の子たちがたくさん。男の子も多い。グッズを身につけている男の子もいて、単なるアイドルグループって感じではないのかなと思った。家族連れもいた。洋楽が小さい子からも人気があるってすごい。席は座る席だったので、まわりの様子をあまり観察することがなかったけど、スタンディングへ行った友だちからの報告では、男の子のファンも「かっこいい~」って言ってたって聞いてうれしかった。


前座の5SOSは、私のまわりもだし、スタンディングのまわりも反応薄だったそう。でも、待ち時間中もたくさんMVやCM流してたからこれから人気になるといいな。メンバー紹介でのルークへの反応が圧倒的に大きかった。「キャー」の声の高さが違った。短い持ち時間でカバーを2曲(Katy Perryの「Teenage Dream」とThe Romanticsの「What I Like About You」)やったのは、前座だったからかな。楽器を演奏していてスタンドマイク使用だったからか、ステージ上をあまり移動できなかったのが残念。その中でもマイケルは積極的に前に出て行ってた。カラムもステージ袖の端の方まで行ってた。アシュトンは動けない分、MCで盛り上げてた。一緒に行った友だちから、5SOSはみんな歌がうまいねって言われた。特にルークは本当にうまいって。(わーい)私はあの脚の長さが遠くから見てもやっぱりかっこいいと思った。身長があってスタイルがいいから、楽器を持って脚を開いてる姿(Yを逆さまにした形)が本当にサマになっててかっこいい。ライブ自体は、小さなライブハウスで見たときは、その熱気とパワーが迫ってきて、ロックっていいなってのを感じたけど、大きな会場で見たらメインストリームだって思える実力があった。音が大きくなっても聞き劣りしない。日本の夏フェスに出て欲しいと思った。


オープニング映像がかわいかった。それ以外も、モニター映像が凝ってて、かわいいものが多かった。ほぼずっと双眼鏡を装着していたので、あんまりモニターを見られなかったけど、モニターをずっと見ていても楽しめたと思う。こんなに大きな会場で単独ライブを見ることがあんまりないのもあるけど、メンバーが最初に出てきたときの歓声と、すごいものが来た感は、初体験の感情だった。

リアムはナイキのトレーナーにジーパンで「え!?ラフすぎ」ってなった。ずっと動いていて、脚捌きが華麗だった。「これあってるのかな?」って言いながら頑張って日本語を話そうとしてたのがかわいかった。
ゼインは、視界に入ったとたん「何この美しい生き物!」って興奮した。最初は髪を下ろしていて、目にかかる長い髪がセクシーだった。途中から結んできて、ちょんまげみたいになっていたけど、まあ。そして、シャツを着替えて針子みたいな柄のTシャツになって出てきたときは、腕のタトゥと柄が混同して、どこまでが袖かわからなかったよ。どんなにイケメンで歌がうまくても彼の趣味には同意しかねる。でも、生高音はやばかった。
ルイは上下ダークグレーでシンプルだけど、おしゃれな雰囲気。地味だと言えばそうなんだけど、頑張りすぎていない感が彼の魅力のひとつだと思った。
ハリーは、全身真っ黒で、ブーツだけ茶(他メンバーはスニーカーだった)。黒いから背景と混じって見つけにくい。アンコールでは髪を結んでた。ライブの前に「ハリーが1Dを抜ける」っていうニュースが出ていてそういう目で見てしまったのかもしれないけど、ハリーだけ他のメンバーとのからみがなかった。でも、その分観客へはずっと意識が向いていて、ステージの端にずっといたり、通り道のところでも横を見ていて、日本語もすごく話していて、1番コミュニケーションをとろうと積極的だったと思う。1番感動したのは、「ちょっとみんな静かにして」と言って、マイクなしの地声で「愛してる!」って叫んだとこ。すごく遠くの席だった私のところまで聞こえた。スーパーアイドルにこんなことされたら嫌いになれない。
ナイルは1番好きなメンバーなので、良く見ていたからかもしれないけど、他のメンバーとのからみが1番多かったと思った。リアムと振りを合わせて踊ったり、使い終わったギターを置いた後、ルイがギターに向かって手を合わせたのを真似して一緒にお辞儀してたり、ゼインからは、突然パートを振られてマイクを突きつけられて「あ、あ、」ってなってた。かわいい。ギターを弾いたり弾かなかったりと準備が忙しかった。ギターを持つたびに、2、3人のスタッフに取り囲まれてマイク装着されたりしているのを動かずに待っているナイルがかわいかった。ナイルの印象はフィギュア人形みたいだった。ハリーやルイも脚がすごく細かったけど、ナイルの場合、お尻がすっぽりかくれるサイズのTシャツを着ていて、その下から棒が2本生えているみたいになってたってのもあるし、がに股ぎみで、立ち姿も猫背ぎみなのが人形っぽく見えた。両足一緒にジャンプとか、手をぶんぶん振る感じとか、動きもアニメチックで、ギターを弾いてないときのファンサービスもかわいかった。



初めから言われていた5年契約の話や、最近出てきたソロの話なんかもあって、このツアーが終わった後、彼らがどうなるのかわからない。途中スクリーンの映像に出てきた初期のMVの少年の面影を残しているメンバーが今はいないように、今回私が観たOne Directionはもうみんな青年になっていた。それでも他の後から出てきたグループに比べると、彼らの完成度の高さは桁違い。同時代にこれを超えられることはないと思った。だから余計に、それを手放してしまうのはもったいないと思ってしまう。きれいな思い出としてファンに残してくれるのか。待ち時間に流れていたMcBustedのMVを見ていて、後に再結成してもメンバー全員が揃わないグループにはなってほしくないと思った。

まとめ
The Vamps = ポップ
5 Seconds of Summer = ロック
One Direction = スーパーアイドル

さいたまスーパーアリーナ級の会場でメインストリーム歌手のライブを見る機会がほとんどないので(幕張メッセでブルーノ・マーズ、サマソニのマリンでリアーナとかが大きいところかな)、比べられないけど、まだ20代の洋楽アーティストがこんな大きな会場を満員にしてみんなが幸せになるようなライブをしてるってのを体験できてよかった。今後自分がこういう体験することはアイドル・グループではもうないと思う。

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