この記事は、ジョナ・ヒルの映画『Mid90s』に関連して掲載されたもの。90年代リバイバルも兼ねて取り上げてみた。観たことがない作品もあるし、ちょっと重い作品多めなところがいい。

Ten classic 1990s coming-of-age films
http://www.dazeddigital.com/film-tv/article/41912/1/90s-coming-of-age-films-mid90s-kids-virgin-suicides

WHAT’S EATING GILBERT GRAPE / ギルバート・グレイプ (1993)

『ギルバート・グレイプ』は涙を誘うだろう。自閉症の10代の若者、アーニー・グレイプを演じ、初めてのアカデミー賞ノミネートを得た若きレオナルド・ディカプリオが主演。父親が自殺した後、ジョニー・デップ演じるギルバート・グレイプは、必死に病的に太っている母と弟の世話をしようとする。アイオワ州で育つ兄弟がとても近い関係にあることは、視聴者を感動させる。ギルバートがベッキー（ジュリエット・ルイス）と恋に落ちるとき、人生を永遠に変える恋愛に乗り出す。

https://mysterioussheets.blogspot.com/2008/09/whats-eating-gilbert-grape.html


BOYZ N THE HOOD / ボーイズ'ン・ザ・フッド (1991)

人種差別、暴力、社会的抑圧の実際の問題を見る『ボーイズ'ン・ザ・フッド』は、ロサンゼルスで一緒に育つ3人の友人の物語を追う。スポーツ選手のリッキーは、故郷を後にしたくて、南カリフォルニア大学のフットボール奨学金を得ることを願い、一生懸命に頑張っている。リッキーの異父兄のダウは暴力、アルコール、犯罪に巻き込まれてしまう。彼らの友人のトレは、道徳と自尊心の人生の教訓を彼に教える父、フューリアス・スタイルズにぴったりくっついている。映画は南カリフォルニアのスラム街、クレンシャーのような場所での、人間関係、失敗、成功、そして若者の生活に焦点を当てている。

観るべき作品として観たんだけど自分のものにするにはもう何回か観ないといけなそう。


NOW AND THEN / Dearフレンズ (1995) 

12歳の4人の女の子たち（ロバータ、ティーニー、サマンサ、クリシー）は、インディアナ州シェルビーで人生最高の夏を過ごす。数年後、故郷で成長した女性として再会する時、サマンサ（デミ・ムーア）というキャラクターが子供時代の話を語り始める。彼女たちは、12歳という年齢に比べて大人のように振る舞う。コスモポリタン誌の星占いを見ながら、グループの中で大女優のティーニー（ゾーラ・バーチ）は「ロバータ、あなたは瀬戸際の女性、性的なものはまだ開栓されていないが、火山のように噴火の準備ができている」と読む。

もうずいぶん前に観たからあまり覚えていないけど音楽が最高だった記憶。


HARD BOILED EGG/OVOSODO (1997)

このイタリアの仮面即興劇の宝石は、多くの男が恐れる人生の一部分、父親への第一歩について語る。 それはトスカーナのリボルノで育ったシャイな少年のピエロの話。 彼のニックネームは「オボソド」（固ゆで卵という意味）という。映画はピエロの幼年時代から結婚と成人までを幅広く扱う。それは私たちに人生の目的、妨げとなる障害を見つけるのが難しいことを示す。


TREVOR (1994)

『トレバー』は彼のセクシュアリティへの偏見に直面している13歳の男の子について語る。日記に「生きていても死んだとしても、ママとパパは全く気にしないだろうと今は全面的に確信しているのさ」と述べる。「昨夜、彼らがテレビを見ているリビングに入っていって、床に崩れ落ちた。彼らからの反応はない。テレビの再放送が彼らの生まれついての自発性を取り替えたようだ」。彼のバレエや舞台、ダイアナ・ロスへの愛情の高まりと、彼の同級生、ピンキー・ファラデーへの恋心を次第にわかっていくことを我々は見る。
このアカデミー賞を受賞した映画の監督ペギー・ラジスは、プロデューサーのランディ・ストーンとジェームス・レセインと団結して、キャラクターと同じような立場にいる人を助けるための現実のヘルプラインを作った。「The Trevor Project」として知られるようになったそれは、LGBTQの若者のための命の電話や自殺防止ホットライン（および非営利団体）である。


KIDS / KIDS/キッズ (1995)

ラリー・クラークとハーモニー・コリンの90年代のニューヨークでエイズ禍の真っただ中でティーンエイジャーが成長する物語なしに、90年代の青春映画のリストは完成しないだろう。これはクロエ・セヴィニー、ロザリオ・ドーソン、レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアースなどのスターたちの映画デビュー作だった。準ドキュメンタリー形式の映画で、俳優たちは危険な性行為、性感染症、薬物使用の問題と結果に対処する。

見る年齢を考えないといけないけど見るべきな作品。


DRIVE ME CRAZY / ニコルに夢中 (1999)

世紀が変わる直前に、ハリウッドはこのメリッサ・ジョーン・ハート出演、ブリトニー・スピアーズがサウンドトラックの10代のロムコム（ロマンティック・コメディ）の恥ずかしい趣味を私たちに与えた。ニコルとチェイスは異なる社会に属しているが、恋しているという共通点に気付く。彼らはそれぞれの恋愛対象を誘い出して「逃がした魚」を捕らえる戦略で協力する。そして当然、これはロムコムであり、彼らは予想したよりも親密な愛に気付く。

アメリカ映画は正装すると髪をあげるけど、おろしているときの方が好みだ。


THE VIRGIN SUICIDES / ヴァージン・スーサイズ (1999)

ソフィア・コッポラの傑作監督デビューは、裕福な郊外の厳格なカトリック教徒で過保護な両親によって箱入りの5人の姉妹と、近所の少年たちが彼女たちを見つけた後ドラマが悪循環する物語り。2つの事件がこの映画をアメリカの思春期の見逃せない描写に変える。最初の話は、感情にのまれて自分自身で命を終わらせる13歳のセシリアについて。二つ目は、家のルールに逆らい、ハンサムな男の子、トリップ・フォンテーンと親しくなる反抗的なティーン、ラックスのまわりで展開する。

1番好きなところはレコードで会話するところと、ジョシュがかっこよく登場するところ。


STEALING BEAUTY / 魅せられて (1996)

この1996年のドラマ映画は、母親の死後、トスカーナの家族の友人に会いに行く19歳のアメリカ人ルーシー・ハーモン（リヴ・タイラー）について描く。彼女はシエナ近くの豪華な別荘に住み、自己を見つめるとともに、初めてのキス、ニコロに出会う。それはのんびりした休日、マリファナ喫煙、水泳、自転車乗り、処女性について話し、恋に落ちる。『魅せられて』は 1996年にイタリアで封切られ、その年のカンヌ国際映画祭に出品された。


MY OWN PRIVATE IDAHO / マイ・プライベート・アイダホ (1991)

ニュー・クイア・シネマ運動の重要なカルト傑作は、シェイクスピアの『ヘンリー四世』 第1部、第2部からインスパイアされたガス・ヴァン・サントの爽快なドラマ『マイ・プライベート・プライベート・アイダホ』である。それは、ナルコレプシーのストリートハスラー、マイク・ウォーターズ（リヴァー・フェニックス）と、彼の地位を否定して裕福な家族に反抗するハスラーの親友スコット・フェイヴァー（キアヌ・リーブス）の物語り。彼らは一緒に、ポートランドの街からアイダホ州、ローマへの冒険に出掛け、最終的に自分自身とお互いに対する愛情を見つける。

https://mysterioussheets.blogspot.com/2009/03/my-own-private-idaho.html