Stop-Loss / ストップ・ロス/戦火の逃亡者
感想が難しい映画。戦士の目線で描かれているので、彼らに感情移入したいが、アメリカ人でしかもテキサスの、軍人になるようなマッチョな精神は理解しづらい。でも、よく練られたストーリーと、選び抜かれたキャストによって、このリアルな話を知るきっかけとなり、考えさせられる。戦争に関わったものは、敵も味方も皆人生が変えられてしまう。良い方には決していかない。悲しみを生むだけだ。
Ryan Phillippeが得意の軍人役。年齢やキャリア的にも他の俳優より上で、格が違うなと感じた。ただアクションスターになれるほどスター性も感じないのが残念。どういう風に年をとっていくのだろう。
Channing Tatumの男っぽさが好きになれない。フィルモグラフィーを見ると結構順調な成長で、スタイルが良くて、動けるので使えるんだろうな。でもあんまり好きな映画では見たくないタイプ。
Rob Brownはゆっくりとしたペースで活動を続けているんだね。しかも結構重要な役どころをとっていて。恵まれているのか、選んでいるのか。Victor Rasukも久しぶりに見た。印象に残る役で、優しい雰囲気がよかった。Alex Frostも出ていた。いじめっ子役よりは弟分のがあってると思う。
そして、Joseph Gordon-Levittは、あの体型で軍人ができるのかと思ったが、他のキャラクターとはちょっとタイプが違う役どころで、劣等生。飲んだくれたり、暴れたりするのは似合わないけど、ギターを抱えて歌うところは良かった。最後のシーンも感動的。
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