Adventureland / アドベンチャーランドへようこそ

by - 7/15/2009

この映画でJesse Eisenbergのキラキラ度合いはハンパじゃない。神がかっているくらい。今までと同じモテない、さえない、どうしようもない役なんだけど、そのキャラをやり続けて、自分でもそれをわかっていると、こうも魅力的になるんだね。また、監督のGreg Mottolaとの相性も良かったのかもしれない。彼も主人公のジェームスの気持ちが分かるから、Jesseの表現をそのまま監督が捉えれたんだと思う。“エムを見つめる”ただそれだけなのに、シーンによってその瞳が色んな表情をみせる。この演技は今までのJesseにはなかったかもしれない。まだ出会って間もない頃、運転中のエムを見つめずにはいられないジェームス。そこの“恋しちゃった”というジェームスの瞳と表情がたまらない。あと、うまくいかない自分の人生に半分キレてるジェームスが、アドベンチャーランドのバイト仲間とつるむようになってどんどん開放的に自分を出していくそういう成長も、見ていて楽しい。その点で、やはりMartin Starrは重要な役どころ。彼以上にオタクでも彼以下にオタクでもこの映画の雰囲気には合ってなかった。やっぱりMartin Starrの喋り方が好き。ぼそぼそ喋るんだけど、気持ち悪くない。今回は、眼鏡がいつもと違ってグレードアップしてるし、髭も剃ってて、服装のダサさに目をつむれば完璧。そういえば、Jesseも特徴のある話し方。めちゃくちゃ早口。よくこれで今までやってこれたよね。注意されなかったのかな。でもこれも今では彼の個性の内。Bill HaderKristen Wiigは、今回は控えめだった。それでも一番コミカルな登場人物だったけど。あと、リサ・PのMargarita Levievaが超セクシーで可愛かった。バイト先ではマドンナルックで、男子を夢中にさせ、乗り物の音楽に合わせて、友人(これまたセクシーな黒人の子)と踊っていても許される。こういう誇張したキャラクターがコメディでは映える。Kristen Stewartはエムの役にピッタリだったと思う。クールなという形容詞が1番似合う若手女優じゃないかな。
あと、気付いたのはThe Cureがかかるとすごくロマンティックでセンチメンタルになって、青春映画にはぴったり。
最後にこの映画で1番オシャレだったのは、Martin Starrの弟役の子。裏庭で芝刈りしている1シーンしか出てこないけど、スポーティでカラフル。ソックスが最高。

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