Angus, Thongs and Perfect Snogging / ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日
もう観たのが大分前になっちゃったから、何が面白かったか全然覚えてないや。大雑把に言うと、『ブリジット・ジョーンズの日記』+『プリティ・プリンセス』+『Skins』って感じ。ティーンが観てわいわい喜べる内容になっている。それだけのサービス精神に徹しているところがすごいし、キャストも若いので、そのエネルギーがすごい。
一番興奮したシーンはジョージアがロビーと仲直りするとこ。浜辺だけど、イギリスらしいどんよりした天気。ジョージアの気持ちをそのまま表しているかのよう。気持ちが沈んでいるから、格好もダーク。そんな2人が仲直りして気持ちが盛り上がったところにThe Maccabeesの「Toothpaste Kisses」が!この可愛いカップルにこの曲がすごく合うし、オーランドの声は映画で聴くとまた良い!
あと面白いなと思ったのは、イギリスとアメリカの文化の違い。アメリカのティーン映画だったら、最後は必ずプロムで決まりなのに、イギリスはそういうのがないのかな。だから誕生日会。でも、アメリカのティーン映画の伝統はきっちり受け継いでた。ジョージアが誕生日の日、ドレスに着替えて登場するシーンは、『シーズ・オール・ザット』のようだった。「キス・ミー」のような印象的なテーマソングは流れなかったけど。あと、キスの先生ピーターが、練習タイムのBGMに選んだのが「True」。これは『すてきな片想い』のダンスパーティーで流れていた曲。他にもいろいろパロディで使われているけど。あと、女の子4人組でわいわいやっているところは『ミーン・ガールズ』のようだし。
でも、やっぱり、ここに挙げたどの映画のレベルにも達してないのが残念。自分がこれで盛り上がれる年齢を過ぎてしまってるからかもしれないけど、でも違う気がする。主役のGeorgia Groomeはかわいいし、変な格好や顔もできるから幅があっていいと思う。親友のEleanor Tomlinsonは典型的な美人。だから何やってもいい。問題は男の子。ピーターやデイブは脇役としてすごくキャラを発揮していてよかった。トムはすっごく普通。普通の美形なイギリス人。そう、問題はAaron Johnson。人気もあって、キャリアもあるのに、好きになれない。だって、ロビーがやってる(ということになっている。絶対彼は演奏していない)バンドが超ダサい。アイドルバンドというにははじけっぷりが足りないし、インディバンドというにはエモすぎる。アメリカでエモはかわいいのに、イギリスでエモやられると、ジャケットに缶バッチとか、ハットとかタイとかなんか格好がキメキメ過ぎでダメ。だからその中途ハンパさが物足りなさの原因な気がする。どうせだったら、めっちゃインディにしちゃえばよかったのに。だって、ジェスの部屋の壁にThe More Assuredのポスターが貼ってあったんだよ!ロンドンでもそんなにいないだろうに。だからそこらへんのアンダーエイジバンドを使って。そしたら何年後かに観た時に、あの時代はって思える作品になるのに。
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