Boogie Nights

久しぶりに見たけどやっぱり面白かった。真似できる人生ではないけど、それでもやっぱり人間だから共感できる部分はある。Mark Wahlberg演じるエディは実家暮らしだけど親をうざがってて自分の存在価値を見出されたから調子に乗って家を飛び出す。でもショービズの世界は想像以上に冷酷で、純粋な少年の心はすぐに犯される。唯一の心のよりどころである監督と仲間たちも同様に既に心は死んでいるから彼らに助けを求めてもまともなものは帰ってこない。それでも不器用に愛を求め、愛し、人生を生きようとする。Julianne Mooreは本当に上手な女優さん。母親らしいところをみせたかと思ったら、じつはそれも振りで本心は何も感じていない。ただのドラッグ中毒者。それでも美しくてだから説得力がある。Heather Grahamも同様に妖精のような美しさを持っているから、このまやかしの物語にはぴったり。Philip Seymour Hoffmanの太ったゲイ役もすっごくキュート。この人は本当にカメレオン役者。これだけの演技派を集めても、思いっきりエンターテインメントできる監督のPaul Thomas Andersonもやっぱりすごい。

Slaves of New York / ニューヨークの奴隷たち

有名なキャストは出ていないし、ビデオのパッケージに書かれていたあらすじも全然違ったんだけど(それってあり?)、NYという街のもつ独特の雰囲気がすごく伝わってきた。登場人物はみんなアートと関わりがあって、付き合いでパーティに参加したり、ゲイの友人も多い。休日に草野球をしたり、ギャラリー、タクシー、カフェ、アパート、公園。そういうものすべてがオシャレ。
Steve Buscemiが新進気鋭のファッションデザイナー役で出演している。全身黒でかっこいい。

Heathers / ヘザース/ベロニカの熱い日

ブラックで変な映画と言われているけどすっごく好き。出演者も良いし、オシャレだし。Winona Ryderは90年代の女優のイメージがあるかもしれないけど、1番輝いていたのは1990年までだと思う。誰も真似できない個性があって、見た目のイメージもすごくオリジナル。Christian Slaterも90年代はじめが頂点だったと思う。ホントにホントにかっこよかったのにな。珍しい顔してる。喋り方はAnton Yelchinが受け継いでいることを最近気づいたけど。
もうひとつの良い点、ファッション。80sはファッション的にも見所がある映画がたくさんあるけど、この映画のファッションは特に個性的。カラータイツの使い方がすごく参考になる。クロッケーを楽しむお金持ちだからプレッピーなブレザースタイルが多いけど、パーティの時はドレスアップもちゃんとする。また、ヘザースの3人には赤・黄・緑とテーマカラーがあって、ベロニカも青と黒が多い。そういう色の組み合わせの遊び方も参考になる。

Sleepover

ずいぶん昔の映画だから懐かしい顔がたくさん出てきた。まず主役のジュリーはAlexa Vega。『スパイキッズ』シリーズで有名になったけど、その後見なくなったな。この時は、まだその勢いのある時だから怖い者知らずでそれが画面からも伝わってきて、見てるこっちも元気がもらえる。主役にぴったりのキャラクターだと思う。主人公の親友ハンナ役はMika Boorem。とがった鼻がチャーミングな女の子。『アトランティスのこころ』でのおませな女の子なイメージ。今回もいまいち自分に自身が持てない主人公を励ます役どころでしっかり者してた。他はぽっちゃりと赤毛というこのちょっと地味チームに対抗するのが、Sara Paxton演じるステイシー率いる人気者チーム。ステイシーはもとはジュリーの親友だった。しかし中学にあがるととたんに離れるお決まりのパターン。他の仲間にはBrie Larsonも。Brieは子役のころは目立たなかったが、着々と頭角を現している。これから期待の女優さんだ。ジュリーが片思いする高校生はSean Faris。まあ普通のイケメン。その友人役にDouglas Smith。そんなに大きな役はやってないけど、1度見たら忘れない顔をしている。くるくるヘアーがかわいい。他にも、お笑い要素としてSteve Carellが出ていた。あ、あとジュリーの兄役でSam Huntington
だけど、この映画を見ようと思ったのはジュリーのチームの親衛隊長ラッセルを演じるEvan Peters。ジュリーたちからはスポンジ・ボブって呼ばれていて。それくらいバカってことなんだろう。でもそのネーミングはすごくセンスある。他のメンバーにはHunter Parrish。見たことあると思ったらこの前見た『セブンティーン・アゲイン』のスタン役してた子。お調子者3人組はもちろん移動手段はスケートボード。ちゃんとヘルメットしてるのがかわいい。
こう見るとやっぱりドラマで活躍している子が多い。日本にはなかなか入って来ないから知る機会がなくて残念。でも、ドラマって見始めると長いからな。根気がいる。それくらいのめり込める内容なら問題ないけど。

Like Minds / Murderous Intent

見所はTom Sturridgeの変態キャラクター。Eddie Redmayne演じる主人公のアレックスは私立校のおぼっちゃまで寮の部屋も1人で使っていた。そこへ転校してきたTom演じるナイジェル。アレックスは気になって部屋へ先に帰り、彼の荷物をチェックする。するとトランクの中には動物の剥製が入っていた。驚くアレックス。すると入り口の隙間からナイジェルが見たな~って覗いてる。他にも、アレックスが部屋へ戻ってきたら変な臭いがする。机に向かっているナイジェルの様子をうかがうと、鳩の解剖をしていたり。他にも大掛かりな器具を使って実験をしていることが多い。そんな普通じゃないナイジェルの役をありえるように見せているのはTomの生まれつきの高貴な顔立ちと育ちの良い雰囲気だと思う。それに対して、思い悩むアレックスの役にはEddieは美しすぎると思う。トレードマークの赤毛も、あの顔だと田舎っぽいというよりはゴージャスだから。少年ぽさも本人は持っているのかもしれないが、見た目からはそれがわからない。顔の良い俳優はやる役柄が制限されるから本当に損だと思う。
物語の方は、スリラー、ミステリーのジャンルだから文句は言えないのかもしれないけど、せっかくだったらもっとアレックスとナイジェルの関係を描いて欲しかった。お客さんが見たいと期待するのもそこだと思う。それをただ匂わす程度でこれはそういうのじゃないよってかっこつけてるところがかえってかっこ悪い。作品自体は評価されない(サンドラ・ブロックのせいもある?)『完全犯罪者クラブ』のがまだ楽しめる。

Tormented

今1番のお気に入りOlly Alexanderが出ている映画がやっと見れた。Ollyは胸に"Geek"と書かれたバッヂをつけたいじめられっ子ジェイソン役。まあまあ出てくるけど、特に重要なキャラクターでもないからポスターにも載ってない。
これはイギリス版『スクリーム』とも言われているけど、私自身が『スクリーム』より『ラストサマー』派だったからその例が良いのかわからないけど、私から見たら『Skins』+『ファイナル・デスティネーション』って感じ。今時のリアルな若者描写と意味もなく(ホントはあるけど)残酷に殺されるティーンたち。『アレックス・ライダー』のAlex Pettyferや『Skins』のApril Pearsonらがいじめっ子役でセクシーな姿を披露する。いじめっ子の中でも中立的でちょっと良い子なのがDimitri Leonidas。個性的な顔立ちをしている。主役のTuppence Middletonはかわいらしいお人形さんみたいな子。でも時々みせる冷たい表情が印象的だった。
殺され方が本当に残酷というか生々しくて気持ち悪かったけど、若い子をターゲットにつくってるという点では大成功だと思う。

I Love You, Man / 40男のバージンロード

Jason Segelのベニス・ビーチでのお散歩スタイルがすごくかわいかった。短パンにムートンブーツ。カリフォルニアのリラックスムード。Jasonは大きいからさらにそれが似合う。もさーっとした感じもまた良い。今回はいつもとちょっとだけ違うキャラクターで、女の付き合いは後腐れない方が良いって真剣にならないタイプ。いつもは超ストーカータイプなのに。でも、男の子の趣味をやめられない部分は一緒で、裏庭のガレージで楽園のように生活している。Paul Ruddもすごくハマリ役だった。女友達しかいないっていうのでも女遊びばっかりしてるプレイボーイタイプではなくて、気が優しいからっていう人が良さそうなのはPaulだったから良かったのかも。でも、Jasonと並ぶとその身長差でPaulが全然かっこよく見えなかった。Rashida Jonesはちっちゃくてかわいいけど、勝気でハキハキした正確のところが好感が持てる。Andy Sambergは演技下手だったけど、かわいいからOK。良いとこ取りの明るい弟っていうキャラクターも似合ってた。ゲイでも開放的なタイプだから地でいけたのかも。

Die Hard

Bruce Willisの白タンクは置いておくとして、完璧な脚本に感動して涙した。どんな小さな登場人物にも意味があって、それぞれの人物描写も丁寧。例えばニュース番組のメイン司会者とか。話全体には全然関係ないんだけど、その人のキャラクターによってふっと心が和んだり、部下のキャラクターがより際立ったりする。人間だけじゃなくて、事件や物の組み合わせなど全てにこだわって綿密につくられていると感じた。

17 again / セブンティーン・アゲイン

Zac Efronがスーパーアイドルなのはわかるけど、それを十分に活かせてなかったのが残念だった。確かにダンスやバスケのシーンで彼の得意なものを披露しているが、ファンの心理からしたらもっとそれが見たいはず。それだけが。だから中年のおじさんがある日高校生になって人生をやり直すっていう物語にZacを入れた時点で間違いだった。おじさんの部分なんていらないもん。ただ、奥さんがLeslie Mannってところはポイント高い。かわいい奥さんのイメージにぴったり。Zacとイイ感じになるのも結構自然だった。主人公の親友役のThomas LennonもITで儲けたオタクって設定がリアルで、『ROTR』のネタは面白かった。娘役のMichelle Trachtenbergは顔怖いんだよね。インパクトあるのはいいのかもしれないけど。
音楽面では、はじめの方でSpoonがかかったのはびっくりしたけど、それ以上にVincent Vincent and the Villiainsがかかったのがびっくり。でも、場面にも合っていたし、「On My Own」も好きな曲だからすごく良かった。パーティのシーンではThe Virginsがかかってた。

Don't Look Back

Bob Dylan、23歳の頃イギリスツアーを追っかけたドキュメンタリー。
全然Bob Dylanという人のことを知らなかったから、単純にかっこいいと思ってしまった。凡人とは別次元で生きる生まれながらの選ばれた人。なりたいってなれるものじゃない。生まれつき。憧れられる対象。何かを与える存在。時代がどんなにたっても彼のファンがいなくならないのはそんな人並み外れた才能からくるのだろう。
ただ、近くにいる人となると彼ほど面倒臭い人はいない。心が休まることはあるのかな。いつも何かしらのピリピリした緊張感に包まれている気がする。
まあ、スターとはそういうものなのかもしれない。

Mama's Boy / ママ男

(500)日のサマーが騒がれているけど、それにしっくり来なかった人はこっちがおススメ。サマーの方は、エレベーターで「The Smiths」を聴いてるところで共通の趣味がみつかって恋が始まるけど、この映画も「The Smiths」と「Morrissey」が2人をつなげる重要なキーワードになる。Jon Heder演じるジェフリーは幼い頃に父親を亡くし、それ以来29歳になってもまだ母親と一緒に暮らしている。だからか2人の関係はちょっと普通じゃなくて、お互いの生活に干渉するし、ジェフリーはママに対してちょっと過保護でもある。そんなママが「できないことはない」というポリシーを持って活動を行っている男マートに出会って付き合いだしたから2人だけの生活から一変。今までに起きなかったことに対応しなきゃならなくなってジェフリーはぐんと成長する。ジェフリーはアメコミのコレクターでもあり、手袋をして貴重なコミックを扱うっていうかなりのオタクキャラに描かれている反面、The SmithsやThe Jamのファンという音楽の趣味はかなりクール。そして格好も黒のスキニーにシンプルなジャケットとオタク臭さはない。だからJon Hederを「Napoleon Dynamite」だと思って見ているとあれ?って期待を裏切られるかもしれない。私はもともとJon Hederはかっこいいと思っていたし、(背高いし、スタイルいいし)相手役のAnna Farisもアイドル並みのルックスで、ノラのキャラクターも社会に立ち向かうアート系っていう都会っぽい女の子でかわいい。まあ、JoeとZooeyには負けるかもしれないけど、コメディとしてはかなりビジュアルが良いキャスト。それに加えて音楽の趣味もいいし、ジェフリーの好きな映画は『Say Anything...』!完璧!
といいつつ、私もこの映画にこんなことを期待していなかった。見ようと思ったのはジェフリーのバイト先の少年役のEvan Petersが見たかったから。彼の登場は2シーン。台詞はかろうじてあった。やっぱりかわいかった。

Desperately Seeking Susan / マドンナのスーザンを探して

Madonnaはやっぱりただのアイドルじゃない。他の人がやってもこうはならない。時代のせいもあるかもしれないけど、これだけエッジィでストーリート感があるのに同時にポップでオーラがある。良い子ちゃんなアイドルじゃないし、パンクなバッドガールなだけでもない。下品な行動してても女の子っぽいカッコも似合う。あの頭に大きなリボンをつくったマドンナルックは真似したくなるほどかわいい。そして登場シーンもすごく印象的だった。オープニングが素晴らしい映画は素晴らしいけど、主役とか重要な役の人の初登場シーンもすっごく大事。だからこの映画はそこだけでもう夢中にさせてくれた。
と、これだけマドンナを褒めてみたけど、この映画はもう1人の女の子Rosanna Arquetteが主役だし、彼女の成長と恋愛のドラマはすっごくキュートでたとえマドンナがいなくても私はこの映画を好きになったと思う。偶然の出会いで恋に落ちるってすごくロマンチックだし、その場所はNY。相手は映画館に勤める映写技師ってのもポイント高い。ちょっともっさくてもまいっかって思える。
あともう1人好きなキャラクターはマドンナの親友の女の子。紫ヘアーが個性的でいかにもアート系女子な部屋もかわいい。
とにかくこれは女の子映画。男女の恋愛が盛り上がりどころかもしれないけど、それよりもスーザンとスーザンに憧れる専業主婦のクレイジーなドラマ。男たちは頼りにならない。女の子だけでも楽しくやってけるっていうウーマン・パワーをアピールしている。
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