Never Back Down
すっごくキャスティングは良いのに話がダメすぎる。
主役のジェイクはアメフト部に所属していたが問題児だった。母親とデキル弟と3人暮らし。演じたSean Farisは、若い頃のTom Cruiseを髣髴とさせる典型的好青年というルックス。少女向けロマコメの王子様役からアクションへという流れは容易に想像がつく。この時点で彼には私は何も期待していないんだけど。
ヒロインはAmber Heard。セクシーな金髪美人の中では『スモーキング・ハイ』に出たりしてて結構好き。だけどホラーやスリラーのセクシー要員でしかキャスティングされないとしたら勿体ないし、先がない。
ライバルのライアンは、お金持ちのお坊ちゃんで高校も地域も彼が仕切っている。演じたのはCam Gigandet。『トワイライト』でも悪役をやっていて、そういうのが好きなのかな?マッチョでブロンドの短髪に子犬のような瞳。今が旬。
と、主要3キャストは、典型的な3角関係でキャスティングも文句無し!
なのに、このダサさと言ったら。
青春アクション物に中身を求める方が間違っているのかもしれないけど。
でも、Evan Petersには本物になって欲しい。彼は主人公の相棒となる3枚目役。彼もお金持ちの種族で、人生に退屈している組。だから、殴られて血が出てもそれを快感と感じる程、アタマがやられている。でも、その興奮した表情がリアルで、ビデオカメラで勝負のシーンを撮影しているそのちょろちょろした感じもまたチャーミング。こういうのがいるからアメリカの俳優も好き。下手にいいかっこしないで、このまま奇妙な脇役街道を進んでいって欲しい。次回作は『Kick-Ass』!
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